泥水地のコナギを抜き取りする。コロニーを形成している内部は密着状態で、そのうえ、水面近くは枯葉が落ちてカエルだって入り込まない環境だ。このまま繁茂させていても水質汚濁を招き、生物保全とは逆行しかねないから全草抜き取りとした。
底の泥が柔らかい所はまだしも、粘土質の固い所は根こそぎ取れない。畳4枚分ほどの面積だったが、搬出するのに一輪車で10回は往復しなければならない量になった。
この夏は猛暑が長かったが、水切れしなかったのは幸いだった。でもこの泥地の下流の二枚は干上がっている。ここが終了し、上流部の二枚を手分けして草取りを始めたが終わらなかった。もう一日費やす程の量がある。
いつもの事ながら、水面が広がるとトンボが活発に飛び交う。水稲を切り取った後でも開いた水面はあったが、その時よりも数は多い。多少の攪乱は大切なのだと実感する。