徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

作品制作研究講座 / 2日目 表現とは何か2:課題の検証・展覧会報告ほか

2019年09月20日 | 研究講座


「表現とは何か?」

考える課題に対しての制作物を
一部紹介します。



本課題では白い粘土を配布。
まずは
白粘土とどのように向き合うかが重要。



可変する形状を活かしたり・・・
白色である事に着目したり・・・



粘土との向き合い方により
見る者に伝える内容が変わってきます。

制作者が伝えようとする事は何か
伝える事は伝わっているのか
それ以前に
伝える事は存在するのか?
など
禅問答のようなディスカッションから
改めて
「表現とは何か」について考えました。



講座後半は美術鑑賞報告会。



大阪と東京で開催された
クリスチャン・ボルタンスキー展についての
報告がありました。



展覧会場で記したノートを見ながら
現場で体感した
微細な部分について報告いただきました。



右が大阪での展示案内、左は東京展。
同じ展示でも
案内チラシの印象が随分異なることに気づきました。



美術鑑賞報告から派生した話題がその後も続き・・・

1990年に放送された
制作の現場を紹介映する像資料も視聴。









30年前のあの方、なんてお若い!


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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古典印画技法ブループリント講座・サイアノタイプ / 2日目 プリント実習&デジタルネガフィルム作成

2019年09月11日 | 古典印画技法講座


サイアノ薬品の調合から始める
古典印画技法ブループリント講座
2日目のレポートです。



前回の経験を踏まえ
この日は日光とライト
両方の露光に取り組みました。



まずは
感光液を塗布して印画紙作り。

その後は・・・

<露光バージョン1>
ブラックライトでの露光。
グレースケールと4×5フィルムを
原稿としました。



<露光バージョン2>
快晴の空の下で
植物をモチーフとする印画と…



モチーフを通した影の印画に
取り組みました。



仕上がりはコチラ



前回とは異なり
感光液の塗りムラが目立ちました。

ある程度の時間をかけて
感光液を塗布すると解決するはずです。

この経験により
丁寧な作業の必要性を学びました。



講座後半は
デジタルカメラで撮影した画像データをもとに
ネガフィルム作成に取り組みました。

手順を記したテキストに従い作業を進め…



作成した画像の濃度を測り
グレースケールの印画プリントを参照して
最終的な仕上がり具合を確認。

必要に応じて微調整を施し
デジタルネガフィルムを完成させました。



原稿作成中は随時
作業の記録写真をとりながら
自宅での復習に備えました。

次回は
このデジタルネガフィルムを用いて
露光作業をおこないます。
予定通りの仕上がりとなるでしょうか。


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
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