続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

しまもと教育週間~公開授業を参観して

2014年11月01日 | 子育て・保育行政

 二中での授業風景(クリックすると拡大)

久し振りに中学の授業を参観した。数年前の参観で目にした一中での様子とは打って変わって静かで和やかであった。
廊下で会っても生徒から挨拶をしてくれて大変気持ちよく参観に入れた。
教室に入って最初に感じたのは「狭い教室に小さな机」で生徒が窮屈そうという感じであった。教室も机も生徒数も
標準だとは思いますが大人の目から見ると小さく感じるのかも。田舎に帰った際、少年時代に泳いだ川がなんと小さく
見えて「良くもこんな小さな川で泳いだものだな」と感じるのと同じ感覚かも知れない。

昨日は一中を午後2時頃に参観したが参観者は私一人だった。午前中は多かったとのことで安心しました。本日は午前
10時頃に二中を見学、1~3年生の教室を少しずつ観て回った。一中、二中とも数学と英語については教室の授業と並行
して習熟度に応じた特別教室での授業があり、選択で受けられるようにしている(昨年から採用らしい)のが印象的でした。
英語の先生の発音はきれいだった。
父兄以外にも広く参観を受け入れての公開授業は大変良い試みである。都合で小学校に行けなかったのが残念でした。

理事者より「民間保育所の新設について」報告あり

2013年08月20日 | 子育て・保育行政


昨日の全員協議会にて理事者側民生部長より「民間保育所の新設について」として簡単な報告があった。
説明では、先月の末に「社会福祉法人博乃会」(高槻市)より保育所新設の申し入れがあった。今のところ
場所は高浜1丁目高浜公園の隣接地の土地を確保した。2842平米、2階建て、定員200名の規模を予定してる。
という説明があったのみでその他の詳細はこれからということで終始し、何を聞いても9月議会でというだけ。
説明には場所を示す地図のコピーが1枚配布されただけで極めて不親切な対応であった。

事業主の「社会福祉法人博乃会」自体は高槻市内で保育園3か所、特別養護老人ホーム2か所他等経営する
大手の福祉法人である。しかし今回の新設申し入れが町長が施政方針で示した「民間活力による保育所の新設」を
めざすという裏付けだったとしたら、昨日の民生部長の説明「何せ先月の末に口頭で申し入れがあったばかりなので
これ以上の詳細は判らない」という答弁もおかしなものである。
みんなの関心も高く待ち望んだ保育所の新設に関する説明としては「こんな地図1枚だけで説明する姿勢がおかしい」
と声を荒げた次第でした。事業主の詳細データなど提出出来ない訳がない。(ネットで見て下さいとは余りである)

いずれにしてもまだこれから1年はかかるそうですから待機児童の問題はすぐには解消できない。又いくら民間と言え
結局は町を通して国の補助金など出す以上は町が関心を持ち、町の保育行政指針に合うような保育所として新設され
なければ価値が無い。あなた任せで出来上がった保育所に補助金を出すようなことにだけはならないように注視しな
ければなりません。9月議会で詳細に問い質します。

もう一つの待機児童問題(学童保育室が足りない)

2013年07月11日 | 子育て・保育行政

写真は第3学童保育室の様子

昨日は第3小学校と第2小学校の学童保育室を見学しました。本町には4つの小学校にそれぞれ
学童保育室(総定員220名)が設置されているが満杯状態で既に数名の待機児童が出ている。
特に第2小では現在76名を2クラスで預かっているも職員の話ではもう1クラス欲しいとの
要望を聞きました。(近々第1、第4学童も見学予定です)

共働き世帯が求めているのは保育所だけではない。厚労省によると学童保育室の利用者は
2012年で85万人と10年前から35万人増加し、施設数は約2倍になったとのこと。
どの自治体も保育所の増設には熱心でも学童保育室の整備となるとまだまだの所が多い。
本町は公営で比較的充実していると聞くが、現在も増え続ける保育所の児童が小学校に入学
する年齢になれば当然学童保育ニーズに直結するので同時に対応する必要がある。

現在学童の潜在的待機児童はおよそ50万人に及ぶとの試算が出ています。毎年保育所の過程を
終えた子どものうち学童保育所に入れるのは希望者の内6割程度らしい。
子どもが小学校に入ると同時に仕事を辞めざるを得ない女性が大量に発生しているのは確かである。

「小1の壁」と言われる学童保育所の不足問題も今後の大きな政策課題であり、国、府、自治体
合わせて待ったなしの対応が迫られている。
学童保育の職員の年収は平均150万円程度。子育ての一旦を担って頂いている職員の待遇改善にも
一定の配慮が必要である。今6月議会では学童保育室長、指導員の方々の待遇も「職務に応じて」少し
手当を加算するように改善される条例改正案も上程、可決される見込みである。

今回8月1日付けで新しく設置される「子ども・子育て会議」でも大きなテーマとして議論されることを
望みます。