徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ 写真講座 14日目 バライタ印画紙でのプリント2

2011年11月27日 | 銀塩写真講座


バライタ印画紙を使用してのプリント作業、2回目。

いよいよ“作品”を意識した制作に
取り掛かる段階となりました。

これまでは
技術の習得を前提とした講座であったため
まだ写真の内容には踏み込めていません。

ここからが作品制作の入口となります。



まずは気になる写真をプリントする事からスタート。



そこから何が見えるか。
何を発見できたか。
これから何を表現する撮影をおこなうべきか。
・・・という問いに自問自答しながら
作品制作を進めてゆきます。

記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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■表現研究講座11日目 写真を分解する

2011年11月20日 | 表現研究講座


これまでの2回の講座にて
手作業でのコラージュ、パソコンでのコラージュと
写真を合成する制作を進めてきましたが
今回は写真を分解する作業に取り組みました。



まずは写真に対し、何通りものアミカケ法を実験しました。



講座後半はカラー写真の色分解に取り組みました。



シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックと
4色分解をおこないました。
また
色分解後
プリンターを使用して各色を再度あわせ
元の色に戻るのだろうかと確かめました。

知識として理解しながらも
版をあわせる作業が完了した時
毎回、ある種の感動があります。

記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン講座11日目 加飾法を学ぶ

2011年11月19日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリントというとインクで刷る作業。
つまり、画面にインクがのります。

紙にインク
この組み合わせ以外に付加できる魅力はないだろうかと考え
今回は
加飾に取り組みました。



金属質の面が光る参考作品の
手触りや光沢具合を観察しながら
その処方の説明を受けました。

この日は2種類の加飾を実験。

一つ目
金彩フィルムを使用する方法



二つ目
金箔、銀箔・・・各種箔類を用いる方法。



どちらも
特別な機材を必要としません。
しかし
微妙な手加減が重要。
コツを掴むには、少々の経験が必要のようです。



成功すると・・・
上の写真のように
玉虫色に移ろう色調も表現できます。
作品の内容とリンクさせ
効果的に活用できるとステキですね。

記:徳永好恵

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■ 写真講座 13日目 バライタ印画紙でのプリント

2011年11月13日 | 銀塩写真講座


今回から本格的に
写真作品を制作する事を前提に
実習を進めていきます。
何をもって“作品”とするのかという点においては
様々な認識の仕方がありますが
本講座においては
バライタ印画紙を使用し
モノとして存在感のある銀塩写真表現に取り組む事とします。



これまでのRCプリントは
現像→停止→定着→水洗
4つの工程でしたが
バライタプリントでは
現像→停止→第一定着→第二定着→仮水洗→水洗促進剤→本水洗
・・・と工程が増え、作業時間も長くなります。



プリントウォッシャーを使用し
効率的に水洗をおこなうにしても
水洗時間は1時間以上。
手間と時間をかけるバライタプリントは
必然的に想い入れが増す事になります。



この日
4×5サイズのフィルムから
プリントした写真がありました。
服を撮影した写真ですが
布の繊維までを確認できる表現性に
感動する仕上がりとなりました。

記:徳永好恵

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■ 表現研究講座 10日目 デジタルフォトコラージュ

2011年11月06日 | 表現研究講座


今回はパソコン上での
コラージュ作業に取り組みました。



手順

前回の手作業によるコラージュ画面を
デジタルカメラで複写。

パソコンに取り込んだ複写画像を下地として
更に素材を加え画面構成をおこなう。



フォトショップを使用するコラージュ作業は
透明度・色相・形状などの操作により
無限に表現を拡張する事ができます。

どの写真を、どのように切り取り、どのように配置するべきか
モニターに向かい試行錯誤すること
数時間・・・
講座中に仕上げるため
強制的に区切りをつけました。





出力時に
裏面に刷ってしまうというミスがありました。
あらためて出力し直し、双方を見比べると
当然の事ながら
表面に刷ったプリントは、鮮やかな発色でした。
しかし
裏面も決して悪くはありません。
紙の繊維にインクが染み入り柔らかな色調でした。





最後にタイトルとサインを記して完成させました。

記:徳永好恵


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■ シルクスクリーン講座 10日目 色彩を活かす表現研究

2011年11月05日 | シルクスクリーンプリント講座

今回は
色彩計画、インクの調合に役立つ講義をおこないました。



色調、濃度、彩度、透明度・・・・
これらの要素を考えながら
色を作る、色を組み合わせる作業は
絵画の分野では基本動作。
ですが
写真からシルクスクリーンの表現に興味を持つ場合
なかなか難しい作業であるという事に
講座を進めるなかで気付きました。
(写真はカメラを通して色彩を獲得できますから。)
そこで
現在は色彩について
丁寧に解説するようにしています。





以下は
シルク同好会の報告です。



シルクスクリーンプリントでネガとポジの関係を考える取り組みを試しました。
薄地に濃色のインクで刷るとポジ画像
濃地に薄色のインクで刷るとネガ画像



こちらは
刷り損なったプリントを有効活用する提案。
画面の一部を切り取り
ポストカードとして仕上げるのはいかがでしょうと提案してみました。

記:徳永好恵

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