徳永写真美術研究所 運営日誌

徳永写真美術研究所は「美術としての写真」「写真で伝える方法」について研究・作品制作する講座を運営。大阪・鶴橋で開講。

月イチ創作実験クラブ / 活動報告:描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り

2018年10月21日 | 2018講座レポート



月イチ創作実験クラブの活動報告です。

今回の報告内容は描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り。



描画シルクとは
手描き版で刷るシルクスクリーンプリントのこと。



このファイルは作品制作の種となるアレコレを綴るため
自分にまつわる「何か」を示す図版を原稿としました。



スクリーンに描画ペンで描きます。



インクが乾いたら
スクリーン全面に黄色い乳剤を塗布。



スクィジーを上手く扱えずムラが出ても
再度塗りなおしてリカバリーできました。



乳剤乾燥後は洗い油で描画インクを溶かします。



細部は布でなでながらインクを溶かして版を仕上げます。



版が完成したら刷り作業。
今回、黒・白・赤のインクを用意しましたが
黒はどなたも使わず赤・白での刷りとなりました。



上の写真のように手形を押す方も!
「この手で制作を進めるぞ」とモチベーションが上がること間違いなし。



画面に熱をかけると膨らむ発砲インクを使用したので
少しモコッとしています。



右上は私のファイルです。
(小学3年生の時に考案したサイン)





後半は
制作の進行具合を披露しあいました。



数年間継続して撮影している本シリーズ
そろそろ仕上げ段階のようです。



前回のクラブ活動のお題・フロッタージュを
自宅で進めた成果を拝見。



フロッタージュでコラージュ!



早速、刷り上がったファイルに
資料や制作物入れて持ち帰りました。

記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。 

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銀塩写真講座 Step1 / 5日目 モノクロフィルム現像実習2&コンタクトプリント

2018年10月09日 | 2018講座レポート


2回目のモノクロフィルム現像に取り組みました。



この日は35mmフィルム4本を現像します。
リール巻きに慣れていない段階では
4本を巻くのはたいへんな作業です。



その後は手際よく
薬品の調合と液温の調整をおこない・・・



作業手順を記したテキストを参照しながら・・・



かくはん、お休み、かくはん・・・



処理時間通り作業を進め・・・水洗、乾燥。



ネガシートに現像を終えたフィルムを収納・・・



この日は休憩をはさまず・・・



コンタクトプリントを仕上げるところまでおこないました。



徳永写真美術研究所では
反復実習を通して暗室作業を習得していきます。
今後は自主制作枠での反復となります。

今年度が終わる頃にはテキストを参照せずに
作業を進める事ができるはずです。


記:徳永好恵





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古典印画技法ブラウンリント講座・ヴァンダイク / 1日目 スケールのプリント&ネガフィルム作成

2018年10月01日 | 2018講座レポート


徳永写真美術研究所では
サイアノとヴァンダイク
二つの古典印画技法講座を準備しています。



ヴァンダイクブラウンプリントは
宮廷画家のアンソニー・ヴァン・ダイクが描く
茶色の美しさを称えて名付けられたとされています。
ゆえに格調高い色調(?)となります。

感光紙を作る際に使用する薬品は3種
クエン酸鉄アンモニウム、酒石酸、硝酸銀



各薬品を確認しながら既定量の水で溶解。



溶解した液を混合し、感光液が完成。



紫外線を発しない電球のもとで手早く感光紙を作ります。



そして
5パーセント刻みのグレースケールフィルムを焼き付けました。



ところが



現像処理後はコチラ



薄っすらスケールを確認できますが
明らかに失敗です。
どこに問題があったのか直ぐには原因を確認できず・・・。



気を取り直して
講座後半ではデジタルネガフィルム作成に取り組みました。



事前に仕上げていたグレースケールのチャートを参照しながら
フォトショップを使用して予定通りに作業を進めました。



講座後
今回の失敗はどこに問題があったのか?
薬品に問題があった?
季節柄、湿気でダメになったとか?
すぐさま確認しようと
自身のフィルムをプリントしたところ



これまた見たことがない結果が・・・
画面に斑模様が出ました。
しかし
写真右のグレースケールはいつもの仕上がり。



左の紙は
随分前にいただいた高級版画紙。
たぶん
紙の保管が悪くておかしくなったのだろうと推測し
もう一度
常用している紙で露光しなおしたら
通常の仕上がりでした。
ホッ。



薬品に問題はないことを確認して
再度、失敗の原因を考えたところ・・・

今回、薬品を量る際
0.01g単位の精密計量機を使用したため
計量単位を間違えかもしれない?
・・・という仮説を立ててこの日は帰宅しました。

これまでに自身の制作でも講座でも
このような失敗をしたことがなかったため慌てましたが
2日目の講座では
再度、感光液の調合から始め
問題なく作業を進行できました。



この日の失敗を忘れることなく
作業の見守りを細やかにおこなうことを心に誓いました。


記:徳永好恵





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作品制作研究講座 / 4日目 表現をおこなう1:ステイトメント作成

2018年09月21日 | 2018講座レポート


「表現とは何か」の確認を経て
次は
「表現をおこなう」ことに取り組みます。



今回は普段の制作とは別に
表現することを意識したサンプル制作に対するステイトメントを仕上げ
その内容を検証しました。



「なぜ・・・なのか? その理由は?」

質疑応答を繰り返しながら
制作内容を深めるヒントを皆で探しました。



後半はたくさんの資料に目を通しながら



自分の関心がどこにあるのかについて考えました。



時には文献をざっと読み込んだり・・・



気になる作家の年譜を見ながら
活動当時の世界情勢を念頭に入れて
作品を見直すと新たな気づきがあったり・・・



1990年の書籍と映像をあわせて見ると・・・



これらは
自身の制作活動に関する “ある動機” を
与えていたということにも気づきました。



次回は
個々の制作を如何に進めるかについて考えます。

記:徳永好恵





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銀塩写真講座 Step1 / 4日目 プリント実習1:暗室準備と作業工程を学ぶ

2018年09月10日 | 2018講座レポート


暗室にて印画紙に画像をプリントする作業を学びます。



まずは現像液、停止液、定着液の準備から。



薬品は粉状、液状とあります。
それぞれ指定の比率で溶解・希釈して使用液とします。
液温については20度が目安。



徳永写真美術研究所の暗室には5つのブースがあります。
現在、ラッキーの引伸機をメインとし
35mmから中判、4×5フィルムまで、各フィルムサイズに対応しています。



下に作業記録を記します。

引伸機の扱いにおいてはレンズを装着することから。



そして
最初のプリントはコンタクトプリント。
現像したフィルムを印画紙に置いて露光します。



コンタクトプリントで撮影の全貌が俯瞰できます。



仕上がったプリントから引き伸ばす写真を選び・・・



フィルムをネガキャリアに挟みます。



この時点で
フィルム写真に詳しい方はお気づきかと思いますが
この記録写真に写るフィルムは
35mmフィルムながらもハーフサイズです。



そのため
2カットを同一画面としてプリントしました。



テストプリントを経て仕上がった写真です。



連続するカットを1枚の印画紙に同居させることで
伝えるモノ、それは何か。

その後の展開に期待します。

記:徳永好恵





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