サイアノタイププリントという古典技法に取り組みました。
感光性が低いため、暗室不用の印画法です。
薬品を調合して感光液を作り、支持体に塗布します。
*
ブローニーフィルムを用いた露光の様子。
黄緑色の薬液面が太陽光によって
ドラマティックに変化する様子を見る事ができます。
*
TIPAの屋外実習は近くの公園でおこないます。
元気なこどもで溢れる公園のため
私たちの実習に興味を持つこども達と
作業を共にする事になります。
こどもの興味津々な視線のなかでの実習となり
いつも質問攻めにあいます。
露光後は水で現像。
その後は洗濯物を干すように制作物を乾燥させます。
*
この技法は
画用紙、和紙、布など、様々な支持体を用いる事ができます。
展開次第では多様な表現が可能です。
今回は体験的な実習でしたが
次回は各自の興味に沿った表現を試みていただきます。
*
記:徳永好恵
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・