『知足日記』

『知足』とは、『生かされて、生きている』・『必要な物、必要な経験は与えられている』・『すべて必要。すべて良し』と知ること

【1600】「財産」とは何か?

2008-11-02 04:47:29 | 思索
株価下落によって、「財産が失われた」という話をよく聞きます。
本当にそうなのでしょうか?
「財産」とは何なのでしょうか?
「本当の財産」(笑)とは何なのでしょうか(^。^?

世界同時株安で、世界の資産価値2700兆円が消失したのだそうですが、
この「消失」の意味が、私にはよくわかりません。(^^;ゞ

「どこに消えた」というのでしょうか?
「宇宙のかなた」(?)なのでしょうか(^。^?

反対に、株価が高いときの資産の増加分は、
どこからやってきたのでしょうか?
「自然発生した」(?)のでしょうか(^。^?

一体、資産とは何なのか?
財産とは何なのか?
「真の財産」とは何なのか?

今回の株価暴落は、そういうことを考える、絶好の機会だと思うのです。



落日のあと

【1599】株価と価値と不増不減

2008-11-01 21:19:08 | 思索
株価が下落しています。「株価が下がり、大損をした」と、
老後の資金を増やそうとした投資家が言っておられました。

香港(上海?)では、証券会社に対して「ファンドの元金を補償しろ!」という市民のデモもあったようです。

理屈を言って申し分けないのですが、(^^;ゞ
株価というのは「株の値段(時価)」のことであり、
「株本来の価値の投資」とはまた、別のものだと思うのです。(^^;ゞ

株(投資)は、投資された会社がその投資金をどのように使うのかによって、
「会社の価値」が問われ、それによって本来の「株(投資)の価値」が決まるのであって、
値動きする株価は、本来の「株の価値」とは別のものです。

「投資金の価値」というのは、そのお金がいかに活かされたかによって生じるものであり、
株価(時価)は、「株の本来の価値」ではありません。

「投資家は、お金持ちで立派な人」というイメージが、私のなかにはあるのですが、(^^;ゞ
「株価の差益によって儲けよう」というのは、「本来の投資」ではなくて、
もともと「リスクを背負った賭け」だったのですから、
「儲かることもあれば、損をすることもある」のは当然なのです。(^^;ゞ

株価下落も「消えてゆく姿」ですから、時期がくれば、必ず上昇するのです。(*^_^*)

会社が倒産すると株価がゼロになることもあるのですが、
それも含めて、全体は不増不減であり不生不滅だと思うのです。

自分の期待した通りに、投資した会社が社会に貢献してくれなくて、
倒産したのは悲しむべきことですが、それもまた「消えてゆく姿」だと思うのです。 (^^;ゞ

まだ、十分に検討したわけではないのですが、
「価値」というのは、おそらく「他を利することによって、生じるもの」なので、
「自分だけが、儲けよう」という世界観の人たちの集合体では、
全体が成り立たなくて、いつかは破綻すると思うのです。