珍しい紅白の桜?桃?(JR山崎駅近くの民家軒先で)
平成28年度の町長施政方針並びに予算案審議を中心とした島本町議会2月定例会は先週末の3月25日に閉会した。
来年度(2016年度)の島本町の一般会計予算は105億1600万円、その他各特別会計84億4763万9千円、水道事業会計
10億3980万円の計200億343万9千円となり、それぞれ賛成多数で可決されました。
私は財政が年々厳しさを増す中、依然として歳出改革に取り組む姿勢が甘いことや行政としての説明責任が充分に
果たされていない点、姉妹都市提携についての進め方には大いに不満などを主な理由として一般会計予算案には反対した。
(詳細は近々又「とのむら通信VOL28号」にて報告します)
特に町長が施政方針で言及した「姉妹都市提携の検討」についての今日までの経緯や進め方については違和感を持つ、
又提携の相手先については地理的条件など充分慎重に考え、進めて貰いたいと注文を付けた。
本件については突然施政方針で言及があり、「検討内容がわかるもの」として委員会審査資料請求の結果、昨年5月から
既に協議が始まっていたこと。協議の相手先はアメリカケンタッキー州フランクフォート市ということが判明。そして昨年
7月には先方関係者が来庁してフランクフォート市の概要と魅力について説明を受けたとのこと。何故およそ1年も前から
協議している話を今頃しかも施政方針の中での言及と言う形で知らせるのか、住民の代表である議会軽視も甚だしい。
姉妹都市提携の目的は「英語教育、文化交流、観光振興」ということであるがこれに異存などある訳がない。私が一番気にして
申し上げたのは相手先の地理的条件である。地図をご覧になれば判るがケンタッキー州は米国中東部に位置していて遠いことである。
今回の話は先方からの申し出で、先方としては「サントリーがジムビーム社を買収したことを契機にサントリー蒸留所がある本町が
姉妹提携の相手先として最適である」と考えてのことだったとのこと。相手先から言われ、相手ペースで進める事業に不安を覚える。
経緯は理解したが、私としては今後提携した後々語学研修や文化交流で本町の子ども達が行き来する場合の交通の便や渡航費用などを
考えるとやはり米国なら西海岸、英語圏の都市なら直行便の多いハワイ、オーストラリア、ニュージーランドなど日本に近いところを
相手先に考える方が良いのではないかと思うから慎重に進めて貰いたいと重ねて注文を付けた次第。
又この件については総合政策部が窓口で協議していて教育委員会にも殆ど相談していないなど進め方に大いに問題がある。小中学校や
生徒、保護者などの意見も充分に聴いて進めて戴きたい。皆さんもご意見あれば「私の声」でも提案下さい。