烽火のように
僕のしていることに
何の意味があるのかと
何の価値があるのかと
問い質してはいけない
疑ってはいけない
正しいのか否かなどと
評価してはいけない
僕がこうして此処に居て
何かしていることを
特別なことだと
断じてはならない
僕は唯
誰しもが持っているに違いない
胸中のmagmaの胎動に合わせて
何を噴き出したいのかの
欲求に合わせて
muneを震わせているのだ
まだ活火ではない
けれど死火でもない
この移ろいに在ると気づいてから
絶え間なく微動は続き
僕のマグマ溜まりには
ようように
日常的に挙げる雄叫びのように
沸々と
小さな細かい爆発が起こっているのだ
訊ねてはいけない
この先の噴火については
誰にも
もちろん自身にも
一ミリ先のことも不明なのだから・・
けれど、ただ、そこに
僕の裡なる原野に
噴煙を上げる火山があることを
烽火のように
内外に告知するのだ