トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「ヨモギパスタに発酵食材ソース」

2021-03-22 | 何よりの楽しみ
 雨の日曜日、24時間降雨量で150mmほど降ったから良い雨だったに違いない。水辺の最終放流路の補修も済んだし流路の段差工も再構築してあり翌日の流れ方を見るのが楽しみだ。ホントは午後、雨天を突いて奔流確認に出かけるつもりだったのだが「大雨警報」が発令されやむなく断念したのだ。
 そんな時の処し方は用意してあった。初摘みのヨモギでパスタを作って食するのがセルフデイサービスのメニューにしてあったのである。ヨモギはアク抜きして冷凍保存してあるし強力粉も薄力粉も用意してあるのだ。萌えだした春の香りを堪能したいのと乱杭打ちと段差工での河床保全の大仕事が終わって、言わば郷里の言葉で言えば確か「わっぱか」で、田植えや稲刈りが済んだ後のご馳走の様なつもりの献立なのだ。このご馳走・振る舞いの名前はあったはずなのだが出てこない。
 夜半に思い出したのが「早苗饗」、こういう字を当てるとは初めて知った。普段使いの言葉だが漢字だと読めないサナブリ・・・。稲刈りの後は違った漢字と読み方なのか、そこまでは記憶が戻らない。

 ➡  規定量の材料を用意してこねる。ヨモギは微塵にしてないので叩き包丁を入れすり鉢で摺りつぶした。25g程度で良いかと判断したのだが、たっぷり50gでも良かっただろう。まあ、初めての調理だし喰えればそれで満足しなくては…。
 二枚貝の餌を作るのにも粉砕機が欲しくて店頭まで出かけたのだがホームセンターでなく電気店での品も見たいので購入はしていない。それで擂鉢になったのだが飼育用の飼料まですり鉢で作るのは難儀だから早急に1台購入する事にした。今期の飼料は心機一転、栄養価の高いきっと好まれるレシピになるだろうと妄想中なのだ。そのためにも欲しい一台・・・。

 ➡  冷蔵庫で2時間超寝かしてから延ばした。延べ棒はあるのだが延べ板が無い。炬燵板の上で伸ばしてみたらうまくいった。たたんで切り出し強力粉をふるいながらお互い同士の接着を防ぎ沸騰した湯に投じ茹で上げる。

 この間にソースを用意したのだが材料のほとんどは発酵食品でまとめた。写真右側、皿の上の赤いキムチから時計回りに粕漬け切り干し大根、粕漬け高野豆腐、粕漬け野沢菜で左側の小鉢はヨーグルトである。これらをフライパンで加熱してソースもどきにした。味はキムチによるところが大きいのだがパスタに掛けてから「ゆかり」を振りかける。これには塩分もあるから「お好み」と彩りと言うところだろう。
 味はキムチ風味の粕漬け風煮込みソース、と言うべきか、酒粕漬け自体がスローフードなのでスローフードに手前味噌ならぬ手前パスタを合わせた一品になった。食べる前は「どんな味になるのか」危険な香りもしていたのだが意外と優しい味で美味しいと言うのが爺我自賛!。次はヨモギの量を増やし胸肉のひき肉でポピュラーなミートソースで食べてみたい。
 夕食はこの一皿限りではあったけれど満腹・満足・慢心のデナーであったわい。まあ、我が人生「貴方好みの貴方好みの一品になりたい~‼」なんて言ってくれるのは食い物と工作物だけで、あの歌謡曲の一節は我が辞書には片鱗も無いのだ。

          

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