続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

嘘と欺瞞で塗りかためられた国会運営に国民の怒りは頂点に

2017年06月16日 | 驕れる者久しからず


何もかも嘘と強権で強引に乗り切った今年の通常国会は異常極まりない醜態だった。森友学園疑惑に続く加計学園疑惑には
国民に対して何一つ正直に答えようとしないばかりか嘘に嘘を重ねて逃げまくるという政権与党の姿は実に見苦しいものだった。
こんな姿を毎日見せられた国民は不幸際極まりない。疑惑は何一つ晴れていないまま幕引きを図ろうとする安倍総理自身と政権に
もはや国政を担う資格は無い。本来なら責任を取って総辞職するに値する2大疑獄事件である。安倍総理や官邸は本来自ら率先して
疑惑を晴らすべき立場にありながら悲しいかな疑惑の中身が疑惑どころか事実に近いが故に財務省や文科省の役人を身代りにして
ひたすら逃げ回るしかできなかった。逆に国民の誰の目にも見え透いた嘘だということが如実に証明された国会でもあった。

それも両疑惑の舞台が文科省管轄の学校ビジネスに係る疑獄事件であることはこれからの日本を担う児童や生徒に対する教育を
担当するという大きな責任ある省庁にとって大きな汚点を残したことになる。本来なら子ども達に手本を示さなければならない
立場にある文科大臣以下文科省の役人に嘘をつかせる様な罪つくりなことを平気で行う政権中枢の見識と品位を疑う。

あれだけ不明、不確定な要素を含む共謀罪法案を常軌を逸した形で強引に成立させ、2大疑惑は全く晴らさないまま通常国会を
閉じた安倍政権与党。これで我々国民は本当にこれからもこの政権に国政運営を任せていいのか?という疑問が沸かない筈がない。
何か大きな勘違いをしているのではないか。今の安倍政権は民主主義=多数決=数の論理で何でも出来る。と思っているのでしょう。
何でも出来る=少々の不正や疑惑も闇に葬ることが出来る。森友学園に絡む国有地の不当な廉価譲渡疑惑、加計学園の獣医学部新設
を巡る選定過程の不透明疑惑、更には安倍政権中枢に近い人物による女性強姦容疑事件のどれも解明されないまま終わらせていいのか。

高度に発達した民主主義国家、法治国家である筈の日本国においてこれほど国民を裏切る数々の疑惑事件に司法の手が伸びないのはなぜか?
不思議でならない。森友学園疑惑では財務省の役人が、加計学園問題では文科省の役人が安倍総理官邸からの意向や指示に従属屈服して
心ならずも行政運営を捻じ曲げたであろうことはこれまでのいきさつで明らかになっている。ここは徹底した解明をするには第3者による
調査をしなければ国民が納得する解は得られない。一連の疑惑はもはや事件と言ったほうが正しいのではないかと思う。それなら検察の出番
であろう。国会は閉じようが関係ない。国民の貴重な税金が不正な使われ方をしているのではないかという疑惑は晴らされるまで終わりはない。

今回の一連の疑惑に対する国会での状況を考え、東京都議選での都民有権者の良識ある投票行動に期待したい。何かが変わる起爆剤になってほしい。

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