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わが町島本町水無瀬近くの淀川河川敷に渡り鳥である「コミミズク」が飛来しているとのことで連日大勢のカメラマンが押し寄せている。
本日「とのむら通信」配布中の合間を縫って河川敷に行ってみたところ上記写真のような人出でいっぱいだった。
去年の暮れからの騒動らしく、ネット上でも多くの記事が見られる。従来河川敷GOLF場だったが昨年廃止したことによって草が生え野ネズミが
繁殖し、それを格好の餌場として飛来したものらしい。
私は当初「コミミズク」というからミミズクの小さいのを指すと思っていたら一人のカメラマニアが教えてくれた。漢字では「小耳木莵」
と書くそうで、その実はミミズクの外耳状の羽毛が小さいことから「コミミズク」という和名になったというのが由来だそうです。
それにしても連日大勢のカメラマンが各地から車や電車で来て大賑わいなのは平和で良いとして、地元高浜のある住人の人からは悩みを
打ち明けられた。中には心無いカメラマンや観客がいて、弁当の空箱やごみが散乱している事もあり困っている。又河川敷の枯草にタバコ
の吸い殻などが投げられたら火事にならないか心配であるとも。取りえずは役場や消防に連絡して注意やパトロールをお願いしたとのこと
ですが淀川は国交省の管理下にあるので役場としても戸惑っているのではないかと推測する。
観客もカメラマンも自分のごみは持ち帰るか自分の責任で処分しましょう。
島本町は大都市圏の近くにありながら山と川に囲まれた自然豊かなコンパクトタウンで元来外部から大勢の人が集まるというようなことに
慣れていないというのが率直なところでしょう。コミミズクは渡り鳥なのでいずれ2月末頃にはどこかへ飛び立って行くのでしょうがもう
暫くはこのフィーバーも続くことでしょう。
コミミズクが飛来している河川敷の草原についてですが
ネットなどで周辺住民の声を調べると、生き物についての
知識が足りないために色々と誤解をしているかたがいるようです。
例えば「野ネズミが住み着いて気持ち悪い」と書いて
いる人がいましたが、あそこに住みついたネズミは
野ネズミと言ってもハタネズミという貴重な日本固有種で
私の知る限り少なくとも7つの都道府県で絶滅危惧種
または準絶滅危惧種の指定をされているような動物です。
よって限られた草地にしか棲みつかないため
その外に出て来ることはめったに無いと思われます。
コミミズクも多くの都道府県で絶滅危惧または準絶滅危惧の指定を受けています。
それらの生き物が住み着くようになった草地はその地域の
財産として守るべきものと考えます。
もちろん、周辺住民の「快適な生活」は大切ですが
希少なコミミズクにとっては命を左右する大切な草地です。
周辺住民の中の多くの人々もコミミズクが来たことで
喜んでいます。
このような自然環境を守るためのご活躍をぜひお願いいたします。
タバコのポイ捨てによる出火などは何とか防ぐ必要がありますね。
注意を促す看板を設置することなども一つの対策かもしれません。
フィーバーで当町のことについて多くの方に知って頂けたのは幸いです。 もうすぐ桜の季節ですが当地は三川(宇治川、桂川、木津川)が合流して淀川になる地点でして、その堤に咲く「背割り桜」はつとに有名で綺麗です。
是非皆さん一度お越し下さい。
淀川河川事務所と近隣自治体では桜の季節や秋には
遊覧船(小舟による)運航も計画されています。