徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

サイアノタイプ×シルクスクリーン講座 / 4日目 技法の掛け合わせ実験&etc.

2014年07月27日 | 古典印画技法講座


サイアノタイププリント技法を中心とする講座は
徳永写真美術研究所の定番講座ですが
毎年、同じ内容ではありません。
サイアノ+アルファの要素を加えています。

今回は
技法の掛け合わせ実験をおこなう事が
+アルファの要素です。



サイアノ画面の一部を
シルクスクリーンプリント技法で
刷る事に取り組みました。



刷るインクが
薄い色の場合はネガ画像として見え
濃い色の場合はポジ画像として見えます。



サイアノ画像に合せる事で
ネガ・ポジの両方を含む結果となりました。






その他




サイアノ感光液で書道する展開や・・・



新聞紙や和紙など支持体を工夫する方法で
新たな展開ができるかも?

意欲的な取り組みがなされました。




記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。

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作品制作研究講座1 / 8日目 作品発表について&自作の検証

2014年07月26日 | 研究講座


作品の発表の仕方について
様々な事例を紹介しました。



同時に
それらの事例の機会を得るには
どのような動き方をするべきなのか

あわせて紹介しました。



そもそも
作品の発表とは、どのような事を指すのか
「発表」という意味についても考えました。





授業後半は前回に引き続き
制作が進んだ方の
進展状況の確認をおこないました。



客観的視点で自作を見直し
目指す表現を深める事が重要です。

粘り強く自作に向き合う体制で
制作を継続していただきたいと思います。

作品制作研究講座1はこの日で終了。

作品制作研究講座2では
表現を深める事に重点を置き進行します。


記:徳永好恵


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写真講座1/ 8日目 モノクロプリント2 多階調印画紙の特性を学ぶ

2014年07月20日 | 銀塩写真講座


徳永写真美術研究所の建物は2階建。
1階は暗室、2階は講義室・シルク等の作業室となっています。



上の写真は
1階の暗室手前の準備室から
玄関部分を撮影しています。

写真の中の額装写真はこのカメラ位置で撮影した写真。
暗室作業に励む皆さんのプリントチェックを待つ間に
私が撮影した写真です。

ちなみに
赤い色面は扉、TIPAのテーマカラーである
赤のペンキを塗っています。

* 

この日は
暗室でのプリント作業を
体験ではないレベルで学びました。



特に重点的に学んだのは
多階調印画紙の特性を学ぶ事。



この日の学びを記憶するために
マルチグレードフィルターの0号から5号までのチャートを
自分の写真で作り、持ち帰りました。


記:徳永好恵


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サイアノタイプ×シルクスクリーン講座 / 3日目 デジタルネガフィルムでの露光&色調の変換

2014年07月13日 | 古典印画技法講座


この日は
デジタルネガフィルムを使う露光作業を
おこなう傍ら・・・・



サイアノ感光液を絵具として扱い
太陽光での露光も同時におこないました。



このオプション制作
皆さん楽しそうに取り組まれていました。



授業後半は
色調の変換実験をおこないました。



一般的にサイアノタイププリントは
青に発色する印画技法として認識されていますが
色調の変換もできます。
手順はこのブログでは省略しますが
黄土色、赤茶、紫、深緑、灰色などの色に変える事ができます。



色調の変換実験を含む
この日の取り組みを下に紹介します。










サイアノ=青写真

枠におさまらない成果を得る事ができました。

記:徳永好恵

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作品制作研究講座1 / 7日目 自作の検証

2014年07月12日 | 研究講座


この日は本題に入る前に・・・

前週に行った
関東方面での美術鑑賞見聞について

幾つかのオススメ情報を紹介しました。



学び途中の身にとっては
自身の制作に意識を向けるだけでなく
良質な展示を見ることで
多くの学びを得れるはずです

美術鑑賞のすすめを説きました。



以下
この日の講座内容です。



作品制作研究講座では
「自分は何を表現するのか」について
深く掘り下げます。



制作が少し進むと
以前に記したステイトメントと照らし合わせながら
制作の行方にブレがないか確認。



そして
ステイトメントを調整する必要はないか

受講生の皆さんと共に
ディスカッションを通して
自作の検証に取り組みました。


記:徳永好恵


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写真講座1/ 7日目 フィルム現像の復習&メルカトル写真課題

2014年07月06日 | 銀塩写真講座


この日はモノクロフィルム現像2回目。

まずは
フィルムをリールに巻く復習から始めました。
初心者の皆さんにとっては
最も難しいと言われるこの工程。
手の動きを入念に確認してから
本番のフィルムを巻きました。



現像タンクにフィルムを詰めた後は
薬品作り、液温調整、そして、現像作業。
全ての工程をきちんとこなさなければ
良好な結果は出ません。



現像後はしっかり水洗し
フィルムドライヤーで乾燥。



フィルム現像を終えた後は
その成果を確認すべく
コンタクトプリントまでおこないました。



写真を見ると・・・
通常の撮影ではないことがわかりますね。
36枚撮フィルム1本で1画面となるように撮影する課題を出していました。



この課題は
撮影時に構図を記録しながら撮り進めます。
レンズの歪による繋がらない部分をどのように処理するか
この繋がらない部分が魅力ともなります。



題して<メルカトル写真課題>

この撮影方法での素晴らしい写真集があります。
ぜひ、ご覧ください。

http://blog.gaia-op.com/article/56088636.html


記:徳永好恵


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