徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

銀塩写真講座2 / 4日目 バライタ印画紙でのプリント1:印画紙の特性を学ぶ

2016年11月20日 | 銀塩写真講座


いよいよ
バライタ印画紙を使用したプリントに取り組みます。




まずは
バライタ印画紙で仕上げた写真を観察しながら
これまでに使用していたRCペーパーとの違いを解説
そして
暗室作業での処方を説明後
早々に実践に移りました。



基本的な作業の流れはこれまでと同じですが
薬品の種類が増え、処方時間が長くなることから
1枚の写真を仕上げる時間が相当長くなります。

水洗後は・・・



プリントドライヤーで瞬時に乾燥させるのではなく自然乾燥です。



デジタル写真の即時性の魅力とは対極にある
バライタ印画紙を用いた写真は
質量を伴い存在感を持って仕上がります。



上の写真は
大判フィルムからの引き伸ばしプリントであるため
窓ガラスの細やかにきらめく質感を描写しています。

次回も引き続き
バライタ印画紙でのプリント作業に取り組みます。


記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。

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銀塩写真講座2 / 3日目 シートフィルム現像・コンタクトプリント

2016年11月06日 | 銀塩写真講座


この日は
前回に大型カメラで撮影した
4×5インチフィルムの現像に取り組みました。

35ミリのモノクロフィルム現像は
春に学びましたが
シート状のフィルム現像は初めて。

まずは、手順の確認から。



現像作業は
タンクを使用する方法もありますが
今回は真っ暗の環境でおこなう皿現像を体験しました。





言う事で

暗闇の中では撮影はできず
作業中の記録写真はありません。



上の写真は現像作業を済ませ水洗中の様子です。



水洗終了後は
クリップでフィルムを挟み、水滴防止液に浸し



フィルムドライヤーに吊るし、熱をかけて乾燥させます。



乾燥したフィルムを4×5スリーブに入れて現像作業完了。



講座後半は
仕上がったフィルムのコンタクトプリント作成に取り組みました。



大型カメラでの撮影からフィルム現像、コンタクトプリントまで進め
大きなミスなく仕上がった事を確認して授業を終えました。



次回は
4×5フィルムからの引き伸ばしプリントをおこないます。


記:徳永好恵


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