徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

月イチ創作実験クラブ / 活動報告:コラージュと日常の活動報告会

2019年01月26日 | クラブ活動


この日のクラブ活動のお題は“コラージュ”

コラージュは
様々な素材を切り貼りして一つの世界を仕上げる技法です。

この日のために1960~1970年代の雑誌を準備しました。

昔の雑誌を見ていると・・・
既にコラージュとして成立しているようにも見えます。



誌面にハサミを入れ
どのように素材を合わせるのか・・・
そこから何を生み出すのか・・・
アレコレ考えながら取り組みました。





後半は報告会。



モチベーションが上がるアイテムとして作ったファイルを持ち寄り
中に綴られたモノを披露しあいました。



自分が作ったものに限らず
自分に影響を与えた品々もファイリングされていたり・・・



春の活動で取り組んだフロッタージュの続きを
たくさん綴ったファイルも拝見しました。




私が最も気になったのはコレ。
おへそのような・・・
日常に潜むブラックホールの入り口のような・・・
妄想が止まりません!



翌月に展覧会を控えた方は展示予定の写真を持参され
部員の皆さんとともに
展示プランを考える時間となりしました。



記:徳永好恵



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大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。 

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銀塩写真講座 Step2 / 1日目 写真研究:写真史レクチャー1

2019年01月18日 | 銀塩写真講座


2018年度の銀塩写真講座は3期に分けました。

Step1は暗室作業の基礎実習
Step2は写真史の学びから、自身が写真に関わる意義の研究
Step3はバライタ印画紙を使用する写真作品の制作

・・・という流れで進みます。

今回の講座レポートはStep2の初日の報告です。



Step2では写真史を知ることから始めます。
しかし、単に歴史を知るのではなく
体験を伴う理解を目指した内容です。

初日は写真誕生前から創成期のアレコレについて。

下の写真は
体験を伴う理解のために持ち出したTIPAオリジナル教材です。

昔、某美術館でのワークショップで開発したカメラオブスクラ。
黒の取っ手を抜くとレンズが存在します。
内部で虫眼鏡を貼り付けています。



裏面のカバーを開くと・・・



大型カメラのように
上下左右逆さの画像を見ることができる仕様です。



この教材は像を観察するだけでなく写し撮ることもできます。



感光紙を内部に貼り付け
撮影した後はアイロンで熱現像。

すると






青い湾曲した世界が仕上がります。



虫眼鏡レンズの歪が現実味をなくし
もう一つの世界の扉を開けたような写真です。



後半はナダールが撮影した肖像写真についての説明の中で
下の資料を紹介しました。



実際に手に取って写真を観察する中で気が付いたことがあります。



この写真を手にした感覚はスマートフォンと同じである!

手に収まるサイズの
なくてはならない存在ということですね。


記:徳永好恵



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作品制作研究講座 / 6日目 自作の検証:客観的に視る&報告会

2019年01月07日 | 研究講座


この日は
夏に計画した制作の進行具合を確認しました。



プランニング段階に記したステイトメントと
制作着手後にリニューアルしたステイトメントを比べながら
その変更についてのディスカッション。

ステイトメントを適宜リニューアルする中で
制作物が説得力を持ち始めるはずです。

引き続き制作を進めながらも
客観視する時間を設け自作の検証をおこなう必要性を説明しました。





後半は報告会。

報告の最初は私・徳永好恵から。
上の写真に絡むイベントに参加した事をお話ししました。
その内容は研究員がレポートしています。
研究員日記

よろしければあわせてお読みください。

その他
制作に関することに限らず
日常のアレコレを含めた報告もありました。
台風で関空が封鎖されて困った事態に・・・
TIPAの屋根も・・・
等々。


記:徳永好恵



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