続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

高砂市にある民間保育所「米田西保育園」を見学

2015年01月26日 | 議員活動


今日はあいにく終日雨の天候でしたが知人の紹介で町民、議員の有志で見学させて頂く機会を得ました。
昨年4月に公立から民間委託になったのを機に社会福祉法人はとのさと福祉会が運営を受託されたとのこと。
若林園長の保育方針や開園時間など熱心な説明のあと施設の案内をして頂きました。

当保育園の理念は
すべての人が人間らしく働き、より豊かな子育てをするために最善を尽くす。
子ども達が人と共に生きていく力をつけ、どの子も伸びる保育をめざす。という素晴らしいもの。

開園時間は平日7時~20時まで(延長保育が18時~20時) 定員は150人
    土曜日7時~18時  

開園時間が長いことや運営方針が素晴らしく希望者が多いとのこと。又障がい児保育にも力を入れておられる。
給食材料は出来るだけ地産地消、無添加で安全を心がけ、おやつは全て手作りだそうです。

園長の話では単に子どもを預かる場ではなく児童福祉施設としての保育所として、子どもの
家庭支援も含めた生活そのものを支援していくのが努めだという信念に燃えて頑張っておられる
姿に感動しました。
核家族化やネグレクト等で問題が多く世の児童相談所がパンク状態にある現実を前にして「保育園が
その問題の受け皿になる」という思い入れを伺って、子育てと仕事に追われるお母さんにとっては
どんなに心強い存在の保育園かと思った。

島本町でもこの3月に新しい民間保育所が開園するが、是非このような理念と実践に近い保育が
なされることを期待したい。補助金を出している行政も我々議員も注視しながら見守りたい。

京都府の婚活マスターに登録

2015年01月26日 | 地域での行事・出来事


京都府では健康福祉部の少子化対策課が地域での婚活支援体制の更なる充実を図るために「婚活マスター制度」を開始。
少子化が喫緊の課題となる中、結婚を望む独身男女の婚活を支援する取組みや雰囲気の醸成、地域の結婚相談体制を充実
するため、京都府が婚活マスター事業を実施するもの。

私は予てより少子化と最近の若者の婚姻率の低下を危惧していましたが、今回京都府さんが府を挙げてこの事業に取り組まれて
いることに賛同し、婚活マスターに応募しました。制度の趣旨や概要は「京都府健康福祉部少子対策課」のH/Pを参照下さい。
この試みが成功するように少しでもお役に立ちたい、又わが町や他の自治体でもこのような動きが連鎖すれば情報のネットワークも
大きくなり、一つでも良い出会いが生まれればと願っています。私は京都近隣の同じ生活圏に住まう者として応募しました。
京都府ではこの事業の輪を広げるために多くの催しやイベントを実施されていますので是非一度参加してみてください。キーワードは「出会いは京都」です。
ネットでの検索も「出会いは京都」ですぐにアクセスできます。
他にも3月15日(日)13時~15時 京都烏丸コンベンションホールにて「男女のホンネから学ぶ、婚活力アップセミナー(仮称)」を予定されています。
これら全てのイベントやセミナーの詳細案内は婚活支援情報サイト「出会いは京都」でご覧ください。

水無瀬近くの淀川河川敷での「コミミズク」フィーバー

2015年01月20日 | 地域での行事・出来事


わが町島本町水無瀬近くの淀川河川敷に渡り鳥である「コミミズク」が飛来しているとのことで連日大勢のカメラマンが押し寄せている。
本日「とのむら通信」配布中の合間を縫って河川敷に行ってみたところ上記写真のような人出でいっぱいだった。
去年の暮れからの騒動らしく、ネット上でも多くの記事が見られる。従来河川敷GOLF場だったが昨年廃止したことによって草が生え野ネズミが
繁殖し、それを格好の餌場として飛来したものらしい。
私は当初「コミミズク」というからミミズクの小さいのを指すと思っていたら一人のカメラマニアが教えてくれた。漢字では「小耳木莵」
と書くそうで、その実はミミズクの外耳状の羽毛が小さいことから「コミミズク」という和名になったというのが由来だそうです。

それにしても連日大勢のカメラマンが各地から車や電車で来て大賑わいなのは平和で良いとして、地元高浜のある住人の人からは悩みを
打ち明けられた。中には心無いカメラマンや観客がいて、弁当の空箱やごみが散乱している事もあり困っている。又河川敷の枯草にタバコ
の吸い殻などが投げられたら火事にならないか心配であるとも。取りえずは役場や消防に連絡して注意やパトロールをお願いしたとのこと
ですが淀川は国交省の管理下にあるので役場としても戸惑っているのではないかと推測する。
観客もカメラマンも自分のごみは持ち帰るか自分の責任で処分しましょう。

島本町は大都市圏の近くにありながら山と川に囲まれた自然豊かなコンパクトタウンで元来外部から大勢の人が集まるというようなことに
慣れていないというのが率直なところでしょう。コミミズクは渡り鳥なのでいずれ2月末頃にはどこかへ飛び立って行くのでしょうがもう
暫くはこのフィーバーも続くことでしょう。

民主党代表 岡田克也氏に期待する

2015年01月19日 | 雑感


2009年多くの国民の期待を背に政権交代を成し遂げた民主党も今や野党第一党とはいえ衆議院での議席数は僅か73、巨大与党に
立ち向かうには相当な苦難が予想される。その民主党の新しい顔にかつては代表を務めたこともある岡田氏が再び選ばれた。
岡田氏は今の安倍自民党としっかり戦って行くと決意を述べられた。
昨日の代表戦候補の中では私も岡田氏が最も安定感があると思っている。岡田氏はかつて党代表を経験しているし、2度目の
今回はその経験も大いに生かして26日からの通常国会に臨んで頂きたい。次の総選挙で政権奪回を目指すと力強く宣言された
新代表の決意表明に希望を託したい。

衆議院の3分の2以上を占める巨大与党の暴走を抑止し、民意を損ねたらいつでも政権交代が起こり得るという緊張感を生むためにも
国民目線を持ったしっかりした野党が存在することが健全な民主主義維持にとっては不可欠である。
そのためには今度こそ民主党に頑張って貰いたい。世間では「もう民主党には期待しない」などの声も聞くが、そう言ってしまえば
現状の一党独裁が限りなく続くことになってしまう。民主党の議員には国会議員だけでなく地方議員も「さすがに良くなった」と評価
されるように個々の地道な努力と自身を磨いてもらいたい。そして他の野党からも信頼、尊敬される議員の集団になって貰いたい。
と思う今日この頃

2015年度の国の予算案が示されたが?

2015年01月14日 | 日々の思い

財務省外観

政府は本日の閣議で2015年度の予算案を決めたと発表した。国の予算の基本的な規模を示す一般会計予算の総額は96兆3420億円とのこと。
しかし国の本当の全体予算は他に特別会計予算と政府関係機関予算を合算しなければならないことは知っておかねばならない。
それらの合計は約230~240兆円になるとの事(純計というらしい)。統計によるとその純計は2013年度の歳出で225.2兆円だったそうです。

さて一般会計予算に話を戻す。96.3兆円の内訳やそれぞれの項目の増減などは新聞やTVでも再三報道されているのでご覧になって頂くとして
過去最大の予算と言うが私が一番頭に来るのは税収が少しは増えるとはいえ依然として基礎的財政収支は約13兆円の赤字であり、新規の国債
発行は36.8兆円と膨大な額である。実に総予算の38%以上である。
そんな状況にあるにも拘わらず安倍総理や財務大臣からは自分たち自ら身を切って歳出削減に寄与しようという発言は一切ない。
それどころか社会補償費の更なる抑制や税制の抜本化改革が必要と訴えている。消費増税に次いで年金の毎年の引き下げなどは簡単に実行
するが議員定数の削減や議員歳費の削減には一向に着手する姿勢が見られない。昨年末の総選挙で身を切る改革を声高に主張していた維新に
頑張ってもらわないといけない。新聞やTVなどマスコミも政権与党には弱いのか殆どそのことには触れないのが情けない。

防衛費もついに5兆円に近づいて来た。一般会計総予算の5%以上で過去最大になった。本当にこれでよいのか。政権与党は責任として医療や
福祉を削ってでも国防費を増やすという選択をする覚悟が本当に国民にあるのかを正面から問わねばならないし、明確にすべき時に来ている。
国民が平和ボケしているうちに何となく国防予算が増えて行って気が付いてみたら軍事国家になっていたというのが一番恐ろしいことである。

今こそ税の集め方、税金の使い道について国民一人一人が関心を持ち、本当にどこにどう使われているのか、無駄はどこにあるのか、もっと
削減しなければならない項目はどこなのか国民的議論にしなければいくら消費税をアップしてもザルで水をすくうようなものである。
そして100兆円以上もあるという特別会計にも光を当て透明性を高めなければならない。