続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

高市前総務大臣の言い訳は我々には理解しがたい。

2021年03月12日 | 国民に対する背信


週刊文春が報じたNTT接待疑惑に関して更なる疑惑人物が次々と登場する。野田聖子元総務大臣、高市前総務大臣らも。
高市氏は、疑惑に対して「事業者などと会食する際には完全な割り勘か、高市氏側が全額負担するかの、いずれかの方法を
取ってきた」と述べたうえで、NTTとの会食については、「先方から指定された会費1万円に加え、1万6500円分の
お土産を渡した」と説明。その後、差額分などが判明したため、12日、会食2回の差額分およそ7万円をNTT側に返金
したことを明らかにしました。(12日15:43ネットでの配信記事)

しかしこんな言い訳をして身の潔白を主張されても我々国民は納得し難い。益々後ろめたいことがあるように思う。
第一NTTとの会食に際して「会費以外に1万6500円分の手土産を持参した」という説明に納得がいかない。何故に
手土産を持参する必要があったのか?一体どんな趣旨の会食だったのか全く理解できない。これは更に詳しく説明
して貰わないといけなくなった。自ら墓穴を掘ったような矛盾だらけの言い訳にしか聞こえない。
更に上段で述べたように「完全な割り勘か高市氏自身が全額負担するかのいずれかの方法を取ってきた」と言うなら
何故後で7万円もの返金しなければならない様な事態が起きるのか。強弁した言い訳説明と実際が違うではないか。

東北新社との件といいNTTとのズブズブの関係だったことがここまで明るみになった以上は歴代の総務省幹部を含め
現職の幹部全てを一掃して解体的出直しをさせねばならない。そして権限が集中している実態を解明して権限の分散を
図らねばならない。

一方報道されている様に「東北新社の子会社の放送権認可を取り消した」というがおかしな話である。間違って許認可を
与えてしまっていた総務省のミスの責任はどう取るのか? 虚偽の申請をしていたとして認可取り消しを行うことで
自分たちの責任逃れをしていることは明白。何故そんな虚偽の申請を見過ごしたのか、ひょっとして菅総理の息子の
存在を忖度してわざと見過ごしたのではないかとの疑念も生まれる。プロセスを徹底検証する必要がある。
もうとにかくこの一連の疑惑は政治と官の癒着によって引き起こされたスキャンダルでこの際他の全省庁も監査する
必要がある。と思うのは私だけではない。多くの国民納税者が怒っている。

文春にあっぱれ・・・とは悲しい日本の政官腐敗

2021年02月22日 | 国民に対する背信

菅総理の息子による贈収賄疑惑はいよいよ泥沼の様相を呈してきた。森・加計疑惑と同じ構図である。
総理官邸中枢に近い人物による行政を歪める様は全く同じと言ってよい。それにしても行政マンのモラル低下も
甚だしい。総務省の幹部連中の殆どが菅総理の息子の言うなりになって政管癒着が常態化していたのである。
少なくともキャリア官僚を志した当初は清廉潔白な公僕として納税者である国民に恥じない行政マンを目指した筈。

連日TV中継が入ってる国会に招致された総務省の幹部そろって「仕事の話をした記憶がない」「行政が歪められた
ことはない」と平気で嘘をつくその性根が腐りきっている。
さすがに文春からの音声録音を示されては認めるしかないが、それでも「そんな話をしたんだろうな」とまともには
認めない、どこまでも下劣な態度には本当に腹が立つ。潔く自らの罪を認める最低限のモラルまで捨て去っている。
又国会中継での野党の追及にもイライラする。相手が「記憶にない」と言えば「記憶にないのと不正の事実がなかった
のとは全く別問題である」むしろ事実としてあったことを記憶から消したいからそういう答弁になるのだと。何故食い
さがらないのか。不思議でしょうがない。
「無ければ無い」と答えるのが本来の答弁であり「記憶にございません」というのはかつてロッキード事件で小佐野氏
が使った逃げの答弁手法で実に古典的。これで逃げられるのなら常に「記憶にありません」で終わってしまう。

しかしここまで許認可権を持つ総務省が幹部総出で特定の放送業者とズブズブの関係を長年続けていたのならもう検察
による汚職事件として捜査するのが法治国家のあるべき手順だと思うが。所詮総務省の内部調査では「適当にお茶を濁す」
程度の調査で終わってしまう。そんな生ぬるい調査で済まされる次元の疑惑ではない。時の総理が絡んでいるのだから。
又公務員は近じか処分されるらしいが、では贈賄側の菅総理の息子や会社への処分はどうなされるのか。全く論じられない。
総務省幹部はここまで実態が明るみに出ても未だに「行政が歪められた事実はない」と断定しているが、もうここまでの
癒着ぶりが明白になった時点で「行政は大きく歪められた」と判断するのが世の常識である。このまま許してはいけない。
そして歪められた行政の検証をして元に戻すことと業者と役員への厳しい処分が実行されなければ国民は納得しない。



リーダーの資質(清廉・高潔・誠実)どれも無し

2021年02月06日 | 2月5日昨日の衆院予算委員会


昨日の衆院予算委員会(TV中継)を視てて情けなくなった。立憲の黒岩議員が菅ジュニアの総務省官僚
接待疑惑について質問していたが、どの質問にも真摯に誠実に答えることはなかった。
既に分文春等で詳しく(写真と記事)報道されているにも拘わらず、国会と言う場においてもとぼけた答弁
に終始し、全国の視聴者をがっかりどころか唖然とさせた罪は又別の意味で重大である。
一部場面を紹介
黒岩氏:文春のグラビアを見て息子だと判りましたか?
菅氏:判らなかった。
黒岩氏:自分の息子かどうかも判らないのですか。
菅氏:あの写真だけではわからない。
黒岩氏:報道を受けて息子さんに電話かしましたか?
菅氏:していません。
黒岩氏:普通の親子なら即座に連絡してことの次第を問い質すでしょう?
あとはユーチューブなどでその一部始終をご覧ください。
とにかく全ての受け答えに誠実さが感じられない。明確な回答は何一つなし。政治家以前に人間として失格。
酷かった安倍政権に次いでそれ以上に隠ぺい、忖度、嘘の体質を持った菅政権では官僚も堕落してしまう。

今回の菅ジュニアの起こした総務省幹部接待疑惑に菅氏が関与していない筈がない。学術問題を起こした際も
即座に非を認めて謝罪・撤回しておけばここまで信用を失くすことはなかった。今回の息子の不祥事にしても
既に明白なんだから素直に非を認めて国民に謝罪するのが一番傷を浅くて済ませるいの一番の危機管理だ。
一昨日の委員会で息子の不祥事を聞かれた際に「別人格だ」と言って逃げようとしたがさすがに今回の疑惑で
別人格は通用しない。完全に親の威光をかさに着たスキャンダルで親そして総理としての責任は重い。
そんな危機管理も出来ない不誠実な人物にトップリーダーが務まる筈がない。早晩交代の時期が来るでしょう。

東京五輪の中止はもはや決定的ではないか

2021年02月04日 | 誰のためのオリンピックか?


もう2月立春、コロナの猛威がなかなか収束しそうにないのに未だに「オリンピックは必ず開催する」と
言ってるのは日本政府と組織委員会(森会長)そしてIOCだけである。一番肝心な開催国である日本
国民の多数がもはや中止すべきと思っている。
又いくら日本政府や組織委員会、IOCが開催すると言っても海外の状況や外国選手などが置かれている
状況を勘案すればもう7月開催は不可能、いや中止すべきであろう。
このままずるずる決定を遅らせれば遅らせるだけ税金の無駄使いが増えるだけ。IOCは何も責任を取らない
ばかりか何の負担もしないであろう。ここは一番被害を蒙る役回りのニッポンが心を鬼にして中止か2年後への
延期を訴えるべきでしょう。
一番腹が立つのは先日の森会長の言葉、今夏の開催について「私たちはコロナがどういう形であろうと必ずやる」
と明言し、さらに「一番大きな問題は世論とコロナ」「やるか、やらないか、という議論ではなく、どうやるかだ」
これほど国民をないがしろにした発言は無い。多数の国民の声である世論が中止を望んでいるのなら世論に従うのが
国民主権の原則であり、民主主義社会の意思決定ルールである筈。
組織委員会やその会長は国民から雇われてその任に当たっているという自覚が全くない。こんな恐ろしいことはない。
世界のメデイアも「開催強行論」を批判しだした。当然でしょう。いくら日本国内が完全に収束したとしても世界中が
収まらないことにはオリンピックを開催する意味は無い。五輪憲章にもそう謳っている筈。早く中止決定しましょう。

本当に腹が立つ国会議員の嘘つき野郎ども

2021年02月02日 | 国民に対する背信


今回の自民党議員3人組による夜の銀座通いに対する嘘の弁明には憤りを感じる。
その年長者である松本議員は70歳になって知性のかけらも感じない弁明にあきれた。
最初は一人で行った。陳情を受けるためだったと。陳情の内容を聞かれると「それは言えない」と。
次に一人ではなかったことがバレると仲の良い議員二人が同行していたと。その二人については
前途有望な議員だから内緒にしておきたかったと。どこのどの部分が前途有望な議員なのか聞きたい。
単なる仲の良い飲み友達というだけではないのか。若い二人を庇うにしてももう少し気の利いた理由を
考え付かないのか。
そして次には他に女性の二人も同席していたこともバレては最初に嘘ついた「陳情のため」は何だったのか。
もう支離滅裂。こんな連中が国会議員でそれも重要な役職や国体を担当していたというから笑うしかない。
一方で公明党の遠山議員は議員辞職して一定のけじめを付けたが、これとて最終的にはキャバクラ費用を
政務調査費から支出していた事実がバレたからであまり評価は出来ないが。
それも比例の議員だから公明党としては次点の人が繰り上がるから大して傷にはならない。
自民党は菅総理を始め石破氏など幹部も同じ様な掟破りをしていながら「あってはならない。申し訳ない」
だけでで済ませ、何の責任もとっていない。
これでは我々庶民には示しがつかないばかりか自分たちは税金でメシを食わせて頂いているという自覚が
全くないのではないか。もう政権担当能力があるとは言えない末期症状。
もう自民党はそれこそ頭から尻尾まで腐りきっているとしか言いようがない。(かつて辻元議員も言及)
他にも腹が立つ自民党議員は沢山いるが敢えて言うなら河井夫妻である。二人とも逮捕されて案里氏は
有罪、元法相の夫河井氏も有罪濃厚にも拘わらず歳費、賞与も平気で受け続ける神経は理解できない。
その上党の幹部もトップである総理からも二人の議員辞職を求める世論に対して「出処進退は自分で決める」
という常套句で逃げている。こんなことが平然と許されていては法治国家の世の中の秩序が保てない。