『知足日記』

『知足』とは、『生かされて、生きている』・『必要な物、必要な経験は与えられている』・『すべて必要。すべて良し』と知ること

【1610】苦しみが慈悲心を育てる!

2008-11-11 03:41:36 | 思索
もうひとつ印象に残ったのが、ダライラマ氏のお話です。

映画の中で、シンポジューム会場の女性が、
「子供たちに、9・11のことをどのように説明したらよいのですか?」と質問した時に、
「そういう苦しみが慈悲心を育てる」とダライダマ氏は答えました。

考えてみると、「私たちの人生のほとんどの時間は、幸せ」なのです。

そういう時間の中の、「小さな苦しみ」に焦点を当てて考え過ぎるので、
「自分の人生全部は、不幸だ」(笑)と思えてしまうのです。(^^;ゞ

ニュース報道というのは、「苦しみ」ばかりに焦点を当てているので、(^^;ゞ
世の中は「苦しいことだらけである」という印象を受けますが、
実際に人々は、互いに助けあって暮らしていて「幸せ」なのです。

「苦しみのニュース」は、幸せ全体の量と比べると途方もなく少ないのです。

本当に私たちは、「生かされていて、幸せ」なのです。

社会の矛盾や世界の不均衡は、人々の「奪い合う気持ち」が作り出していることを、
知らなければなりません。

これからの人類は、「互いが助けあって暮らす社会」を目指さなければならないのです。

ダライラマ氏の言葉