徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ 写真塾秋講座 5日目 暗室基礎 3 多階調印画紙

2009年11月29日 | 銀塩写真講座


これまでの暗室実習では
印画紙について詳しく説明することなく
作業を進めてきましたが
今回は、
RCペーパーとバライタ紙

号数紙と多階調印画紙
についての解説をしました。



暗室実習では
コントラストを調整するフィルターのチャートを作り、
多階調印画紙の特性を理解する事に取り組みました。



仕上がった写真を見ながら
コントラストの違いで
写真の印象が大きく変化する事を学びました。

***

今回、印画紙について解説するにあたり、
現在、市場で売られている印画紙をリサーチしました。
あらためて売り場を見ると、
定番と思っていた印画紙がなかったり
以前はなかった50枚入りのパックがあったり
へぇ・・・と思う事が多くありました。


■ シルクスクリーン専科 4日目 作品制作

2009年11月22日 | シルクスクリーンプリント講座


今回から「4倍判」というサイズの判を使用し始めました。
前回までは「倍判」。
・・・ということは
2倍のサイズとなったわけです。



もちろん、サイズが変わったといっても
シルクスクリーン技法の作業が変わるわけではありません。
しかし
違うのです。
小さい判の時は、あまり気にならなかった刷りムラ。
スキージーを引く手の圧力の加減で
インクの厚みが変わってきます。
それから
暖房の効いた室内で
長時間、刷る色を調合しているうちに
インクが乾燥するというトラブルがありました。



慎重に色味を調節しようとする気合いが裏目に・・・。
だんどりよく、スピーディーに作業をこなさなければなりません。



こちらは、3枚で1作として仕上げます。
各々、3-4回刷り重ねて完成する予定。
現在、1回目の刷り作業が終わったところです。
記号のような抽象的な図柄ですが、
いったい、何がモチーフでしょうか?

ヒント:動物です。

完成が楽しみです!



■ 写真塾秋講座 4日目 暗室基礎 2 & テーマ研究

2009年11月15日 | 銀塩写真講座


本日は二部構成。

第一部は
写真作品としての成立の仕方について
TIPA図書の写真集から学びました。
この講座を締めくくる作品展に向けての
テーマを考える準備です。




***

第二部は
モノクロ写真のプリント作業です。



コンタクトプリントの中から引き伸ばす写真を選びます。
初めてのプリント作業なので、ネガの状態が良いものを選びました。



暗室作業においては、薬品作りから。
液温の管理は、しっかりとおこなわなければなりません。



テストプリントをとって、焼き時間を考えます。




今日の成果物。

空間の切り取り方が良いですね。



■ シルクスクリーン専科 3日目 作品制作

2009年11月08日 | シルクスクリーンプリント講座




シルクスクリーン技法での様々な取り組み方を学び、
いよいよ今回から作品制作に着手。



透明度が異なるインクを組み合わせて刷りました。
インクの種類を変えると、
見え方が随分と変わることを学習。



次々と乾燥スペースには刷り上ったプリントが吊るされ、
記録係の私も楽しい気分に!
創作意欲を掻き立てられました。



次回は
倍のサイズのシルクスクリーン作品を
制作する予定です。


■ 写真塾秋講座 3日目 暗室基礎 1

2009年11月01日 | 銀塩写真講座


モノクロフィルム現像に取り組みました。

事前にフィルムをリールに巻く練習はしていたものの
いざ、本番となると
なかなか、スムーズに作業が進まないようでした。
(やはり、初めてだと緊張しますよね。)



しかし
何箇所か現像がうまくできなかった部分もありましたが
おおよそ、成功!



なんとかコンタクトプリントまでは
完成させようということで
少し授業時間を延長して
全てのプリントを作成しました。



この結果を受け、
再度、1ヵ月かけて
撮影をおこなう宿題を課しました。

頑張って下さい!

次回からは技術面だけではなく
表現内容についてもアドバイスをおこないます。