続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

故赤木俊夫さんの無念を晴らさない限り終わらない

2020年03月24日 | 厚顔無恥


森友疑獄の犠牲者、元近畿財務局職員赤木さんの奥さんが「もう我慢ならない」として国と佐川氏を相手に提訴した。
この問題が発覚してからも加計学園事件や最近では桜を見る会など次々と疑惑問題を起こしながらなんとか誤魔化して来た
安倍総理及び政権中枢もいよいよ赤木氏の遺書や綿密な手記を出されては観念のしどころではないか?
しかし先日の国会で「再調査するべきだ」「再調査する気はあるのか」と追及されても麻生、安倍の両氏は「必要ない」
「もう終わったことだ」と言い放ってやり過ごそうとしている。厚顔無恥も甚だしい。
しかし、そもそもこの調査の対象者本丸は財務省のトップである麻生大臣、安倍総理であるから彼らに再調査するかしないか
問う方が間違っている。不祥事を起こした財務省やそれを指示したであろう官邸に調査を任せること自体ナンセンスである。
何も問題なかったと答えるに決まっている。今の安倍一強の国会構成では何を言っても不都合なことは一切無視を決め込む
のであるからここは第三者機関か検察(頼りないが)に委ねるしかない。
そのことは既に赤木氏の奥さんが「麻生氏や安倍氏は調査される側だから調査するとかしないとか言及出来る立場にない」と
切り捨てている。先日の世論調査でも7割の人が森友事件に納得していないというから当然である。それでも支持率が下がらない
のは世界の七不思議である。
何れにしても早く裁判が始まって裁判官による大岡裁きがだされることを待ち望んでいるのは私だけではないだろうか。
一番は赤木さん、そして憤りに耐えてきた奥さんであろう。コロナウイルス災禍の陰でこの問題が忘れ去られることなきよう
声を上げ続けましょう。今こそ三権分立の正しい法治国家の姿を取り戻そう。佐川氏には人間の良心を取り戻して欲しいね。

森友事件ようやく核心が暴き出される時が来た

2020年03月20日 | 主権者である国民が納得しないと問題解決とはならない


この事件に関しては未だに何一つ解決していないばかりか、佐川氏はじめ多くの関係者全員が不起訴処分に
なったことが最大の不可思議。検察の正義感や信頼を大きく損ねる結果だけで終わらてはならない。
その後に次々と起きる安倍政権による疑惑(加計学園疑惑、IR議連に対する疑惑、桜を見る会疑惑など)は
全てにおいて国民の血税がどのように使われているかを示す透明性が全く欠如している。それにも拘わらず
真相解明に司直の手が伸びないのは国民感情からすれば全く解せない。
いくら野党議員が国会で総理や関係省庁の役人に質問しても「関与していない、全く知らない」と答弁すれば
それ以上追及のしようがない。その内に時間切れや新たな問題が発生してうやむやになって終わり。

今回森友事件で不幸にも自殺された近畿財務局の職員赤木さん(54歳)の奥様が遺されていた手記や遺書を
公表されると同時に裁判に訴え出られたことは本当に勇気の要る決断だったと思う。
問題の本質は公文書改ざんなどではなく「何故改ざんしなければならなかったのか?」「改ざんしなければ
どういう問題が生じたのか?」という疑問に答えが出されていないことである。
改ざん後の辻褄合わせの虚偽答弁などは本質ではない。今回の裁判では改ざんの首謀者である佐川氏が
どこまで本当のこと即ち「何故改ざんが必要だったのか、誰からの指示で改ざんしたのか」について証言
するのかが焦点になる。
損害賠償請求額の1億2千万円はわざと多めにして怒りを露わにされたと聞く。
この事件は当の籠池氏を一人悪人に仕立てて幕引きを図ろうとした政府、財務省、検察に対する挑戦であり、
我々真実を知りたい国民も応援しなければならない。そして我々国民の財産であるあの国有地がいったい今後
どの様に処置されるのか誰がその責任を負うのかも全く明らかにされていない。徹底的に解明するしかない。