駐車場と沢の間の傾斜部に自然実生で育ったヌルデの木5本を除伐する。写真ではバックと重なって除伐した感じがつかめないが、現場の様子はすっきりして夏の装いになった。
沢に高低差2mくらいで落ち込んだ斜面なので、安全のために実生樹や植栽したアジサイなどで区切りを明確にしてきたのだが成長の早いヌルデが圧倒してきたから除伐となった。これで実生のエノキ、ゴンズイ、アカメガシワに光が当たるようになった。
ヌルデが最初に育った実生樹だが、遅れて成長してきたエノキ、ゴンズイ、アカメガシワなどを有用樹として選択した。エノキはオオムラサキを期待してのことだし、ゴンズイやアカメガシワは花粉や蜜源として優位樹が現れない限りは残しているのだ。
今日、除伐して手袋と袖口の隙間に樹液でも付いたのか、夕方には赤く発疹が出来て痒くなっている。ヌルデやハゼなどはかぶれる樹種でもあり、子供等が動き回る付近の樹は除伐する意味もあるのだが、自分でかぶれていては全くしょうがない。暑くて度々手袋を外していたから手袋を介して接触する機会を増やしてしまったのだろう。
少年時代、ウルシにかぶれて顔や手は勿論、大事なところまで亜鉛化軟膏をベッタリ塗布されたのを思い出した。風呂の火の番をしながら痒いところを火にかざすと少しは痒みを忘れたものだ。