続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

又もや疑惑に満ちたアベノマスク発注先4社目

2020年04月28日 | 懲りない安倍政権


今日の国会でもアベノマスクの発注先に関しての疑惑が追及されていた。そもそも全戸に2枚のマスクを
配布するというコロナ対策事業に466億円もの巨額の税金を投じて実行するという発想が理解できない。
どうしても国民のために今やらなければならない事業としてこれが優先順位の上位に来るとは思えないが、
やるとしたらそれぞれの自治体において手近な業者に発注すれば迅速かつ安価で済む内容である。
それが総理官邸の思いつきで466億円もの血税が使われるなんて税金の有難味が全く解っていない証拠である。
しかもその発注先、4社の内1社がなかなか明らかにされなかったというが、野党の度重なる追及にようやく
本日国会で明らかにされた。
しかし立憲の大串議員からの質問に対する加藤厚労大臣の答弁は歯切れ悪かった。それも調査してようやく
判ったという会社名は福島県の会社で約5億円強の大きな契約が随契というので驚いた。何故この会社が
選ばれたのかという質問にも答弁は曖昧でスッキリ納得できなかった。明らかに官邸中枢か与党の人物と
関係があっての不明朗な発注先選定と思わざるを得ない極めて疑惑に満ちた税金の使われ方である。
しかもこの会社の本業・定款には「マスクの製造や販売」に類する事業は一切ないというではないか。更に
4月に入って急遽定款の一部を追加変更した形跡があるというから益々怪しい。
このことは森友疑惑、加計学園疑惑、桜を見る会疑惑などと同じ構図の安倍政権に特有の税金の私物化である。
この取引に関する経緯は今後とも徹底的に詳細を明らかにして貰わないと納得がいかない。
今日現在そのアベノマスクは未だ配布率が4%でしかないという。大串議員はそんな実情なら尚更の事、今から
でも発注を中止撤回して医療崩壊寸前の現場に財源を投入すべきではないかと安倍総理に迫っていたが、総理は
種々言い訳をして翻意する姿勢は示さなかった。こんなに不評な税金の使い方は即刻撤回した方が支持率アップに
繋がるとは考えないのか。過ちを素直に認めて方向転換するリーダーで会って欲しいものだ。