徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

銀塩写真講座2 / 5日目 バライタ印画紙でのプリント:画像の調子を整える

2015年11月29日 | 銀塩写真講座


これまでの暗室実習にて
一通りの作業工程を習得したところで
次は





複数枚の画面の調子を整える事に意識を向け
プリント作業に取り組みました。



上の写真は水洗促進剤に浸けているところです。



薬品処理後の水洗は最低1時間必要。



印画紙が重ならないよう仕切られた
アーカイバルプリントウォッシャーに入れて
しっかり水洗します。



水洗後は自然乾燥。
後日、ドライマウントプレス機でプレス、スポッティング・・・という流れで
バライタ印画紙による写真作品を仕上げます。


<次回に続く>


記:徳永好恵


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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。

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シルクスクリーンプリント講座 / 4日目 刷り方研究1

2015年11月22日 | シルクスクリーンプリント講座


まずは
前回の試し刷りの画面を見ながら
この日は
どのような刷り方をおこなうか作戦を練ります。



試作としての取り組みゆえ
ベタ版、アミ版、二階調版の3つの版を用い
様々な刷り方の検証材料を作る事にしました。



下のオレンジのアミ版は
ずれたのではなく、ずらすとどうなるのかという実験です。



刷り重ねる際、故意にずらしたり
刷る順序を変えたり
透明インクと不透明インクの違いを確認したり






この日はたくさんの刷り実験をおこないました。


記:徳永好恵

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作品制作研究講座2 / 4日目 制作確認1: 制作物とステイトメントとの照合

2015年11月21日 | 研究講座


この日は
制作状況の確認をおこないました。



確認においてはステイトメントと照合しながら
制作意図が伝わっているか?
内容の深め方、魅力の出し方について
皆さんとのディスカッションを進めました。



幾つかの制作確認のなかで
最もディスカッションが盛り上がった取り組みを紹介します。



前回の試作が右上、今回分は左下の織物です。

表現しようとする内容は植生について、
ヤドリギの存在を織る行為で伝えようとした取り組みです。

試作段階であるため、どのように見せるのか
まだ決まっていないとの事。

そこで、皆で
表現内容にふさわしい見せ方
更なる展開に向けてのアドバイスを・・・



上の写真は私・徳永好恵の見方。
二つの植物が交わりながら自立する様子が伺える図

いっぽう
自然保護活動に関わる方の見地では
単純化して表せるものではないとの事



ヤドリギの構造はこうではなく・・・もっと・・・こんな感じ?・・・いや・・・。



その他、構造に注目するだけでなく
制作物が発するイメージの膨らみ方について述べる方も・・・



小さな試作から多くの意見が飛び交いました。





授業後半は作品の深め方、まとめ方について
様々なジャンルの書籍を紹介しながら考えました。


記:徳永好恵


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銀塩写真講座2 / 4日目 モノクロプリント:バライタ印画紙の特性を学ぶ

2015年11月15日 | 銀塩写真講座


この日より本格的に
暗室でのプリント作業に専念します。

年度前半はRCペーパーを用いてプリントしましたが
後半では作品として仕上げる意識で
バライタ印画紙でのプリントに取り組みます。



まずは
RCペーパーとバライタ印画紙の違い
そして
その処方の説明から・・・



その後、暗室に移動し
バライタ印画紙でのプリント体験。



現像処理を終えたプリントは
一時間ほど流水での水洗が必要です。

その時間を利用して
マルチグレードフィルターのチャート作りもおこないました。




記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント講座 / 3日目 製版&一刷り

2015年11月08日 | シルクスクリーンプリント講座


1枚の写真からフォトショップでの画像処理を経て
アミカケ画像と二諧調画像の製版原稿を作りました。



上の画像は二諧調画像。
最後は手描きで微細な部分を修正し原稿を完成させます。



製版作業では、まずは露光
その後
未露光部分の乳剤を洗い落とし



2枚の版を仕上げました。



一般的にはアルミフレームに紗貼りした版を使いますが
徳永写真美術研究所では木製の薄いフレームを使用。

そのこだわりは・・・
通常は刷り終わった版は解版して新たな版に使い回しますが
写真表現の延長と捉える場合
版はネガフィルムと同等の扱いで
使用後も保存しておくために、このフレームを使っています。



講座後半は刷り作業。
仕上がった版の1枚を一刷りするところまで進めました。



この上にアミカケ版を刷る予定です
その後は次回に。


記:徳永好恵

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作品制作研究講座2 / 3日目 作家としての生き方研究

2015年11月07日 | 研究講座


この日のお題は
作家としての生き方研究。

本ブログでは「作家」という言葉を使っていますが
文章を書く人の意味ではなく
表現活動全般に関わる人の事を指します。



この種の活動は
経済活動としては成立しづらく(成立しない)
作家という「生き方」と認識する必要があります。
しかし
生きる上で何かしらの経済活動が必要。
その折り合いが難しいところです。

また
酷評に耐えれず
とか
様々な要因で
作品制作から心が離れてしまう事も・・・

そんな時に参考になる資料を
幾つか紹介しました。



講座後半は
制作が進んだ方の状況報告に対しての
ディスカッションをおこないました。


記:徳永好恵


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銀塩写真講座2 / 3日目 モノクロフィルム現像を学ぶ

2015年11月01日 | 銀塩写真講座


この日はモノクロフィルム現像を学びました。

現像するフィルムは
前回に大型カメラで撮影した
4×5インチのシートフィルム

一眼レフカメラで撮影した
35ミリのロールフィルムの2種。



ロールフィルムをリールに巻く事は
ちょっとしたコツがあり、慣れも必要。
そのため
初心者にとっては難しい作業です。



しかし
その後の現像作業においては
シートとロール、形状は異なりますが
どちらのフィルムも同じ流れで現像作業を進めます。



現像液、停止液、定着液、水洗促進剤、水滴防止剤と
各液、指定の希釈率で作ります。
また、温度管理を厳密におこなう必要もあります。

ロールフィルムは現像タンクでの現像のため明室で。
シートフィルムは皿現像でおこなうため全暗室、真っ暗の中での作業です。

<現像中の様子は省略>

現像を終えたフィルムは
しっかり水洗、そして乾燥させて完成です。





次回からはプリント作業に取り組みます。


記:徳永好恵


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