続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

自民党による金権政治体質そのものが生んだ事件

2020年06月18日 | 驕れる者久しからず


ようやく河井夫妻が逮捕された。この期に及んでも当の二人は「間違ったことはしていない」「議員辞職はしない」
と嘯いているらしい。どういう倫理観で議員を務めていたのか理解に苦しむ。本来なら疑惑を持たれた時点で、議員
辞職に値する立場に居ながら全く解っていない。しかも夫婦そろって無自覚なのか平然としている態度が許せない。
現在の法律では自ら辞める以外に議員辞職させる方法が無いものか?と納税者としてはただただ腹立たしい限り。
しかし今回の公選法違反事件ほど露骨で堂々と大規模に買収行為が行われた例は恐らく日本史上無いであろう。
このことは正に自民党、特に安倍政権になってからの一強独裁政権による権力腐敗の進展を物語っている。
法の番人である法務大臣が自らかつてないほどの大胆な買収事件を実行した背景には「政権がバックにいるから」
という悪の論理がやらせたもので、ここまで権力構造が腐敗している以上徹底して権力中枢まで切り込まないと
本質的な事件解明と腐敗の一掃は出来ない。
殆どの国民は森友事件、加計学園事件、桜を見る会疑惑など政権中枢が絡んだ多くの疑惑が何一つ解明されないまま
次から次へと事件を引き起こし、忘れさせる方式の現政権にあきれ果てている。
安倍総理は事件が起きる度に「責任を痛感していてその責任は私にある」と言うが実際に責任を取ったためしがない。
責任を感じたら何らかの形で行為として現すことが求められるにも拘わらず何もしない。責任を感じていないのと同じ。
責任の取り方を知らない(知っていても取らない)トップは早々に退場して貰わないと国民が不幸になるだけ。
今回のコロナ対策のための巨額の補正予算にしてもその中身、支援の仕方、プロセスには一部特定の業者との癒着が
疑われるところも沢山あり、どこまで有効に被支援者に届くのかおぼつかない。まだまだ不透明なところがある。
にもかかわらず国会会期延長に否定的な政府与党の不誠実な態度は許せない。やましいところがたくさんあり、又
野党の追求があることを恐れてのことは明白。こんな政権には我々の血税どころか未来は託せない。
ここまで馬鹿にされた国民はもうそろそろ目を醒まし、真に国民の為に奉仕してくれる為政者を真剣に選ぼう。

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