徳永写真美術研究所 運営日誌

徳永写真美術研究所は「美術としての写真」「写真で伝える方法」について研究・作品制作する講座を運営。大阪・鶴橋で開講。

創作実験クラブ:藍染ワークショップレポート

2020年01月10日 | クラブ活動


徳永写真美術研究所は
大阪の下町
鶴橋に位置していますが
年に数回
大阪の郊外にて
活動をおこないます。



今回は
夏に2回にわたって開催した
藍の生葉染についてのレポートです。



藍を育て始めて4年目。
毎年3月に種まきをしますが
今年は前年のこぼれ種だけで
充分な藍畑となりました。

まずは葉の摘み取りから。



採集後
茎を取り除き、葉を洗います。



その後
ミキサーで葉を砕き
漉し袋に通して染液とします。



葉液は緑色ですが
空気に触れると青に変わります。
被染物に空気を含ませながら
葉液に浸し染色します。



布に糸を巻き付けたり
クリップやガムテープで
防染することで
柄を作る事も出来ます。



布地のほか糸染も・・・



染めた大きなシルクオーガンジーは
乾燥中、涼やかにそよいでいました。



それから・・・
興味深い染め物として
コチラ



エリンギの藍染です。



染色作業中は
手袋を着用する方が多いですが
日常生活に支障がない方には
素手での作業をおすすめしています。
藍染された手を数日間は楽しめます。





作業後は
BBQタイムを含む活動日も設定。
楽しいひと時を過ごしました。


<追記>



藍畑にて発見した
オオケマイマイです。

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大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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2019年 創作実験クラブ フォトグラム:体験を深める

2019年12月24日 | クラブ活動





暗室にて光と影を操り描く
フォトグラム2日目のレポートです。



前回の体験をもとに
この日は各自モチーフを持参。



2回目の暗室作業のため手際よく
それぞれの実験に励みました。



3時間ほどの実習でしたが
たくさんの制作物が仕上がりました。



その一部を紹介します。










上の円の中が気になりますね。
もう少し近づくと・・・



???
モチーフはコチラ




ますます
???

このモチーフが
シャーレに入った状態で
感光紙に印画されていました。



ちなみに
この黄色いモノは
モジホコリという
粘菌です。

実習後
創作実験クラブの部員4人は
シャーレを持ち帰り
自宅にて
粘菌観察をおこなうこととなりました。




コチラは私が育てている粘菌です。
アクリルトレイの中で
様々な図柄を見せてくれています。


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2019年 創作実験クラブ フォトグラム:光と影を操り描く

2019年11月25日 | クラブ活動




創作実験クラブのレポートです。
光と影を操り描くフォトグラムに取り組みました。



まずは
絵筆を持たずに描く展開について
そして
光と影を操り描く事とは?
など
手を動かす前に講義をおこないました。



講義後は暗室に移動して実習。

フォトグラムは
写真の基礎として学ぶ場合が多いですが
創作クラブでは
光と影を操ることに集約して
手を動かしました。

感光紙にモチーフをのせて露光したり・・・



上の写真は
光ファイバーの光で描いている様子です。



露光後は
現像液→停止液→定着液→水洗
各工程を経て完成。



セーフティーライトが灯る
赤暗い世界を脱すると
光と影による絵画が新たな見え方で現れます。



作業後に成果物を検証して
感想を述べあいました。



この実験をナビゲートした私が
最も気に入ったのはコチラ。

光ファイバーによる光画です。
人が制御できない動きを見ているように感じました。

今回の体験をもとに
次回は応用編と続きます。


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2019年 創作実験クラブ デカルコマニー:体験を深める

2019年10月14日 | クラブ活動


創作実験クラブ
2回目の活動報告です。

前回のデカルコマニーの体験を深めました。

この日は各自材料を持参して



それぞれの取り組みに励みました。



作業内容は
今年度のメニューに限らず。
昨年におこなったコラグラフ
取り組む方もおられました。



下の写真は
プレス機にワイヤーをはさみ
ラインを刻印したもの。



部活では
TIPAの作業環境で可能なことは
何でもお手伝いする体制です。



部活の成果はバインダーに綴り
アイディアソースブックとなります。
2年目の活動となると厚みがマシ・マシ。
(増し・増し)

きっと
今後の制作に役立つはず。



作業後は
それぞれの近況報告やいろんなお話会。



作品展示の報告であったり・・・



日常の気づきをまとめた
スクラップノートを開き
幾つかの話題を提供いただきました。


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2019年 創作実験クラブ デカルコマニー:偶然の中に必然を見出す

2019年08月30日 | クラブ活動


2018年度より
月イチ創作実験クラブとして
月に1回のペースで活動してきました。

毎回
新たな実験をご用意していましたが
月イチでは文字通り「実験」に留まるため
2019年度は実験をもとに
次の展開も期待することにして
隔週での活動としました。

今回のレポートは
新たな体制でスタートした
クラブ活動1回目の報告です。



ホワイトボードに貼られたものは
何だと思われますか?

フクロウの目のように
見えるものもありますね。

これらがどのように描かれたのか
順を追って紹介します。



今回は
紙・墨汁・糸が
描く道具となります。



紙に墨汁を落としたり・・・
墨汁を塗った糸を置いたり・・・



本にはさんで糸を引き抜きます。



すると!



糸の動きが紙に軌跡として残り・・・



左右対称の・・・
そうでない場合もありますが・・・



絵筆を用いずに描いた絵図が
出現します。



タコ糸、毛糸、ロープなど
糸の種類を変えたり
墨汁の扱いを工夫すると
際限なく何パターンもの展開が可能です。



この技法はデカルコマニー。
糸を使う場合は
ストリングと限定的に呼ばれることもあります。

偶然の中に必然を見出せる本技法は
様々な展開ができそうです。

部員の皆さんにとって
多くの気づきがあったようでした。

このような気づきが
表現活動の引き出しを
増やすことに繋がるはず・・・。
きっと。


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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:コラージュと転写とファイリング

2019年04月24日 | クラブ活動







2018年度、最後の創作実験クラブのレポートです。



秋から手作業によるコラージュ
フォトショップによるデジタルコラージュ

画像を組み合わせることに取り組んできました。



今回は・・・



印刷物のインクを溶かして転写することに取り組みました。



溶剤を画面に塗布してこするやり方です。



こすり方でパステル画風にもなり
絵と写真の中間のような画面に仕上がります。



転写した画面に更にコラージュを施すなど
迷宮的合成世界に突入する方も・・・。
終わりがない制作方法です。



クラブ活動で仕上がった制作物はファイリング。
たくさんの成果が綴られました。



私が作った転写サンプルはコチラ



一年間、活動を共におこなったメンバーの集合写真。
私にとって大切な一枚となりました。



そして
夏におこなった藍染め体験の時に使った
藍の種をお配りました。
私の園芸活動の成果物であるカボチャと一緒に。


記:徳永好恵


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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:コラージュ・デジタル合成と日常の創作活動報告会

2019年03月27日 | クラブ活動



前回同様に
手作業によるコラージュを継続しながら
今回は
撮影の工程を含めるコラージュに取り組みました。



まずは
自宅で進めたコラージュ制作の披露から。



言葉によるコラージュ展開もあり・・・



思考よりも先に
手が動いている?と思える展開もあったり・・・



皆さんの充実した自主制作を拝見した後
今回と次回に繋がる
コラージュの応用編を紹介しました。



コラージュ画面を撮影して
デジタル画像に置き換え



画像編集ソフトで更に合成したり・・・



転写液を用いて合成したり・・・

様々な手法の展開を紹介。



もちろん手作業による
物質感ある画面作りにこだわっても良し・・・



それぞれの手法で
コラージュの魅力を
更に深く体験していただきました。



講座終盤は個々の作品制作確認。
必須ではなく
随時、制作が進んだ方が提示します。



テーマを決めて撮影をはじめ2年が経過した段階で
そろそろまとめていこうと持参されました。



作品のステイトメントと照合しながら
皆でアレコレとディスカッション。
表現内容の核となる部分を抽出した結果・・・



半分くらいの枚数に集約。

最終的に30枚程度の構成となるよう
引き続き撮影に励んでいただくことになりました。


記:徳永好恵


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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:コラージュと日常の活動報告会

2019年01月26日 | クラブ活動


この日のクラブ活動のお題は“コラージュ”

コラージュは
様々な素材を切り貼りして一つの世界を仕上げる技法です。

この日のために1960~1970年代の雑誌を準備しました。

昔の雑誌を見ていると・・・
既にコラージュとして成立しているようにも見えます。



誌面にハサミを入れ
どのように素材を合わせるのか・・・
そこから何を生み出すのか・・・
アレコレ考えながら取り組みました。





後半は報告会。



モチベーションが上がるアイテムとして作ったファイルを持ち寄り
中に綴られたモノを披露しあいました。



自分が作ったものに限らず
自分に影響を与えた品々もファイリングされていたり・・・



春の活動で取り組んだフロッタージュの続きを
たくさん綴ったファイルも拝見しました。




私が最も気になったのはコレ。
おへそのような・・・
日常に潜むブラックホールの入り口のような・・・
妄想が止まりません!



翌月に展覧会を控えた方は展示予定の写真を持参され
部員の皆さんとともに
展示プランを考える時間となりしました。



記:徳永好恵



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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:緑の葉液から青を生み出す神秘体験

2018年12月19日 | クラブ活動




2018年の徳永写真美術研究所の活動において
唯一、大阪・鶴橋を離れた活動日です。
活動場所は大阪・八尾市の信貴山麓
ピクニックと実習と夜は親睦会というスケジュール。



この日の実習は藍の生葉染。
まずは手順の確認のため参考映像を視聴することから。



その後、屋外に出て
藍畑にて葉を積み・・・



葉を洗い・・・



葉をフードプロセッサーで砕いて染液を作ります。



青一色に染めるだけでなく
クリップ・洗濯ばさみ・紐などを用いて
図柄をデザインすることにも取り組みました。



染色工程では・・・
緑の葉液に浸けると徐々に青に変化します。



今回は着物地〈正絹)を染めたため
綿布より鮮やかに発色します。



麻紐で防染して仕上がった水面のような図柄
ステキです。



助剤を使用せず
緑の葉液に浸すだけで青が生まれる生葉染
緑から青へと移行する様は神秘的です。





こちらは藍の青ではなく、サイアノの青です。



この日の実習後に
2018年前期の講座受講者の親睦会も開催。
野外でのBBQの合間に
互いの研究成果を披露しあう場もありました。


記:徳永好恵

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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り

2018年10月21日 | クラブ活動



月イチ創作実験クラブの活動報告です。

今回の報告内容は描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り。



描画シルクとは
手描き版で刷るシルクスクリーンプリントのこと。



このファイルは作品制作の種となるアレコレを綴るため
自分にまつわる「何か」を示す図版を原稿としました。



スクリーンに描画ペンで描きます。



インクが乾いたら
スクリーン全面に黄色い乳剤を塗布。



スクィジーを上手く扱えずムラが出ても
再度塗りなおしてリカバリーできました。



乳剤乾燥後は洗い油で描画インクを溶かします。



細部は布でなでながらインクを溶かして版を仕上げます。



版が完成したら刷り作業。
今回、黒・白・赤のインクを用意しましたが
黒はどなたも使わず赤・白での刷りとなりました。



上の写真のように手形を押す方も!
「この手で制作を進めるぞ」とモチベーションが上がること間違いなし。



画面に熱をかけると膨らむ発砲インクを使用したので
少しモコッとしています。



右上は私のファイルです。
(小学3年生の時に考案したサイン)





後半は
制作の進行具合を披露しあいました。



数年間継続して撮影している本シリーズ
そろそろ仕上げ段階のようです。



前回のクラブ活動のお題・フロッタージュを
自宅で進めた成果を拝見。



フロッタージュでコラージュ!



早速、刷り上がったファイルに
資料や制作物入れて持ち帰りました。

記:徳永好恵

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