トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

耕転したいから…

2018-04-07 | 水辺環境の保全
 隣接グループの棚田なのに、堤のかさ上げと温水田の拡幅補修を終えた。一件落着と思いたいものの棚田の浅さが気になってきた。基盤層は粘土質で栽培層となる泥土が少ないのである。この原因は水系の整備を怠り越流を放置していた結果でもあるのだが、他人の領分を勝手に手を入れるのもはばかられる。

 今回、ヒキガエルが産卵しなかった田圃となったので「耕転のチャンス」で、会友のYさんに話をしてみたところ「水を抜いてくれれば耕転しても良い」との事だったから棚田への流入部から排水部まで水路を掘った。少ない泥土を鍬で掻き寄せるだけなのだが、ヘルニアを発生させてしまったご老体では「オッカナビックリ」脱出したい作業である。

 棚田を活動範囲にしている世話人のY氏には出会えてないから承諾を得てはないものの、まあ大丈夫だろう。彼等グループにだけメリットのある耕転なのだから…。

    掘り始め  ➡   端を通す  ➡   全貌 

 流入水を排水路を作りオーバーフロー部まで誘導しても田の水を全て抜けなかった。堤を切るのもオーバーフロー部の設えを外すのも躊躇があって、結局はオーバーフロー部の材木部を避けて排水路を穿った。これで田圃からの排水が良好となり数日を経て耕転可能となるだろう。