アメリカ大リーグで活躍した田中投手が古巣楽天球団に移籍したとのニュースにはコロナ禍で暗い
多くのニッポン国民に明るい希望と楽しみへの期待を抱かせてくれた。本当にうれしく思う。
私は以前マー君が大リーグへと渡米した際に当欄で「大リーグ中継を視る楽しみが増えた」と
喜びの気持ちを記述した記憶がある。今回の移籍は又別の次元で新しい楽しみをもたらしてくれそう。
昨日の記者会見も素晴らしかった。本当に賢い青年、ピッチャーだと改めて感動した。
彼が会見で述べた中身は全てが謙虚で無駄なく高いスポーツマンシップが凝縮されたものだったが、
中でも私が一番気に入ったのは「いずれ必ず日本に帰ってきて、キャリアの晩年でなくどこかのいい
タイミングでイーグルスでバリバリ投げたいと思っていた」というくだり。
こんな立派な志を持って大リーグから日本球界に復帰した選手は恐らくなかったと思う。言い過ぎかな。
あの会見を見ただけでどれだけ多くの野球ファンが感動したことだろう。本当に真面目に野球に取り組む
スポーツマンの手本である。
早くコロナが収束し、マー君がマウンドで雄叫びをあげて活躍する姿が見たい。東北大震災から10年の
節目の年に帰ってきてくれて仙台を中心に東北の皆さんに元気と勇気を与えてくれること間違いなし。