徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ 写真講座 10日目 大型カメラによる撮影実習

2012年09月30日 | 銀塩写真講座


秋からの写真講座では
作品展示までをおこないます。
故に体験レベルではなく
作品として成立させる事を目標とします。



秋講座、初日の報告です。



4×5インチのシートフィルムをカットフォルダーに装てんする事からスタート。



大型カメラはシンプルなつくりのため
カメラの構造を理解するには最適です。

持参したモチーフに照明をあて
撮影環境を整え、いざ、撮影。



ワンカットに込める気持ちは
デジタルカメラとは別ものです。

レリーズを押す指先で
今、この空間を切り取ったと実感できます。



この日はモノクロフィルムを使用しました。
撮影したフィルムは次回の講座で現像します。
真っ暗闇での現像作業が待っています。
 

記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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TIPAメンバーの制作報告Vol.1:秋空の下でのサイアノ作業

2012年09月29日 | 活動レポート


季節はすっかり秋。
いえ、今週からは冬が迫ってきた感もあります。



徳永写真美術研究所は2008年10月に設立。
今年の秋で4年が経ち、現在5年目です。

その間
写真やシルクスクリーンを中心とした講座を
通年、または半年を区切りとして開催してまいりました。
しかし
私達が運営する研究所の目指すところは
講座の開催だけでなく
TIPAに集う皆さんの
共同アトリエとして機能させる事。

講座を受講後、興味を持った分野の
更なる研究、そして、作品制作を進めるなかで
皆さんの創作エネルギーに充ちた空間となるよう願っています。

最近は
少数ながらも、制作の場として
TIPAを活用するメンバーが出てきました。

そこで
今回のブログでは
その制作現場の一端を報告しようと思います。



TIPAメンバーの制作報告Vol.1
秋空の下でのサイアノ作業



昨年、一年間
TIPAの講座を受講されていた方の取り組みです。

 太陽光でのサイアノタイプと言えば・・・
ワークショップや授業の場合
限られた時間で結果を出さねばならない都合上
夏におこなう事が常となっていますが
けっして夏季に限る技法ではない事を
この方の制作を拝見して認識を新たにしました。

11月下旬も太陽光で作業をするそうです。
冬におこなうサイアノフォトグラムを
私は経験した事がありません。
予想では
極めてやわらかな光と影の世界を
生み出せるのではないかと思いますが
結果はいかに・・・・?
楽しみです。

記:徳永好恵

追記
これらの制作物は
海外での発表を予定しているそうです。
日本人にとってのサイアノ色は
藍染の藍とも印象が重なりますが
国が変ると、どのように感じられるのか
その点も楽しみです。

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