徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

シルク4色刷講座 1日目 / 製版原稿作成:色分解を学ぶ

2013年06月30日 | シルクスクリーンプリント講座

徳永写真美術研究所では
何度となく
取り組んできたシルク4色刷。

今回は
作業を簡略化することなく
色分解の仕組みを学び
そして
製版原稿を作成する事も
各自でおこないました。



講座最初に
自作のサンプルを披露しました。

奥のサンプルは
大きなドットに置き換えたため、抽象絵画のように見えます。

手前のサンプルは
比較的細かなアミ点のため、しっかり写真と認識できます。

どちらも
カラー写真をC・M・Y・K版に色分解して
刷り重ねるだけでなく
様々な実験的刷り方をおこなっています。



この講座を開催するにあたり
これまで口頭でお伝えしていた手順を
テキスト化しました。

そのため
皆さん、テキストを参照しながら
黙々と
パソコンでの作業を進める事ができました。



色分解の作業は
原稿となる写真画像の色調調整で
最終的な仕上がりが大きく違ってきます。
それ故
製版原稿の作成時に
刷った上った画像のシミュレートが重要です。

何度となく
完成予想図の出力作業を繰り返しながら
製版原稿を仕上げました。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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写真基礎講座 6日目 / モノクロ銀塩プリントを進める

2013年06月23日 | 銀塩写真講座

前回に引き続き
暗室でのプリント作業に取り組みました。



この受講が初めての暗室体験となる方は
適正な濃度、コントラストなど、調整の仕方を学びながら
じっくりとプリント作業を進めました。



いっぽう、経験のある方は
各自のペースで
暗室作業に没頭する一日となりました。



プリント作業を重ねるなかで
徐々に自身のモノクロームの世界が見えてくる事と思います。





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シルクスクリーンプリント基礎講座 5日目最終回 / 刷りの効果を研究する

2013年06月16日 | シルクスクリーンプリント講座

作品の完成を目指して
刷り作業に取り組みます。

1作を仕上げるにあたっても
様々な実験をおこなえるよう
準備を進めました。



単色のベタ面の他
グラデーションの下地も刷りました。
そして
写真を製版した画像を一刷り。

この段階で完成とする事もできますが
今回はこの後の作業で
様々な刷りの効果を研究しました。



前回の授業で作った手描き版を
空のスペースに刷りました。



心象風景とも言えるこの部分が
作品の魅せ場となります。



蛍光インクで淡く刷ることにより
太陽に照らされ、うごめく何かを
表現してみたり・・・



こちらは
発泡インクを使用して
凹凸のある画面に仕上げています。
インク面は滑り止めマット(?)のような質感です。

その他にも、いろいろと試作しました。

たくさんの成果物が仕上がり
完成作品を一つに決める事ができない状態で
作業を終えました。



これにて
2013年度前期・シルクスクリーンプリント基礎講座の
講座レポートを終えます。



記:徳永好恵


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写真基礎講座 5日目 / モノクロ銀塩プリントを学ぶ

2013年06月09日 | 銀塩写真講座

プリント作業に取り組みました。

まずは
薬品を作る事からスタート。



この日の水道水は
ぬるま湯状態だったため
予め冷蔵庫で冷水を準備し
液温を調節しました。
フィルム現像ほど厳密さを求めませんが
正確なプリントデータを得るためには
液温管理は必須です。



最初はコンタクトプリントを作りました。



既にフォトグラム課題にて
暗室作業を経験していたため
スムーズに作業を完了できました。



休憩をはさみ、授業後半は
いよいよ引き伸ばし作業に着手。



仕上がったコンタクトプリントを見ながら
引き伸ばす写真を選びます。



コンディションの良いフィルムの見極め方を説明し
初体験の方にはプリントしやすい写真を指示しました。



今回の受講生の皆さんは
35mmサイズのフィルムを使用する人が3人
ブローニーサイズを使用する人が2人
経験値は人それぞれ・・・。



引き伸ばし作業にホコリは大敵。
ブロアでしっかりホコリを飛ばす事が大切です。



初体験の方には
引伸機の使い方から、順を追って指導。
経験者の方には
自分のペースでプリント作業を進めていただきました。



多階調印画紙の特性を理解し
適切なフィルター操作、焼き込み・覆い焼きなど
基本的なプリントワークを学びました。

記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント基礎講座 4日目 / 写真画像とドローイングをあわせる

2013年06月02日 | シルクスクリーンプリント講座

芸術に関る者にとって
日々の行為の積み重ねは大切です。
特に何をせずとも、少しの時間考えるだけでも
有効ではないかと思います。 

今期、シルク基礎講座を受講する方は
たくさん描き貯める事をされています。



彼女のスケッチブックには
ドローイングやスケッチ、色の配色実験など
日々の試行が詰まっています。



作品制作では
そこに描かれたものの中より
写真画像に合わせる図版を選び



スクリーンに直接
マーカーで描く事で版を作成する
製版法を学びました。



この日は
下地となるベタ面と写真画像を
刷るところまでおこないました。

この後、ドローイング版を刷り
その後も、いろいろな施しをする予定です。

記:徳永好恵

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