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続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

とんでもない自民党神谷議員の言いぐさ。完全な公職選挙法違反

2017年11月24日 | 驚くべき事実が


朝日新聞の報道によると先の総選挙の前(9月下旬)に自分の選挙区の市議会議員数人に現金を渡したという。受け取った市議らは
買収と思われるので直ぐに返却したということらしい。このことについて神谷氏本人はこの事実を認め、選挙違反には当たらないと
自分勝手な解釈をして問題ないと記者会見で語った。

本日の日経夕刊記事によると配られた原資は自民党本部から大阪第18選挙区支部に提供された1500万円の内の一部で「車に乗る、
電話をかける、チラシを配る」といった政治活動に充てて貰うためだったとのこと。それが今回の行為を選挙違反でないと正当化
する理由なら自民党は全国的にこのようにして資金をばら撒いていたことになる。正に党を挙げての選挙違反ではないか。
どんなに理屈をこねようと所詮こんな行為を有権者がどう感じるかで決まる。

神谷氏は「選挙前なのでよろしくご指導下さいとは言ったが、演説会は覚えていない」と説明。「選挙前の時期で皆さんが気を使って返してくれた。
それで済んだので、私も助かってるなあと思った」と話した。という。

一旦配ったが返却されたので問題ないとは何たる言いぐさであろうか。選挙前によろしくと言って現金を配ればその時点でアウトである。これが
選挙違反の犯罪でなければこの法律は全く意味がない。よくもメデイアの前で堂々と「選挙違反ではない」などと言えたものだ。あきれ果てる。
ここまで表に出て、且つ本人が認めている事実なら即刻検察は事情聴取、徹底検証して白黒はっきりさせなければ法の番人としての責務を放棄
したことになる。本人は比例で復活当選しているのだから次の候補者が替わって当選人となるようにしなければならない。

またもや維新議員による不祥事疑惑とその顛末に大いなる疑問

2017年10月07日 | 驚くべき事実が


昨年9月にあった大阪府河南町の町議会選挙において「候補者が町内に居住していた実態がなかった」ということで
失職した維新の加藤久宏議員が大阪府の採決でこのほど復職するという話。河南町議会に関するネット記事ご覧ください。
河南町議会は「資格審査特別委員会」を設置し、調査・検証した結果やはり居住の本拠は隣の富田林市にあったと
言わざるを得ず、従って町議会議員候補となるには当の河南町に居住の実態がなければならないというルールに反して
いると指摘し、町議会特別委員会で全議員の賛成で議決、加藤氏は失職した。

経緯をたどると加藤氏の妻子は隣の富田林市に住んでいて生活の本拠は当然のことながら富田林市である。ところが
選挙の数か月前から当人の両親が住む河南町と行き来し、立候補に当たっては「居住の本拠は河南町にあった」と主張し、
不服申し立てをしていたもの。
そしてこの不服申し立てに対し「資格審査特別委員会」や大阪府知事が3名の委員を任命した「自治紛争処理委員の意見書」
においても詳しく調査された結果も「居住実態があったとは言えない」として申し立てを却下していた。

しかし加藤議員はこの決定を不服として大阪府知事あてに審査申立書を提出、そしてこのほど採決結果が出た。結果は
驚くべきことに「どちらの居宅に起臥寝食するかは申立人の意志により決定すべきものである」という採決理由によって
加藤氏の復職が決まったということらしい。知事が任命した3人の委員が下した結果がいとも簡単に覆ったということになる。
こんな説得力のない大阪府の採決理由が有権者の納得を得られるだろうか。決して得られないと思うが。今までも維新
候補にはこの様な疑惑がたびたび持ちあがっている。こんな採決理由で立候補資格が認められるのなら居住実態のあるなし
は全く関係ない。「本人の意志で決まる」というのなら益々不正がまか通る。ゆゆしき採決であると言わざるを得ない。
その信じがたい採決を出したのは大阪府。そのトップは維新の大将である松井一郎大阪府知事。出来すぎではないか。
これって今問題になっている森友、加計疑惑と同じ権力の私物化構図ではないか。関係者の徹底した正義の判断を求める。

大阪府の採決の詳しい説明はここをご覧ください。
他にも「たかひら正明」さんのブログでも詳しく書かれていますので是非ご覧ください。
このように選挙のために転居届をして実際には居住実態が無くて当選が無効になった事例は2年前の京都府城陽市議会選挙でも同じく
維新の井上議員が起こして当選無効になった事実がある。性懲りもなく同じ公職選挙法違反を犯す維新にはあきれるばかりである。

ひどい議員と言えば堺市議(これまた元維新議員)の小林よしか議員。政務活動費の不正取得にも拘わらず未だにまともな説明もなく
のうのうと議員を続けている。どういう神経をしているのか理解できない。堺市民もよく黙っているなと思うがいかが。維新は常々
身を切る改革を標榜していると言っているが一方では小林議員の様な不正も多く議員団の質はどうなのか疑われる。
そろそろ公党として徹底的に言行共に不正のないクリーンな集団に変身して欲しい。

籠池氏の証人喚問で安倍総理夫人の行動に対する疑惑が益々深まった。

2017年03月24日 | 驚くべき事実が


昨日の参院、衆院両委員会での証人喚問では益々疑惑が深まった。これではとても幕引きなど出来ない。
多くの国民が注目したTV中継は誰もが籠池氏の語った内容に信憑性を感じたことだろう。
自民や公明、維新の委員は籠池氏の人物像の怪しさに焦点を当てて問題の本質から国民の目をそらす作戦に
出たが返って藪蛇だった。特に自民党の西田氏が「この問題の本質は貴方が資金もないのに無理に学校を作ろうと
したことに出発点がある」みたいなことを言って、逆に籠池氏から「それは全くの的外れである。この事件の本質は
政治家の口利きがあったかどうかという点である」と逆襲されて会場の嘲笑を誘ったのには大笑いをした。

そして籠池氏から安倍総理夫人とのやりとり(お願いや相談事)の詳細が語られると会場は騒然となった。特に籠池氏が
総理夫人にお願いごとをした件に対して総理夫人付きの内閣府職員である谷さんという女性からの回答FAXの内容が
詳細に暴露されたことは極めて重大な意味を持つ。本当に驚いた。いかに総理夫人昭恵氏と籠池家とが親密な関係にあった
かが良く解った。
この件に関してはさすがに政権側も危機感を感じたのか早速官房長官が火消しの談話を発表したり、昭恵夫人自らも反論の
メッセージをフェイスブックで反論したりしているそうだが全く説得力が無い。籠池氏は偽証罪に問われる覚悟で喚問に
応じているのに対し一方の昭恵氏は文書であったり第三者である官房長官が答えているだけで当の本人の口からではない。

菅官房長官の会見による反論(火消し)には重大な欠陥があった。彼は「このFAXのやり取りでは結果的にはゼロ回答
だったのだから何も問題は無い」と言っていたが、問題の本質は結果ではなく、籠池氏から総理夫人への依頼に対して
谷さんという内閣府の職員が総理夫人の代理として関係省庁各方面に働きかけていたという事実があったことである。
そしてその後の結果はゼロ回答どころか用地購入費の8億円もの値引きに繋がったのだから大変な話である。

100万円の寄附の授受についても政権側は「昭恵氏本人が渡していない」と言っているのだからそれは事実ではないと
反論しているが、これとて全くの説得力はない。籠池氏の言っていることは嘘で昭恵夫人が言ってることの方が事実だと
声高に言う根拠は何なのか。あまりにも片手落ちで失礼な物言いではないか。TV中継で見た限りでは籠池証人は堂々と
在った事実を淡々と述べておられたとの印象を強く持った。恐らく多くの国民の目にもそう映ったことでしょう。

こうなったらはっきりさせなければ籠池氏の立場が無いし、我々納税者である国民は全く納得できない。この際総理夫人も
内閣府のお付の女性も証人喚問する以外にない。更には籠池氏の口から名前の出た沢山の政治家や財務省の幹部、大阪府の
関係者、松井知事なども全部証人喚問しなければならない。これは国会の責務であろう。ここまで来たら徹底して解明する
必要がある。到底これで幕引きなど出来ない。むしろ今日が幕開けである。