徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 4日目 制作を進める1

2014年11月30日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーンプリントの全工程の体験を終え
本日より作品制作を進める段階となりました

その前に
ある実験をおこないました。

ある実験とは・・・
画面の質感に変化を出すことについて。



前回は
発泡バインダーを混ぜたインクで
刷る実験をおこないましたが
今回は
刷り終えた画面に
グロスメディウムをローラーで塗ったらどうなるか?
その効果は?という実験です。

実験結果は・・・



メディウムは透明なので下地が透ける。
そして
質感が光沢面へと変化することを確認しました。
上の写真はメディウムを色付けして塗ったものです。

この効果を
次の制作に採り入れる予定であるとの事。
楽しみです。



この日の実制作は製版作業から。



手順に従い手際よく作業を進め・・・



無事、完成。
予定通りの版が仕上がりました。



こちらの受講生の方は
インクジェット出力で仕上げたボンヤリとした写真を持参。
今回の制作では
この出力画像の上に刷るとの事。



その仕上がりは如何に?
次の講座記事にてご報告します。




記:徳永好恵

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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。


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写真講座2 / 5日目 バライタ印画紙でのプリントと自主実習 

2014年11月23日 | 銀塩写真講座


徳永写真美術研究所の施設は
研究所で開催する講座や
外部の学校で出会った皆さんに活用いただいています。
また
受講期間中も自主制作可能な体制です。



この日は講座開始前に
受講生二人がフィルム現像に励まれました。



朝の2時間と少しの時間に手際よく現像作業を終え
午後からの講座・バライタ印画紙でのプリント実習に着手。



終日の暗室実習となりましたが
集中力を切らさず制作に専念されていました。



実は・・・
上の写真の女性は神奈川県から大阪・鶴橋の
我が研究所に通学されています。

その熱心さに身が引き締まる講座運営者の私。




記:徳永好恵

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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 3日目 刷り研究

2014年11月16日 | シルクスクリーンプリント講座


前回の講座では
製版作業を終え、下地の刷りまで終えました。

今回は
下地の上に1刷することからスタート。



写真の画像は
パソコンのモニターをアミカケした原稿を刷っています。

文字が解読できる状態で刷り上がるのか
興味のあるところでした。



結果は・・・
思った以上に精緻に刷る事ができました。

その後は更に1刷り。
白とグレーのインクで刷り重ねました。



ただし、この刷り、単なる刷り重ねではありません。
角度を変えて光に照らすと






見えますか?
インク部分が少し膨らんでいます。



通常のインクに発泡バインダーを混ぜ
刷った後に熱を加えるとインクが発泡します。

こちらはグレーの発泡インクで刷りました。



発泡インクの部分はしっとりでマットな状態となり
画面の質感を変化させる事になります。

今回は刷り研究としての実験したが
のちの作品制作では
必要に応じて
この質感の変化を活かした刷りを
おこなっていただきたいと思います。

記:徳永好恵

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写真講座2 / 4日目 バライタ印画紙の特性を学ぶ

2014年11月09日 | 銀塩写真講座


今回から
バライタ印画紙でのプリントに取り組みます。



美術作品として仕上げる際には
バライタ印画紙を用いることが一般的です。

しかし
使用にあたっては
これまでのRCペーパーと言われる
レジンコートされた印画紙と比べ
薬品の処理時間が長くかかるところがタイヘン。
急がず、丁寧に作業をおこなう必要があります。






露光後のバライタ印画紙の処理は下の通り。

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現像液

停止液

定着液




仮水洗

水洗促進剤




バライタウォッシャーでの本水洗、1,2時間


乾燥

フラットニング

必要に応じてポッティングも!

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このように長い工程を経て仕上げます。

徳永写真美術研究所では
効率より質を
消費される写真ではなく
美術作品として残る制作をおこないます。



本講座では、しばらく
バライタ印画紙でのプリント実習が続きます。


記:徳永好恵

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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 2日目 製版・下地の刷り

2014年11月03日 | シルクスクリーンプリント講座


この日から
本格的な実習に取り組みました。

まずは製版作業



製版機のガラス面に原稿とスクリーンを置き・・・



テキストに従い規定の時間、露光させ・・・



未露光の感光膜面を水で洗い流し・・・



乾燥させて完成。



その後
ひと休みすることなく刷り作業にとりかかりました。



製版した画像を刷るための下地作りに着手。



一色刷りとグラデーションを刷り上げ
この日の作業を終えました。

次回はこの下地の上に製版した画像を刷ります!


記:徳永好恵

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