続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

見るに堪えない菅総理の姿は小心で度量の小さいタタキ上げ

2020年11月06日 | 一国の総理なら堂々としてほしいな


就任から1か月余りの菅総理。何を思ったのか伝統ある学術会議の任命拒否問題で窮地に立たされている。
連日の国会審議では野党からの正論にまともな答弁が出来なくて精気もないうつろな目で気骨ある叩き上げ
のかけらも無い。信念を持って拒否したのなら堂々と拒否した理由を述べれば済むこと。それが出来ないなら
潔く白旗立てて反省と謝罪をすれば済むことである。謝罪して済む筈ないから謝罪も出来ない。実に情けない。
本日の参院での質疑応答を見てても答弁の声は小さく自信なさそうで殆ど官僚頼りか官僚任せ。
結局は耐え抜けば時間切れとなり逃げきるのが安倍政権以来の常套手段。
もう既に明らかになっているが、拒否した理由は「政権にとって不都合な言動をする学者を外した」というのが
真相。国民の誰もが思っている。この図式は安倍政権時代にあった「モリ・カケ・桜」疑惑で説明責任を放棄して
逃げ切ったのと全く同じである。
今回の件では拒否事件の中心人物である杉田官房副長官を参考人招致せよという野党の要求には絶対応じない。
モリ・カケ問題の際にも参考人として野党が要求した安倍昭恵氏や加計学園理事長は断固として拒否した。
全く同じ構図である。

菅総理は規制改革、前例踏襲打破を掲げて国民に期待させておきながら就任早々やったことは全くお門違い。
学術会議メンバーの拒否問題では10億円の国費が投入されているから注文を付けるのは当然だというが
そんな小さいことに目を向ける前に辻元議員が指摘したように「アベノマスクに何百億円使ったの?」
結局は使い物にならなかったあのマスク事件の責任は誰が取ったのか。
そして今や税金の無駄使いと言われているGO TOキャンペーンやいい加減な制度でザルの様な持続化給付金
にはそれこそ無尽蔵に税金を投入している実態に何も手を打たないで正にやってることが滑稽である。
コロナ対策として湯水のように借金を重ねている施策が本当に困っている人に恩恵をもたらしているのかの方に
神経を使って欲しい。学術会議での失態はもう来週早々にでもお詫びして落着させるのが身の為である。

世襲ではない叩き上げの総理として一瞬でも期待した自分が恥ずかしい。私は未だ読んでいないが菅氏の著書
「政治家の覚悟」には勇ましい言葉が並んでいるようだが、ここ1か月で殆ど彼の本性が見えてきた。
一昨日の国会質疑で辻元議員が発した質問は大変良かった。
菅氏は嘗て「自民党には世襲議員が多い、そして世襲議員が自民党を駄目にする」と言っていたことを披露。
学術会議の改革も大事か知らんがそっちの改革の方がよっぽど国民の為になる。即刻やって貰いたい。
又同盟国である米国の現状は分断がひどくおよそ民主主義の先進国と思えない。しかし今や我が国もかつて
安倍総理が選挙演説中にヤジを飛ばされて「あんな人たちに負けては居られない」と言ったが、一国の総理
ともあろう人がとああいう発言をすることが分断を生みかねない。と言って辻元氏は総理を諌めた。さすが。
菅総理には多くの問題や疑惑を生んだ安倍政権での反省を踏まえ、謙虚な政治に向き合って欲しいものだ。



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