作業の後、少しずつ作っていたラトルバックの仕上げをした。祭りも迫り、とにかく完成品を揃えなければならない。このような物は売れ筋ではないが、要は作り手の「自己満足」に類する作品になるのだろう。
昨年はサンドペーパーをかけただけの仕上げだったけれど、今回は丁寧に光沢を出し手触りも「気持ち良い」仕上がりにした。#600サンドペーパーまで使用し塗装は蜜蝋で行う。
固形の蜜蝋を擦りつけ布で磨き広げたのだが、結構労力が必要で、思案して蜜蝋を擦りつけ桐材で押し伸ばし、亀の子たわしでブラッシュし布で艶出し、この工程が早く楽だった。玩具類の塗装は「荏油」が多かったのだけれど、今回はじめて蜜蝋を使ってみた。光沢感には満足である。
「ラトルバック」と言っても説明しないと理解されないので、表示は「天邪木」にする事にした。イメージは伝わるだろう。