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徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

シルクスクリーンプリント講座1 / 2日目 フォトショップでの製版原稿作成を学ぶ 

2014年04月20日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリントの版作りには
幾つかの方法があります。

本講座では
 
* 前回の講座でおこなったマスキングテープで刷り面を区切る方法

* インクを通さないシートをカットする方法

* スクリーンに描画剤で描く方法

* フォトショップで画像を加工して原稿を作り、写真製版する方法


体験いただきます。

この日は
画像ソフト・フォトショップを用いて
製版原稿を作成する手順を学びました。



実作業に入る前に・・・
アンディウォーホルのシルク作品が
どのような製版方法の組み合わせであるのか
検証することから始めました。



その後
写真データを網点や50パーセント前後の濃度で
2階調に分ける画像加工に取り組みました。



フォトショップの
全機能をマスターするのは大変ですが
製版原稿を作成する機能に限っては
この日の講座にて
おおよその事を理解いただけたと思います。

次回は、いよいよ製版&試し刷りです。

記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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シルクスクリーンプリント講座 1 / 1日目 基礎講義・試刷り

2014年04月06日 | シルクスクリーンプリント講座

2014年度も前半が終ろうとする頃ですが (記述日:7月22日)
ようやく・・・今年度の講座レポートを開始します。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

今期も各講座、それぞれの動き方で進んでいます。

一回目の報告はシルク講座から。



講座初日
シルクスクリーンプリントとは
どのようなものなのかについての
基礎講義からはじめました。



この日は講義で終らず
刷り実習もおこないました。



スクリーンにマスキングテープを貼り・・・



インクを練り・・・
ベタ面を刷りました。

 

その後、グラデーションにも挑戦。

 

2色の接点が滑らかに馴染むまで
丁寧にインクを練る事が重要です。



講座初日は単色ベタ面と
縦横のグラデーションを刷るところまでおこないました。

次回はフォトショップを使って製版原稿を作ります。


記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント応用講座4日目 / 物質的魅力を引き出す刷り3 完成!

2014年02月24日 | シルクスクリーンプリント講座


前回に引き続き、刷り作業に専念します。



3段階の淡いグレートーンを刷り重ね・・・



刷り上り具合を確認し・・・



画面にアイロンで熱を加えると・・・



発泡バインダーを混入しているため
インクが膨らみ、質感も変化します。



その後
完成したプリントにサインを入れて
作品を交換しあいました。



以下、完成作品の紹介です。



今回の講座を担当した清田もえ子先生の鍵束。



こちらはレースの手袋。
作業途中は軍手?と不安視されましたが
レースの質感が素敵な仕上がりとなりました。



遺跡で発見された十字架のような画像となりました。



ハンドクリームのチューブをモチーフに制作。



版ズレした画像もなかなか魅力的でした。



以上
シルクスクリーンプリント応用講座4回の報告を終ります。

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シルクスクリーンプリント応用講座3日目 / 物質的魅力を引き出す刷り2 製版作業と刷り

2014年02月09日 | シルクスクリーンプリント講座

 

まずは
スクリーンに感光乳剤を塗ることからスタート。

乳剤は
液状時は感光性が低いため
通常の蛍光灯下で作業をおこなえます。



少し斜めに版を持ち、バケットに流し込んだ乳剤を引き上げながら塗布します。
泡が出来ないように、ムラにならないように、厚塗りにならないよう注意します。



デモンストレーション後
各自、塗布作業に取り組みました。

しかし
慣れないうちは、なかなか難しく



助け合いながら塗布作業を終えました。



その後、暗室で版を乾燥。



製版作業では
スクリーンがきちんと乾燥していなければ
膜面が剥がれてしまいます。
また
乳剤が厚塗りの場合は感光しきれず
これもまた剥がれてしまいます。

市販の感光フィルムのように
確実に製版できない場面もありましたが
一連の作業に慣れると
経済効率とともに作業効率も上がるはずです。



ひとり3枚の版を完成させ
いよいよ刷り作業にとりかかります。



上の写真のように

モチーフのベタ面
2階調画像  
ハイライト部を抽出した画像

3枚の画像を刷り重ねて完成させる予定です。



この実習では
通常よりも紙にインクを厚く盛ることがポイントです。

スキージーを2回往復させるなかで
1回目はスキージーをねかせ
2回目でインクを落とすようにスキージーを立てて刷ります。



本日の皆さんの制作物はコチラ



白い紙に薄いグレーで刷っているため
よく見えませんが・・・

次回は、さらにインクを盛って
画面に凹凸感を出していきます!


記:清田もえ子

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シルクスクリーンプリント応用講座2日目 / 物質的魅力を引き出す刷り1 製版原稿作成

2014年01月26日 | シルクスクリーンプリント講座


物質的魅力を引き出す刷り実習に取り組みます。

この実習において
まずは
“物質的魅力” を感じるモチーフを選ぶ事が重要です。

受講者の皆さんが持参したモチーフは・・・


  

  

どのモチーフも
手触り感に特徴のあるものばかり。
しかし
ジャンルは、それぞれ。
モチーフを見るだけで
どなたが持参されたか分かる程です。(笑)



製版原稿を作成するにあたり
これらのモチーフから、幾つかを撮影しました。



背景は画像処理がしやすいように黒で撮影。



その後
この実習に準備した
製版原稿作成テキストを用いて
画像の加工手順を学びました。



普段とは加工の仕方が異なるため
戸惑う部分もありましたが
皆さん無事に原稿を完成させました。





その後、この日は
使用済スクリーンの解版作業もおこないました。



次回
この解版したスクリーンに感光乳剤を塗布して
1人3枚の製版作業に取り組みます。

記:清田もえ子

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シルクスクリーンプリント応用講座1日目 / 刷り重ね実験

2014年01月12日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリント応用講座の初日は
刷り重ね実験に取り組みました。


まずは
刷り重ね技法を用いた表現の可能性を感じる
作品、作家さんの紹介から。

「どのようにしたらこんな表現ができるの?」という疑問が
想像力を膨らませます。



この日は
これまでに使用した製版済のスクリーンを持参。



通常は計画的に1版、2版と決まった場所に刷り重ねますが、
今回は色をあえてモノトーンにし
紙のサイズも制限がある中での表現を試みました。
自由にできるのは版を刷り重ねる事。



刷り作業においては
紙の余白を作る事なく全面に刷りました。



今回の実験の成果です。

画面のバランスを考えながらの刷り重ねは
一筆一筆、色を塗り重ね、絵を描く行為と
似た体験であったと思います。

記:清田もえ子


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シルクスクリーンプリント基礎講座5日目 / 体験を表現に繋ぐ

2013年12月01日 | シルクスクリーンプリント講座



各自の制作を黙々と進める講座最終日。



スクリーンに図版を直接描く製版法で仕上げた版を
制作の合間に刷る方や・・・



展覧会に出品するための作品制作に励む方や・・・



数日の制作では終りそうにない
奥の深いシルク表現を実践しようとする方や・・・
この作品は水の中を泳ぐ金魚を何層にも刷り
金魚の動きの軌跡を描く予定です。



前回に刷り上った図版のコンセプトを
より明確にするために
次なる展開を進める方もありました。



本講座で基礎を学んだ後は
引き続き各自の制作を
進めていただきたいと願っています。


記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント基礎講座4日目 / それぞれの作業に励む

2013年11月17日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリント基礎講座
全5回のうち、今回は4回目。

残す2回の講座をどのように充実させるかは
受講生の皆さんにお任せしています。

講座で紹介する全ての技法を体験するもよし、

自身が求める版表現に専念するもよし、
また
繰り返し講座を受講する方にとっては
作品制作を進める場とするもよし、

この日は、それぞれの作業に励みました。



スクリーンに図版を直接描く製版法を体験したり・・・





これまでの取り組みを更に進化させるため
再度、ベタ面からの刷りをおこなったり・・・







春先に展示予定である作品の製版作業に励み・・・



試し刷りまで進める方もいらっしゃいました。

 

画面がかすれる事があっても
ドローイングを原稿とした版ため
安易に失敗とせず
魅力として捉えることができるかもしれないと
思案する場面もありました。



当研究所の講座は
皆さんの目指す表現に近づくお手伝いを致します。
今期もそれぞれの受講目的によって
多様な成果が生まれそうです。

次回は最終回
どのような展開を見る事ができるのか
楽しみにしています。

記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント基礎講座3日目 / 刷り作業に励む

2013年11月03日 | シルクスクリーンプリント講座


前回の授業で刷った
ベタ及びグラデーションの面に
写真を原稿に製版した版を刷りました。





徳永写真美術研究所は
写真表現の延長としてシルク講座を進めていますが
描く事を優先したい方には
描いた絵をスキャニングして製版データを作成しています。





前回
水色で刷ったベタ面には
金魚の図版を刷りました。
しかし
そこで制作を終えるのではなく
更に
薄いグレーのインクで金魚を刷り重ねました。



すると!



少し版をずらして刷っているため
金魚の影、もしくは、3D画像のように
感じる画面が仕上がりました。





こちらは
緑からベージュのグラデーション面に
公園の風景を刷りました。



2回の刷り重ねですが
木と地面の色彩を含んだ画像となりました。
しかし
この作品の見どころは滑り台です。

そこで



次に
滑り台が浮き立つように
カッティング原紙をカットして
滑り台の部分に色を加える事にしました。



この日の作業はここまで。


記:徳永好恵


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シルクスクリーンプリント基礎講座2日目 / 製版&試刷:グラデーションに挑戦

2013年10月20日 | シルクスクリーンプリント講座

製版原稿の確認からスタートしました。

アミ点の状態を念入りに観察します。
不要な点はインクを削って消し
足したい部分があれば
オペークインクで点を描き足すなど
細かな微調整を施し画面を整えます。



製版プリンターを使い露光作業を終えた後は
未露光部分の感光膜を洗い落とします。



上の写真は露光後の水洗シーンです。
スクリーンには金魚の画像が焼き付けられています。
水洗中の様子を見ていると
ゆらゆらと金魚が泳いでいるように思えました。

動画で記録すると
とても素敵な映像になったはずです。
記録し損なった事を後悔・・・


その後
試し刷りに取り組みました。



シルクスクリーンプリントにおいて
地味な作業ですが
マスキングテープを貼る事はとても重要です。
丁寧に、きれいに、きちんと貼ります。



その他
初心者の方にとっては
インクの調合、スキージーの扱いなど
随所に学習ポイントがあります。

試し刷りでは
まず
一色のベタ面を刷りました。
ムラなくベタ面をする事は
なかなか難しいはずですが
今期の受講者の皆さんは
難なく刷る事ができました。



次に
グラデーションに挑戦。
スキージーを左右に少しずつ動かし
2色のインクを馴染ませます。



中間トーンの流れが途絶えず
滑らかなグラデーションを
皆さん、完成させることができました。



次回の講座では
このベタ面に製版した画像を刷る予定です。

記:徳永好恵


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