降って来るもの

写真と散文とぽえむ

心訓抄Ⅱ.55

2018-12-14 22:09:25 | 心訓抄.Ⅱ

             55.同床同夢


どんなに忙しくても

立心偏を亡くしそうになったトキでも

自分のための場所と

自分のための時間は

 何時でも

持ち合わせていたい


素のままのBOKUが

僕を語れる居所を一つ

 設えておきたい


我が身一つのココロの置き場など

如何様にも差配できる!!

そう断じながら

 ときどき

混沌の渦中で

自分を見失ってしまうのだ


嗚呼、卑小なる個よ

嗚呼、無限なる器よ

嗚呼、このcosmosでは

 一個の滴さえ

我が存在と同床同夢なのだ

             2018 12/14 22:24 万甫

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無私に

2018-12-14 09:21:23 | 詩16

 家族7人分の洗濯物を干し、金曜日のごみの収集日に合わせて二個の大きなポリ容器を道路沿いまで運んで、毎朝の一応の役割を熟し終える。

 今日の仕事の量を慮ると、時間に合わせて忙しなく動き回る程の繁忙感も殆どZEROに近い(何しろ冬場の洗師ときたら、バブルの頂点の頃でも開店休業状態でしたから、この不景気を思えば何をか言わんやですよね)程にたっぷりと余裕(喜ぶべきか、悲しむべきか、それが問題だ!が)があるので、06:50から始めたウオーキングの途次で、僕の言語中枢と感覚神経を過っていった一篇のぽえむ「無私に」を投稿してから出掛けることに。

 時間という鞭に追われていた子育ての時代を思い返せば、此処にも、毎日のこんな手近な処にだって夢のような空間(昔は求めても、当然のように得られなかった)が有るんです。要するに、そのことに気付けるか気付けないかでしょうね、感じ取れる「幸福量」は。では、そんな心の動きや持ちようを遠回しに口にしてみたpoemを!!

 

             無私に


何かに憑かれたように

僕はゆく


日常にこびり付く垢や滑りや汚れやを

きれいさっぱり一掃して

無私になるのだ

真っ新の入れ物に

真新しい器に

降ってくる今日の分の

僕の供物を受け取るために


僕は空っぽになって

真正にならねばならぬ

真性にならねばならぬ

一期の御物は

そのように

神聖に受け取らねばならぬ


降臨に相応しい

此の清浄の大地の上では


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水玉の集ひ~笹の葉meeting~

2018-12-14 06:14:27 | 水玉

  ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪


風景も雰囲気も、もはやまるまる冬の朝06:18現在です。長い長い夜に退屈して、5時前には起きだす”老人性早覚醒症-そんな名前の症状があるのだとしたら・・-”を体現しているマンボです。

それでも”生きている”或いは”生かされて有る”時間は、多分それほど多くは無くなってきた立場からすれば、それを勿怪の幸いに今なすべきことをしている訳で、それこそが僕の三文の得に他ならない気もします。

と、取り敢えず早起きの弁明のような、自己保全、自己弁護のような前書きはこれぐらいにして、今朝は昨日の続きのような水玉たちの様子を覗いてみましょう。興味津々で貴方のブログを覗くみたいに・・

会場は笹の葉の上。ミーティングが・・

何が議題なのかは聞き取れません。

議長の挨拶

わいわい、ガヤガヤ。ああでもないこうでもない~。束の間に時間が消えてゆく・・。

何とか

解散。思い思いに散らばる

”uu”寒い~風邪引きそうだよ

      12/14 06:37 まんぼ

コメント (4)
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一瞬の無を

2018-12-14 05:31:45 | 詩16

                一瞬の無を


闇を笊で浚って

僕のfilterに夜を通して

BOKUは暗闇から原石を探す

言葉たちの宝石の囁きを掬う

 獲物を秤に載せ

その質量を換算し

其処に含有する稀少を

 焙り出してゆく作業


一晩中を費やしても

ただ徒労だけが収穫のトキも

たった一分ばかりで

思いの他の手応えのトキも

 まるで

僕が此処に居る奇蹟と

同じ種類の邂逅もある


僕は闇を穿ってkokoroを成型する

 彫金師のように

周囲に屯する膨大な文字の海から

僕のkokoroを代弁する一滴を拾ってゆく

 印字工のように

或いは

茫洋に向かって

今日の金字塔を打電する

 typewriterのように


誰宛てにでもなく

もちろん

誰の為にでもなく

 僕は唯このbokuの

inochiを継いでゆく語り部として

inochiを紡いでゆく職工として


此の一瞬の無を砕いてゆくのだ

              2018 12/14 04:40 万甫

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