徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ 写真講座 14日目 バライタ印画紙でのプリント2

2010年11月28日 | 銀塩写真講座

バライタ印画紙でのプリント2日目です。

まず、はじめは
前回に作成した写真の仕上がりを確認することから。

まだ練習段階とはいえ
最終的には
作品として仕上げる事が目標です。
作業台には白布を敷き、白手袋を着用して
これまでよりも丁寧に扱います。



バライタ印画紙特有の“ドライダウン”という現象を観察。

少しずつ濃度を変えた写真を見比べ
乾燥後にどのくらい濃度が増すのかを確認しました。

この濃度の変化を頭に入れて
今後のプリントを進めます。



授業後半は
暗室にてプリント作業に専念。







夜の9時過ぎまで頑張りました。


記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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■ シルクスクリーン基礎科 5日目 それぞれの制作

2010年11月21日 | シルクスクリーンプリント講座


これまでの授業では
技法を理解することを目的に
実習をおこなってきましたが
いよいよ今回から
個々に制作を進めます。



シルクスクリーンプリントの作業において
最も大切な事は“だんどり”です。

作業途中で考え込むなど、モタモタしていると
様々なトラブルが発生します。

事前に作業計画を立て
手落ち無く準備をおこない
基本的な動作を確実にこなす事が必須。



幾つかの作業ポイントの中で
難易度が高い作業はインク作り。
何度もインクを練り直し
色味・濃度を調整します。



見えるか、見えないかの
視覚認知の際の表現を模索中です。



作品制作は後日に・・・
愛犬をモチーフとして実用品制作。
ご家族の喜ぶ姿が思い浮かびます。



建築物の断片を合成した画像です。
創造した空間を活かす刷り方とは?
次回に期待。


記:徳永好恵

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■ 写真講座 13日目 バライタ印画紙でのプリント1

2010年11月14日 | 銀塩写真講座


TIPA写真塾制作展への出品を意識して
作品制作をスタートする時期となりました。

今回から
バライタ印画紙を使用し
ファインプリントに取り組みます。

まずは
バライタ印画紙の特性や扱い方の説明から。



実際にバライタ印画紙でプリントした写真を手に取り
印画紙の表現力や物質感を観察。

暗室作業の工程は
これまでのRCペーパーと大きく異なりませんが
今まで以上に
丁寧に作業をおこないます。



それから
写真作品を制作するうえでは
長期保存できる状態で仕上げなければなりません。
そのため
アーカイバルウッシャーを使い
1時間以上の水洗をします。



また
ドライダウンという現象にも注意。
乾くと若干濃度が濃くなるため
その変化を考慮に入れてプリントします。
今回の作業では
どのくらい濃くなるかを体感しておきます。

次回は
本格的にプリント作業に専念します。



作品として成立させる場合
技術とともに
“何を表現するのか”という
コンセプトも重要です。

無意識の中で働く
自身の意識に気付くことを目的に
今まで撮影した写真を検証する試みを
ある受講生に課しました。



写真を分類して
セクションごとにタイトルをつけると
幾つかのテーマが存在している事に気付きます。
後付のテーマ設定ですが
これをきっかけに
更に内容を深める事ができればと思います。

記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン研究科 10日目 最終制作・講評

2010年11月13日 | シルクスクリーンプリント講座


今年4月からスタートした
シルクスクリーン研究科は
最終日をむかえました。



この日は
通常よりも少し早く作業を開始し
講評会までの3時間
作品制作に励みました。



<講評会>

現在、取り組んでいる制作物を提示し
担当講師を中心に
ディスカッションをおこないました。



前期の授業で研究した
版のあわせ方や刷り方、色彩について
個人制作においても
更に研究を重ねた成果が伺えます。



シルク担当講師・清田もえ子さんによる
的確で丁寧なアドバイス
加えて
受講生同士の
活発な意見交換もありました。





上段は文章とあわした表現を模索した取り組み。
下段はディテールにこだわった研究成果です。







授業前半はイラストでの表現でしたが



後半は写真撮影から始める制作となりました。



この研究科の皆さんは
授業日以外にも
熱心に自主制作に励まれたため
当初
想定していた制作物の質・量を
はるかに超えた成果をあげることができました。

今後
シルクスクリーンプリントの特性を活かし
さらに魅力ある作品が仕上がることを
期待します。


記:徳永好恵

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■ シルクスクリーン基礎科 4日目 作品制作への導入

2010年11月07日 | シルクスクリーンプリント講座


これまでに
シルクスクリーンプリントの
一通りの工程を体験し
いよいよ
作品制作に着手する段階となりました。

まず
技法の魅力を活かす事を念頭に入れ
作品計画を練ります。
次に
徳永写真美術研究所では
写真表現の延長として
シルクスクリーンを位置づけているため
写真製版に適する製版原稿を作成します。



フォトショップ上で
適宜、画像補正をおこないます。
この微調整がとても重要。



何度も調整を繰り返しながら
原稿を仕上げます。



製版原稿の段階で画像を加工して
架空の作品世界を作り出す事もできます。



これらの原稿が
どのような色で、どのように刷られるのでしょうか。
次回が楽しみです。


記:徳永好恵

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