
冬の花 蠟梅
昨年末の国会では会期末を理由に不正疑惑閣僚や桜を見る会疑惑の追及から
逃れた政権与党も今国会ではどのような顔をして言い訳をするのか。
今日のNEWSでは菅原議員も河井元法相夫妻も相も変わらず「だんまり」を
決め込んだ上に厚かましくも「議員辞職はしない」とのたもうた。
今回こそ徹底的に議員の倫理や資質を問い、議員辞職に追い込む追及をして
貰いたい。公職選挙法に触れる行いをして説明責任を問われた途端に雲隠れし、
仮病まがいの理由を盾に職場放棄してもちゃっかり高額の歳費や賞与まで受け取る
神経が理解できない。
先に話題になった神戸での教員いじめに加担し、停職処分を受けた教諭らに対して
給料を払うのは納税者感情として相応しくないという理由で即座に給料停止の措置
が取られた事案が記憶に新しい。
この神戸市の在り方と雲隠れ国会議員に対してなんらの処置もされない現状の落差に
は憤りしかない。聞くところによると前法相の河井議員と妻の杏里議員の二人の12月
の報酬合計は1千万円を超えたとか。こんな非常識がまかり通る現状の国会議員特権は
即刻廃止しなければ国民の腹の虫が収まらない。
今日の河井前法相の会見を見ていても「どうしてこんな人物がこともあろうか法務大臣に
任命されたのか」全く理解できない。
法相に任命される前の疑惑ならまだしも、法相歴任者として自らにかけられた疑惑に対して
「捜査中なのでコメントできない」という弁解はあり得ない。普通の社会人でも持ち合わせて
いる誠実さも倫理観の欠片も感じられない。
杏里議員にしても同じく「捜査に支障をきたしてはいけない」という建前でコメント拒否していた。
むしろ自らの行動をつつみ隠さず真実を語ることこそが最大の捜査への協力になる筈で、支障を
きたすことなど何一つ無いではないか。全く的外れの矛盾した言い訳で自らの保身を図っている。
他にもIR議連の疑惑議員も数人いてもう自民党議員ばかりではないか。それもある種当然かもしれない。
自民党総裁の安倍総理や官房長官、官邸中枢が森友・加計疑惑に絡み、昨年は桜を見る会での又しても
政権ぐるみでの税金の私物化、行政の私物化という疑惑にまみれているのだから党の中に不正への麻痺
感が蔓延しているのだろう。しかしここまで多くの疑惑や不祥事が蓄積した政権も稀ではないか。
少なくとも私の70年の人生の中でも記憶にない。正に国家の、日本民主主義の危機である。
令和初の通常国会では先ずは政権の大掃除をして膿を出してから予算案(税金の正しい使い道を決める)
の議論に入って頂きたい。これが大半の国民の願いではないか。