続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

ここまで事実が暴露されても未だシラを切り通すというのか

2018年03月18日 | 国政のトップとしての矜持も誇りも持っていない


いよいよ明日からは総理や夫人、財務大臣、政権中枢の関与や責任追及が始まる。我々国民はこの疑惑が発覚した当初から
おかしいと思って来た。問題の土地に撤去費8億円も要するゴミが埋まっていたなんて誰も信じていなかった。それから1年間
ずっと国会や国民を騙し続けて来た政府はここにきて証拠書類やデータが次々に明るみになってようやく「財務省の仕業だ」と
その嘘の原因を口にした。しかし何故財務省がこんな馬鹿なことをしなければならなかったのかが理解できない筋立てには全く
説得力が無い。
財務省の理財局が犯人だと決めつけたのはその上司である麻生財務大臣である。まだ誰が何のためにやったかも何も判っていない
うちから部下であった佐川氏を悪行の張本人であるかのごとくと断定した麻生氏。そして自分が真相解明に当たるというから全くの
茶番。身内の不正行為をその上司に公正な調査など出来る訳がない。又もや不都合な所は隠ぺい、改ざんをしようと言うのか。

それにしてもこれほど大胆に国民を欺き、民主主義の根幹をないがしろにした酷い政権は今までにあっただろうか。長期安倍
一強政権の奢り、独裁が生んだというだけでは済まされない。過去の長期政権でもこんな悪質・卑怯な政権は経験が無い。
最近の記憶に新しい案件だけでも自衛隊南スーダンでのPKO活動における事実隠ぺい・日報隠し、加計学園認可過程での議事録
改ざん問題、そして森友決裁文書改ざんと枚挙にいとまがない。ここまで来るともはや政権にとって不都合な真実の隠ぺい、文書
改ざんは全省庁に亘って日常的に行われていたのではないかと疑いたくなる。何も信用できない。加計疑惑も洗い直しが必然。

安倍総理は今回の事態を受けて「行政の長として責任を痛感している。国民の皆さまに深くおわびしたい」と陳謝した。そのうえで
「なぜこんなことが起きたのか、全容を解明するため調査を進める。麻生財務相にはその責任を果たしてもらいたい」と述べ、麻生
財務相の辞任は必要ないとの意向を示した。 しかし先にも述べた様に疑惑の本筋である麻生氏に調査する資格など無い。即刻辞任
して真相解明は司法の手に委ねるべきである。これはもう我が国の民主政治が土台から壊された国難というべき疑獄事件だから。

この期に及んでも事態の深刻さや自分の責任を理解しようとしない安倍総理にも早々に退陣して貰わないと収拾がつかない。
総理に本事件の全容を解明する意志があるのなら佐川氏以外にも疑惑の対象とされている一番手の昭恵夫人、お付の谷さえ子氏、
迫田前理財局長、当時の近畿財務局局長などどんどん進んで証人喚問すれば良いではないか。何故頑なに拒むのか全く言って
いることと行動が真逆で矛盾している。ここまで追い込まれたら潔く(遅くに失したが)事実を真摯に認め、身を引くべきではないか。

これ以上政権に起因するスキャンダルでの国会空転を続ける訳にはいかない。それも1年以上国民と国会を騙し続けて来た問題
なのだから正直に全てを白日のもとに晒して貰いたい。タイムリミットは近い。

議会制民主主義と国民を冒涜する悪質極まりない所業にはらわた煮えくり返る思い

2018年03月12日 | 憤懣やるかた無し


昨年2月、森友学園への国有地不当廉売契約に対する疑惑が指摘されて以来数々の疑問に1年以上も嘘をつき通して来た麻生財務大臣を
筆頭に当時の佐川理財局長、安倍総理、菅官房長官など行政・政権中枢がついに追い込まれてようやく改ざん文書を提出した。
それも数々の証拠を突きつけられて止む無く「森友文書書き換えを認める方針に転換した」と言うが、こんなもの方針でもなんでもない。
今迄1年以上国民や国会に対し、嘘に嘘で塗り固めた答弁をして我々国民や国会を騙し続けた挙句、最後は朝日新聞のスクープに追い詰め
られた果てに改ざん文書を出さざるを得なくなったまでのことで決して方針(自らの意志から)などというものではない。

そして今日は「誰が改ざんしたのか」という質問に麻生氏は「理財局の一部の人間がやったのであって財務省の組織ぐるみと言うのには
当たらない」と他人毎のように会見で述べていたのにはむしょうに腹が立った。
では理財局の誰がやったのかという質問には「調査中で判らない」というが、調査中で判らないと言っておきながら「理財局が単独でやった」
というのは矛盾していないか。とにかく財務省ぐるみでやったのではないと言いたいのであろうが全く論理矛盾した答弁である。
国会で多数の議席を持っているから少々の無理難題は思いのまま押し通せるという政権の傲慢さと奢りが生んだ大スキャンダルでしかない。

そして今回の事態に至っても安倍総理や菅官房長官は麻生氏の辞任には言及しないどころか「麻生氏には引き続き真相解明に当たって貰う」
といって続投を擁護している始末。最も疑惑の本丸である財務省を調査するのに疑惑の張本人にやらせることは本末転倒である。ここは
第三者機関か捜査当局に委ねてしかるべきであろう。

更に腹立たしいのは国会で嘘をつき続けた確信犯の佐川氏をさっさと退職させて退職金まで払う積りでいることである。大嘘つきの彼を
厳正に処罰して懲戒免職にするのが世間の妥当な処分である。従って操作が終わるまで彼には閑職に廻すか休職させて犯罪行為が確定次第
それ相当の処分をするのが順序である。

今はマスコミも文書の書き換えを誰が指示したかだとか実際には誰だやったのかなどに関心が集中しているが、そもそも本質は「何故に佐川氏
が国会で嘘の答弁をしなければならなかったのか」ここが原点であり、佐川氏本人から聞き出すのが先決である。嘘を隠すためにまた嘘の書類
を作らなければならないという悪循環に陥ったのである。全てはここを解明しない限り真相は見えない。

いずれにしてもこの1年間国民や国会を騙し続けた責任、行政運営を大きく歪めた責任は財務省幹部、麻生大臣、安倍総理はもとより政権中枢の
の政治責任は免れない事態である。正に総辞職に値する。今迄の時間の浪費、政治空白の責任もある。世界に恥ずかしい政治スキャンダルである。
今回名前が出てきた政治家、そして総理が拒み続けた昭恵夫人の証人喚問も当然必要になってくる。総理は政権に向けられている不信感を払拭
する為にも率先して関係者の証人喚問を主導すべきなのではないか。ここに来ての及び腰や言い訳はもう許されない。

人一人の命が奪われた疑獄事件である。ここまで証拠がそろった以上悪あがきはしないで政権は大いに反省すべきである。
それでも過半数の議席を持つ国会では数の論理でゴリ押ししたとしても我々国民は絶対に許さない。民主主義政治への冒涜は許さない。

核心に入って来た森友学園疑獄(総辞職に値する罪)

2018年03月10日 | 国民に対する背信

オーストラリアで遭遇した珍しい花(ゴバンノアシ)

いよいよ重大局面に入って来た。佐川国税庁長官が辞任、そして近畿財務局で本件にかかわっていた職員が自殺という
最悪の事態を迎えた。一体誰のために何のために彼らが犠牲になったのか?これは完全に刑事事件として徹底した捜査が必要。
佐川氏が辞職したといって何も真相は語っていないし、ことの本質である疑惑(何故このような不可解な不当値引きが行われたのか?
誰がそのような指示を何の為にしたのか、そして佐川氏が何故国会で虚偽の答弁をしなければならなかったのか)が全く解明されていない。

こういう政治家がらみの事件では過去にも自殺者が出たケースは多々ある。そして犠牲になるのは概ね最前線で携わる人達である。
今回の事件の一連の経緯を見ていると本丸は財務省であるが、ことの端緒を作ったのは安倍総理夫人、そしてその行動や言動を制御
出来なかった安倍総理に大きな責任があるのではないか。事が明るみに出て疑惑が増すにつれてその疑惑を隠そうとするために国会で
嘘の証言をし続けたり、証拠隠滅のために議事録を廃棄しなければならなかった佐川氏ほか関係者にとっては大変迷惑な話であった筈。
辞職した佐川氏には今迄国民を騙し続けて来た罪を認め、謝罪し、全ての真相を語る責任がある。それこそがせめてもの罪滅ぼしである。

最初から安倍総理夫人や安倍総理が指示をして財務省が指示に従って動いた結果であると認めて謝罪し、総理は議員辞職していれば
こんな自殺者が出るような悲しい結果は生まれなかったのではないか。人一人の命を奪ったこの罪は大きい。責任は重大である。
亡くなられた役人のご遺族の悲しみ、無念さはいかほどか。想像を絶する。遺書があったというがこの際真相解明の一助にすべく公表
されるべきでしょう。それが故人への唯一の報いであり、無念を晴らすことになるのでしょう。

それにしても理解できないのは何故こんな馬鹿なことをしでかしたのかということである。正に奢りであるとしか言いようがない。
権力を笠に何をしても許されるとでも勘違いしたのか。権力をもてば持つほど細心の注意を持って自らを戒める謙虚さが無ければ
為政者としての資格は無い。
又疑惑を向けられている当事者でもあるにも拘わらず、麻生財務大臣の他人事のような言動、態度にはむしょうに腹が立つ。

先ほどの報道では財務省は「決済文書の改ざんを認める方針」に至ったとのこと。来週月曜日に国会は大もめ間違いなし。
いよいよ「誰がどのような人物や手段を使って国有地の不当廉売を実行させたか」の核心部分の解明に国会、検察総力を挙げて
取り組んで貰いたい。本事件の本質は「我々国民を欺いて税金を扱う政治家と官僚が共謀して行政を私物化した罪が問われている」
のであって、国会で議論される予算案の審議(貴重な税金をどの分野にどう配分するか)の信頼性が問われている極めて重要な
事件であるから、この事件の真相が解明されない限り、新年度の予算審議には入れない筈である。
だから「いつまでも森友問題をやっているのはおかしい」という論調に騙されてはいけない。これを先に解決しなければ先に行けない
のである。馬鹿にされている国民は怒らなければならないのである。


豪州ケアンズへの小旅行

2018年03月03日 | 休息

それぞれの画像はクリックすれば拡大します。

久し振りに海外小旅行を楽しんできました。関空からエコノミーでの7時間のフライトは何とか我慢できました。
日本との時差1時間はさほど影響なく快適に過ごしました。今の時期は雨季ということでしたが海岸に近くて少し
暑いという程度でしたがTシャツの下はきっちり日焼けしました。
ケアンズはオーストラリアの北の玄関に当たる人口11万人の小都市。亜熱帯気候で緑も多く、街の街路樹は青々
とした緑豊かな樹木が生い茂り、日本にない風景を感じることができました。

ケアンズは世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフと世界最古の熱帯雨林などが体験できるツアーの拠点となる港町。
今回は5日間という短い滞在でしたが全長7.5KMのロープウェイとレトロな観光鉄道に乗っての熱帯雨林高原探検や
グレートバリアリーフに浮かぶ島(グリーン島)への船旅と4日目には市民が乗るバスでケアンズの北に位置するパーム
コーブという高級リゾート地にも足を伸ばし、広大なさとうきび畑や美しいビーチを見て来ました。

ケアンズの中心街はコンパクトでホテルと土産物店やカフェ・飲食店、綺麗なカジノが1か所。土産物店では殆ど
日本語が通じた。日本食レストラン、ラーメン店も数店あった。街の雰囲気はオーストラリアというよりも香港の
中の綺麗な地区みたいな感じだった。本当のオーストラリアを味わうにはやはりゴールドコーストやシドニーなどに
行かないとだめらしい。
食事はこれがオーストラリアの定番みたいのが無く、結局は日本食レストランに行ったり、スーパーで寿司やから揚げ
など買ってホテルで食べたりした。現地のスーパーで買ったスイカが大変美味しかったのはラッキーだった。
現地では結構物価が高い印象だった。平均時給は1700円というのにも驚いた。円の両替は現地の街中にある交換店
で行うのが一番安い。日本で替えないで行ったのは正解だった。国内でAUドル93~95円が現地では90円だった。
最後に気候について現地の人が言うには8月頃がカラッとしていて一番良い。GOLFなどには最高の季節とのこと。
是非皆さんも元気なうちに一度行かれたらと思います。