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徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

シルクスクリーンプリント講座 / 2日目 製版原稿作成&ある実験

2015年10月25日 | シルクスクリーンプリント講座


この日は
製版原稿の作り方を学びました。

まずは
持参したデジタル画像をフォトショップで読み込み・・・



製版に適する加工を施し
数種類のアミカケ見本を作りました。



実際に製版する原稿は
自宅でじっくり作成する事にして
講座後半は
ある実験をおこないました。

ある実験とは・・・



スキージーに不透明インクを盛り
暗室でプリントした写真に試刷用の版を一刷り・・・



RC印画紙の写真画面に一刷り
バライタ印画紙の写真画面に一刷り

インクも白・黒と織り交ぜて刷り
紙とインクの相性を確かめました。



上の写真はバライタ印画紙に
白インクで刷った試作です。
光にかざすとネガ像・ポジ像が混在するように見えます。

この実験結果を踏まえ
この後
写真画像にシルク画像を刷り重ねる展開で
制作を進めてゆきます。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。

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シルクスクリーンプリント講座 / 1日目 技法の魅力解説&刷り体験

2015年10月11日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーンプリント講座、初日の報告です。

徳永写真美術研究所で体験できるプリント技法は

ゼラチンシルバープリント
サイアノタイププリント
シルクスクリーンプリント
etc...

シルクスクリーンプリントは版画の1種として
一般的には認識されていますが
徳永写真美術研究所では
写真技法として位置づけています。
(写真も版画の一種でもあると認識できますが・・・)

そのような位置づけで講座を進める旨の説明
そして
作業工程の解説と試し刷りを体験いただきました。



まずは
アンディ・ウォーホル作品集を紹介しながら
シルクスクリーンの魅力を紹介
そして
作業工程の解説。

その後は早速、刷り体験。



インク作りでは、色味・濃度の調整を学び



刷り体験ではベタ面を一刷り。



試し刷りではありますが
グラデーションやマーブリングでの刷りにも挑戦しました。

次回はパソコンを使用し
写真データから製版原稿を作る作業を学びます。


記:徳永好恵


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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 5日目 制作を進める2

2014年12月14日 | シルクスクリーンプリント講座


引き続き実験的制作を進めます。



今回の刷り実験はコチラ



インクに蓄光バインダーを練り込み刷ると・・・



画像では見え辛いですが
暗闇の中
ほのかに蛍光の緑色が浮き上がります。



その他、前回に続き
インクジェット出力画像の上に刷る取り組みを紹介します。



シルクスクリーンプリントとして使用する版は1枚。
黒インクで一刷りするだけのシンプルな工程です。
しかし
下地となる出力画像にバリエーションを持たせることで
何通りものイメージを生み出す事ができます。



ゲルハルト・リヒターのように流れる画像

写真の色味を抽出した滲み画像

一刷りした結果が上の写真です。

インクジェットプリントとシルクスクリーンプリントを合せたこの手法
更なる展開を期待できそうです。


記:徳永好恵


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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 4日目 制作を進める1

2014年11月30日 | シルクスクリーンプリント講座


シルクスクリーンプリントの全工程の体験を終え
本日より作品制作を進める段階となりました

その前に
ある実験をおこないました。

ある実験とは・・・
画面の質感に変化を出すことについて。



前回は
発泡バインダーを混ぜたインクで
刷る実験をおこないましたが
今回は
刷り終えた画面に
グロスメディウムをローラーで塗ったらどうなるか?
その効果は?という実験です。

実験結果は・・・



メディウムは透明なので下地が透ける。
そして
質感が光沢面へと変化することを確認しました。
上の写真はメディウムを色付けして塗ったものです。

この効果を
次の制作に採り入れる予定であるとの事。
楽しみです。



この日の実制作は製版作業から。



手順に従い手際よく作業を進め・・・



無事、完成。
予定通りの版が仕上がりました。



こちらの受講生の方は
インクジェット出力で仕上げたボンヤリとした写真を持参。
今回の制作では
この出力画像の上に刷るとの事。



その仕上がりは如何に?
次の講座記事にてご報告します。




記:徳永好恵

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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 3日目 刷り研究

2014年11月16日 | シルクスクリーンプリント講座


前回の講座では
製版作業を終え、下地の刷りまで終えました。

今回は
下地の上に1刷することからスタート。



写真の画像は
パソコンのモニターをアミカケした原稿を刷っています。

文字が解読できる状態で刷り上がるのか
興味のあるところでした。



結果は・・・
思った以上に精緻に刷る事ができました。

その後は更に1刷り。
白とグレーのインクで刷り重ねました。



ただし、この刷り、単なる刷り重ねではありません。
角度を変えて光に照らすと






見えますか?
インク部分が少し膨らんでいます。



通常のインクに発泡バインダーを混ぜ
刷った後に熱を加えるとインクが発泡します。

こちらはグレーの発泡インクで刷りました。



発泡インクの部分はしっとりでマットな状態となり
画面の質感を変化させる事になります。

今回は刷り研究としての実験したが
のちの作品制作では
必要に応じて
この質感の変化を活かした刷りを
おこなっていただきたいと思います。

記:徳永好恵

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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 2日目 製版・下地の刷り

2014年11月03日 | シルクスクリーンプリント講座


この日から
本格的な実習に取り組みました。

まずは製版作業



製版機のガラス面に原稿とスクリーンを置き・・・



テキストに従い規定の時間、露光させ・・・



未露光の感光膜面を水で洗い流し・・・



乾燥させて完成。



その後
ひと休みすることなく刷り作業にとりかかりました。



製版した画像を刷るための下地作りに着手。



一色刷りとグラデーションを刷り上げ
この日の作業を終えました。

次回はこの下地の上に製版した画像を刷ります!


記:徳永好恵

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写真作品として制作・シルクスクリーン講座 / 1日目 製版原稿作成

2014年10月19日 | シルクスクリーンプリント講座


写真作品として制作する
シルクスクリーンプリント講座、初回の報告です。



まずは
写真画像をどのようにシルクスクリーンプリント技法に展開するのか
その仕組みを参考作品を紹介しながら解説しました。



その後は
画像ソフト(フォトショップ)を使用し製版原稿作成に着手。

フォトショップは多機能のため
使いこなすには時間を要しますが
製版原稿の作成に必要なツールはごく一部。
機能を絞って扱う分には難しくはありません。 



シルクスクリーンプリントでは
インクがスクリーンを通るか否かで画像が形成されます。
よって
製版原稿は二諧調で仕上げます。



原稿完成後は
パソコン上で刷り作業をシミュレートしながら
刷り計画を立てました。



次回は
製版と試刷りまでをおこなう予定です。


記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント講座1 / 5日目 自身のツールでシルク表現に取り組む

2014年06月01日 | シルクスクリーンプリント講座


基礎的な体験を終え
この日は
自身のツールを用いて
シルク表現に取り組みました。

本講座ブログでは
その一端を報告します。
 






穴開け機を持参してカッティング原紙に・・・



穴をあけ、版を作りました。

写真製版による画像を刷った後
手描き版を刷り
更に・・・
穴開け機で作った版を刷り重ねた結果は



こんな感じで



赤色がアクセントとなって仕上がりました。



コチラは
和紙を支持体として刷りました。



薄色で刷った画像のため
お札の透かしのような効果が表れました。
その後
薄色から濃色へと濃度を変えながらの重ね刷りを終え
次なる展開は・・・



墨汁を用いて
念入りににじみ効果の確認

そして





2諧調のシルク画像に
ゆるやかな墨の滲みが加わり
奥行きのある画面に仕上がりました。




今後
これらの実験を基に
各自の表現へと
展開させていただきたいと思います。


記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント講座1 / 4日目 プラスアルファの魅力作り

2014年05月18日 | シルクスクリーンプリント講座

シルクスクリーンプリント技法は
水性インクを使う場合
スクリーンや道具類を水洗いする作業が多くあります。
通常、水洗いのあとは
エアコンの前に置いて乾燥させますが
お天気の良い日はベランダで天日干しする事もあります。



日光浴する道具たちを見ていると・・・
清々しい気持ちになります。(私だけかな?)





この日は
前回に作った手描き版を刷ることからスタート。

その後・・・



刷り上った画面の上に
カッティング原紙を乗せてトレースしました。

そして



トレースした線を切り抜き
オープンスクリーンに貼り付けて
更なる刷り重ねに挑戦。





この日の刷り作業では
部分的に熱で発泡するタイプのインクを使用しました。



画面にあて布を敷きアイロンで熱をかけると





発泡インクで刷った部分のみ膨らみました。



記録写真では認識できませんが
発泡部分は質感も変化しています。



次回は
これまでの実験結果をもとに
あらためて刷り計画を立て、作業を完成させます。

記:徳永好恵

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シルクスクリーンプリント講座1 / 3日目 製版&刷り作業に取り組む

2014年05月04日 | シルクスクリーンプリント講座

前回の講座で
写真製版用に加工したデータを
透明フィルムに出力して・・・



感光フィルムを貼ったスクリーンに焼き付け・・・



水洗・・・



乾燥・・・



製版作業完了。



そして
できたての版を用いた
刷り作業に取り組みました。



まずは、スクリーンにマスキングテープを貼り・・・・



スキージーにインクを盛り・・・
刷り作業の記録写真はありませんが・・・



講座初日に刷ったベタ面の上に
2度目の刷り作業をおこないました。

そして、その後・・・



更に
もう1版の刷り重ねに取り組みました。



次の版は写真製版ではなく・・・



手描きによる版作りに挑戦。



この描画版が、先ほどの写真画像に
どのように刷り重なるのか?
乞う、ご期待。

記:徳永好恵


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