写真を学ぶにあたっての
定番の基礎実習
ピンホール写真制作に取り組みました。
まずは
空き箱を利用したカメラ作りから。
カメラの内部となる箱の内側は
光の乱反射を防ぐために墨汁で塗装。
カメラに光を採り込む部分には
真鍮板に孔を開けます。
様々な孔の開け方がありますが
今回はプッシュピンで板を凹ませ
やすりで孔を削り出す方法をとりました。
孔開け後は孔のサイズを測り・・・
公式にあてはめ
カメラの絞り値を割り出します。
写真左はF133、右はF266の絞り値となりました。
最後に
フタの隙間から光が入らないよう
隙間テープで遮光して
ピンホールカメラを完成させます。
カメラ完成後は
内部に印画紙を入れて公園でテスト撮影。
最初は
形状の異なるピンホールカメラを並列して
写り方の違いを確認しました。
撮影後は暗室で現像。
この作業ではネガ像が仕上がります。
次回は
ネガ像からポジ像へ変換させます。
どのような写真が完成するでしょうか。
<補足>
この講座では
箱でカメラを作りましたが
既存のカメラを使う事もできます。
上の写真は
レンズを外したフィルムカメラに
ピンホール板を貼り付けたカメラです。
デジカメなら
ピンホール板をボディキャップに貼り付け
カメラに装着するだけで
ピンホールカメラに変身させることができます。
記:徳永好恵