森友疑獄の犠牲者、元近畿財務局職員赤木さんの奥さんが「もう我慢ならない」として国と佐川氏を相手に提訴した。
この問題が発覚してからも加計学園事件や最近では桜を見る会など次々と疑惑問題を起こしながらなんとか誤魔化して来た
安倍総理及び政権中枢もいよいよ赤木氏の遺書や綿密な手記を出されては観念のしどころではないか?
しかし先日の国会で「再調査するべきだ」「再調査する気はあるのか」と追及されても麻生、安倍の両氏は「必要ない」
「もう終わったことだ」と言い放ってやり過ごそうとしている。厚顔無恥も甚だしい。
しかし、そもそもこの調査の対象者本丸は財務省のトップである麻生大臣、安倍総理であるから彼らに再調査するかしないか
問う方が間違っている。不祥事を起こした財務省やそれを指示したであろう官邸に調査を任せること自体ナンセンスである。
何も問題なかったと答えるに決まっている。今の安倍一強の国会構成では何を言っても不都合なことは一切無視を決め込む
のであるからここは第三者機関か検察(頼りないが)に委ねるしかない。
そのことは既に赤木氏の奥さんが「麻生氏や安倍氏は調査される側だから調査するとかしないとか言及出来る立場にない」と
切り捨てている。先日の世論調査でも7割の人が森友事件に納得していないというから当然である。それでも支持率が下がらない
のは世界の七不思議である。
何れにしても早く裁判が始まって裁判官による大岡裁きがだされることを待ち望んでいるのは私だけではないだろうか。
一番は赤木さん、そして憤りに耐えてきた奥さんであろう。コロナウイルス災禍の陰でこの問題が忘れ去られることなきよう
声を上げ続けましょう。今こそ三権分立の正しい法治国家の姿を取り戻そう。佐川氏には人間の良心を取り戻して欲しいね。