トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

心積もりは九月の下旬、心積らぬ人生の秋

2017-09-11 | 何よりの楽しみ
 拠点栗畑の毬が開いてきた。通常は九月下旬の心持でいるから、まだ一本だけとは言え今期は早い。

 他樹の熟し具合は例年通りで、毬の太りも良いから良果を拾えるかもしれぬ。と思ってみても林床に居る時に落下したのは拾えるが、翌朝までに落ちた実は猪に奪われるのが当たり前になった。そのうえ頭の白いの黒いのの二本足の猪も来襲するので口に入るのは試食程度になった。

 想い返してみれば少年期、ヤマグリの採集もしたけれど、稀に栗畑に侵入した事もある。ススキを立てかけた小屋で番をしていた爺様に鎌を振り上げられ追いまわされた事が懐かしい。あの爺様、きっとどこの家の悪ガキだと認識はしていたに違いない。
 こんな記憶ははっきりしていて、昨日の夕食は覚えていないので、もう十分に来ている。まあ「成熟とは忘れ去る事なり」か。

 いいえ「成爺とは覚えられない事なり」であるものの、ここ十年以来「肥料をやらねば…」と思っていた事をようやく実施できた。時期的には中途半端は承知の上で「やらないよりはましだろう。忘れないうちに…」とばかり有機化成肥料を施した。

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