徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

ポートフォリオ研究講座 / 1日目 ポートフォリオの役割研究

2020年06月30日 | 研究講座


ポートフォリオ研究講座
初日のレポートです。

まずは
ポートフォリオの役割について
考えました。



大型の絵画や彫刻作品、
インスタレーションの形態の場合は
展示会場以外では
容易に作品を紹介する事はできません。

しかし
実際の作品を披露できなくとも
作品の記録集としてまとめたもので
自身の活動を紹介する事ができます。



作成においては・・・
どのような場で活用するのかによって
まとめ方、作り方が変わってきます。
この日は
様々な形態のポートフォリオや
ポートフォリオサイトを参照しながら
自分に適するものを検討しました。



後半の時間は
ポートフォリオの編集作業で
必要となる
画像編集ソフト(フォトショップ)の
操作方法も少し練習しました。




2daysワークショップ開催

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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創作実験クラブ / 実験ファイルの整理&・・・

2020年06月26日 | クラブ活動

2019年度最後の
創作実験クラブのレポートです。



この日は各自それぞれ
関心のある実験を引き続き
おこなうとともに
成果物のファイリングに
取り組みました。



2019年度は
“もんきり” と “あぶりだし”
の応用編が充実し・・・



あらゆる実験がなされ・・・



その成果を披露しあう場では
話が尽きることなく・・・



クラブ活動で仕上がる成果物は
紙に貼り込める形状でない事も多く
収納の仕方を工夫しながら
ファイリングして
活動記録集としています。



2018年の
コラグラフからスタートした
本クラブ活動は2年を通して
様々な実験を続けてきました。



その成果が
このファイルの厚みに表れています。



個人的に
まずは手を動かすを合言葉に
クオリティを高める方向ではない活動の
意義を実感できる段階となったことが
今年度の成果ではないかと
思っています。



最後に・・・
お茶を飲みながらの雑談タイムの際
画材についての話題となり
私のお気に入りの画材を紹介しました。



天然のみつろうで作られた
シュトックマー社の蜜蝋クレヨンの
触り心地、描き心地を確かめ
このクレヨンの魅力を紹介。

ホンモノの道具や材料を知る事は
制作に着手する以前の
大切な知識であり準備である事を語りました。

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銀塩写真講座 Step3 / 3日目 作品制作3:バライタ印画紙によるプリント1

2020年06月20日 | 銀塩写真講座

この日は初めて
バライタ印画紙を用いました。



まずは
これまで使用してきたRCペーパーとの
違いを説明。



今回は
大型カメラで撮影した
4×5フィルムからのプリントに取り組みます。



まずはコンタクトプリントを作成。



引き伸ばしプリントでは
4×5フィルム用の
ラッキー450MDを使用します。
90MDと同じ仕様ながらも
ふたまわりほど大きなサイズとなります。



しかし
大型の機材となっても手順は同じ。
段階露光をおこない
テストピースをとって本番プリント。



しかし
バライタ印画紙でのプリントの場合
薬液に浸ける時間が長くなり
水洗促進剤に浸す工程が増え
且つ・・・



バライタウッシャーでしっかり
水洗することが必須となります。



水洗後はスポンジで水分を拭き取り
ドライヤーに通さず平置きで自然乾燥。



決して急ぐことなく
丁寧に作業を進めることが重要です。

次回も引き続き
バライタ印画紙でのプリントに取り組みます。




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創作実験クラブ / あぶりだし:体験を深める

2020年06月13日 | クラブ活動



あぶりだし2回目の報告です。



前回のあぶりだし体験を踏まえ
個々に材料・道具を準備して
実験を進めました。



あぶりだしの液としては
ミカンなど柑橘類が一般的ですが
今回人気だったのは
コカ・コーラ。



その他
塩水での結晶画も人気でした。
宝石のように
きらめく画面となります。



あわせて
あぶる紙を変える実験も・・・

前回の炭化実験でできた
炭を画材として使う実験も・・・

この日、最も驚いた展開は・・・



シルクスクリーンプリント実習で
写真製版したスクリーンを用いて
コカ・コーラ溶液にボンドを練り込み
インクとして刷る展開!



あぶってみると
予想通りの結果を得る事ができました。

それから・・・



引き続きもんきりを進める方も・・・



炭化実験の成果物を用いて・・・



ジョゼフ・コーネルが作り出す
ボックスアート的な箱も仕上がりました。





クラブ活動後
TIPAから徒歩3分の場所
歓談の場を設けました。
ゴーグルをつけての焼き肉会となり
盛り上がりました。

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銀塩写真講座 Step3 / 2日目 作品制作2:シートフィルム現像

2020年06月09日 | 銀塩写真講座

前回に
大型カメラで撮影したフィルムの
現像作業に取り組みました。



工程はロールフィルムと同じですが
シートフィルムの現像は
幾つかの方法がある事を説明。



講座での実習では
最もシンプルな皿現像と呼ばれる
4×5フィルムが入る
バットを並べて現像する方法でおこないます。

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全暗室(真っ暗)での作業のため
記録写真はありません。
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現像作業を終え水洗中の様子です。



フィルムドライヤーに入れ順次乾燥。



仕上がりは・・・
微細な擦り傷がありましたが概ね成功。



ん?
何故か1枚、透明でした。
おそらく撮影時に
引き蓋の取り忘れが原因だと思われます。



この日、受講者の方がご持参された
コンパクト設計の現像トレイ3段仕様。
S字フックを底に置き
フィルムの密着を防ぐ工夫もあります。

暗室作業は
作業環境に合わせた工夫が
なされる場合が多くありますが
このような工夫は初めて見ました。




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作品制作研究講座 / 10日目 制作リーフレットの完成

2020年06月06日 | 研究講座


全10回で構成する作品制作研究講座
最終日のレポートです。

本講座は技法を限定せず
視覚芸術に関わる全ての方を対象とし
技術の向上ではなく
自身の制作に筋道を立て
表現活動の土台を作る事を目指します。

ゆえに
作品展示が着地点ではなく
研究段階で講座を終えます。



表現とは何かについて考え
表現をおこなう事の実践
自作の検証に取り組む
最後に通年受講を通しての
研究成果をまとめる
・・・という流れで最後に
制作リーフレットを仕上げます。




ここ数年の作品制作研究講座受講生の
研究成果を綴じた
リーフレットの厚みが増してきたことが
嬉しくてなりません。



この記載内容が起点となり
皆さんの活動が発展されていくことを
楽しみにしています。



<ご案内>
講座受講受付中



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大阪・鶴橋にて
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表現の研究活動をおこなっています。 

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