会社に従業員は数十人もいらっしゃるので、未来に向かっていろいろと議論したりするのだと思っていたら、会議はほぼゼロ、社長がほとんど何でも決めて指示しているという。
モノづくりや加工など工場の従業員数は多くても、会社の未来に関わる経営戦略や収入にも繋がる営業戦略などに関わる人材は、事実上社長や家族経営者などごく一部に限られていたりするケースは少なくないらしい。
意見を求めると返って統制が取れなくなったり、不満を爆発させる要因になりかねないという理由もあったりするようです。
でも、しかし、もったいないですね。多くの人の知恵の共有や前向きな意見のぶつかり合いから得られるモノの方が大きいと思いますよ、というと、だからアンタのような外部のコンサルタントと話す機会に価値があるんだよ、と返されました。
そう考えると、社内で議論する場を持たない経営者には、数多くの現場を見てきている私のような存在は、最新の情報源だけでなく、思考する為の刺激としても役に立っているんだということになります。
そうか…ならば、もっと色んな経営者と議論したくなってきたぞ。