徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

作品制作研究講座 / 7日目 自作の検証の続き

2020年11月14日 | 研究講座

前回に引き続き
作品制作研究講座後半部における
自作の検証をおこないました。



今回の検証に提示された作品は
すべて過去作です。

これまでの制作を検証し
これからの制作の指針を
立てる事を目的に進めました。



初見となる人には
適宜説明を加えながら自作を紹介。



作品を紹介された受け手は
作品の理解を深める為に
更に詳しい作品解説を求め・・・
2時間を越える質疑応答となりました。



ディスカッションの中で
上の写真の3つの包みに話が及んだ際
包みに使用する紙はフランスの
アルシュ製に拘るとの言葉がありました。



アルシュ製紙工場は
1492年の創業以来5世紀に渡り
高品質の紙を作ってきた歴史があり
ピカソ、ミロ、カンディンスキー、マチスも愛用。
そのような紙で包む事に意味を持たせた
作品の位置づけもできる・・・
など
細部にまで目を配りながら
講座参加者で
ディスカッションを進めました。





いっぽう、前回の自作の検証にて
表現内容と技法についての解説が
如何に難しいか実感された人より
新たなステイトメントの提出を受けました。

詳細な説明が加わった文章について
更にディスカッションが続きました。

作品制作に明確な答えはありません。
おぼろげな輪郭を確認しながら
制作と検証作業を繰り返すことで
表現を深めていきます。

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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