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徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

写真講座1/ 8日目 モノクロプリント2 多階調印画紙の特性を学ぶ

2014年07月20日 | 銀塩写真講座


徳永写真美術研究所の建物は2階建。
1階は暗室、2階は講義室・シルク等の作業室となっています。



上の写真は
1階の暗室手前の準備室から
玄関部分を撮影しています。

写真の中の額装写真はこのカメラ位置で撮影した写真。
暗室作業に励む皆さんのプリントチェックを待つ間に
私が撮影した写真です。

ちなみに
赤い色面は扉、TIPAのテーマカラーである
赤のペンキを塗っています。

* 

この日は
暗室でのプリント作業を
体験ではないレベルで学びました。



特に重点的に学んだのは
多階調印画紙の特性を学ぶ事。



この日の学びを記憶するために
マルチグレードフィルターの0号から5号までのチャートを
自分の写真で作り、持ち帰りました。


記:徳永好恵


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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。

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写真講座1/ 7日目 フィルム現像の復習&メルカトル写真課題

2014年07月06日 | 銀塩写真講座


この日はモノクロフィルム現像2回目。

まずは
フィルムをリールに巻く復習から始めました。
初心者の皆さんにとっては
最も難しいと言われるこの工程。
手の動きを入念に確認してから
本番のフィルムを巻きました。



現像タンクにフィルムを詰めた後は
薬品作り、液温調整、そして、現像作業。
全ての工程をきちんとこなさなければ
良好な結果は出ません。



現像後はしっかり水洗し
フィルムドライヤーで乾燥。



フィルム現像を終えた後は
その成果を確認すべく
コンタクトプリントまでおこないました。



写真を見ると・・・
通常の撮影ではないことがわかりますね。
36枚撮フィルム1本で1画面となるように撮影する課題を出していました。



この課題は
撮影時に構図を記録しながら撮り進めます。
レンズの歪による繋がらない部分をどのように処理するか
この繋がらない部分が魅力ともなります。



題して<メルカトル写真課題>

この撮影方法での素晴らしい写真集があります。
ぜひ、ご覧ください。

http://blog.gaia-op.com/article/56088636.html


記:徳永好恵


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写真講座1/ 6日目 モノクロプリント1 引伸機の使い方を学ぶ

2014年06月22日 | 銀塩写真講座


徳永写真美術研究所の暗室にはシンクが二つあります。

奥のシンクは家庭用シンク。
プリント作業とフィルム現像作業が重なる場合は
奥でフィルムの現像作業をおこないます。



手前のシンクは銀一製で
主にプリント作業用シンクとして使っています。



この日は
前回に現像したフィルムの
コンタクトプリントを作成する事からスタート。
その後
各自、六つ切りサイズの写真を
1、2枚、プリントしました。



暗室作業を終えた後は
この日の成果物を見直し



次回のプリント計画を立てて
講座を終了しました。

はじめてのプリント体験では
おぼつかない部分もあったと思いますが
作業を重ねる毎に
自分の手でプリントする魅力を感じるはず。

この後も自主的に
フィルム現像、プリント作業を繰り返し
暗室作業を習得していただきます。


記:徳永好恵


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写真講座1 / 5日目 はじめてのモノクロフィルム現像

2014年06月08日 | 銀塩写真講座


モノクロフィルム現像に取り組みました。
受講生の皆さんにとっては、はじめての体験。



最も難しいポイントはフィルムをリールに巻く事です。



光のない環境での作業ゆえ
目を閉じながら念入りに練習をしてから
フィルム巻きに取り組みました。



その後は
現像に必要な薬品を準備し
指定の処方で現像作業を進めました。



フィルムを乾燥した後は仕上がり具合を確認。



ルーペを使い
ネガ濃度等、フィルムのコンディションを調べました。

はじめての体験であったため
パーフェクトな仕上がりではありませんでしたが
フィルム現像の流れは理解いただけたと思います。

次回は成功するよう、問題点を確認して講座を終えました。

記:徳永好恵

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写真講座1 / 4日目 ピンホール写真制作 撮影・現像

2014年05月25日 | 銀塩写真講座


2回目のピンホール写真制作では
三脚にカメラを固定して
構図にこだわる撮影にも取り組みました。



カメラを向けた先には高層マンション。





今回は暗室にて
ネガ像をポジ像に反転する作業もおこないました。



反転作業では
引伸機の扱いも重要な学習事項です。





仕上がりはコチラ



暗室作業終了後は
ネガとポジを並べ、制作物を検証しました。





次回の講座内容はモノクロフィルム現像。
その準備として
フィルムをリールに巻く練習をして授業を終えました。



記:徳永好恵

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写真講座1 / 3日目 ピンホールカメラ作り&原理を学ぶ

2014年05月11日 | 銀塩写真講座

2日間かけてピンホール写真課題に取り組みます。

初日は、原理を学ぶ事から。



様々なタイプのカメラ・オブスクラを覗き
像を結ぶ現象を観察した後・・・



印画紙をカメラに装てんするタイプの
ピンホールカメラを作成し撮影。



撮影後は研究所に戻り、暗室での実習に取り組みました。

記録写真はありませんが
この実習では
暗室体験も重要な学習項目としています。

赤いライトの中
現像液→停止液→定着液→水洗→乾燥

一連の現像作業に取り組んだ結果がコチラ



今回、仕上がった画像はネガの状態です。

次の授業では
引伸機を使って階調を反転させ
ピンホール写真作品を完成させるところまでをおこないます。

記:徳永好恵

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写真講座1 / 2日目 撮影基礎実習:一眼レフカメラの特性を学ぶ

2014年04月27日 | 銀塩写真講座

徳永写真美術研究所が運営する写真講座は
暗室作業の魅力を知ることを主旨とした講座です。

しかし
暗室に入るには撮影があってのこと。



この日は
フィルム、デジタルを問わず
一眼レフカメラの特性をしっかり学びました。



講座日から1ケ月間
モノクロフィルムでの撮影を宿題としました。

暗室作業は次回から。
印画紙を使ったピンホール写真制作に取り組みます。

記:徳永好恵

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写真講座 1 / 1日目 写真史レクチャー

2014年04月13日 | 銀塩写真講座

徳永写真美術研究所では
写真を学ぶにあたり
実習からではなく
まずは歴史を知る事から始めます。

 

紀元前の時代に
アリストテレスがピンホール現象を
観察したエピソードから
現代の写真までを



休憩をはさみながら3時間かけて
写真史レクチャーをおこないました。



休憩時には
レクチャーの内容と関連する
道具や資料も紹介しました。

講座初日は終日座学でしたが
次回からは実習が続きます。

記:徳永好恵


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写真基礎講座9日目 / モノクロ写真作品研究

2013年08月04日 | 銀塩写真講座

暗室作業の基礎を学び終えたところで
今期の写真基礎講座は終了します。

講座初日は写真史レクチャー。
この写真史では海外の写真家を中心に紹介しました。
最終日は日本の写真家の中から
主にゼラチンシルバープリントで
作品を制作する作家を紹介。



TIPA蔵書の写真集を幾つかピックアップし
作品の制作意図ならびに
写真集では伝わりにくい
オリジナル作品の魅力について解説しました。



講座後半は
23年前のテレビ番組を鑑賞しました。
12人の写真家を紹介する内容です。
今となっては、お宝映像・・・。
 時代背景が異なるため
随所にオモシロイと思う発言多し。
もちろん金言も多いです。 



まずは歴史から
<写真史レクチャー>

4×5の大型カメラでの撮影も含む
<フィルムカメラを使った撮影実習>

自分の手でおこなう
<モノクロフィルム現像>

印画紙の特性を理解するためにおこなった
<陽画と陰画のフォトグラム>

暗室での基礎的なプリント技術の習得
モノクロ銀塩プリント

多重露光による写真表現に挑戦<合成写真

モノクロ写真の色調変換<創造的調色実験




進めてきた本講座はこれにて終了。

記:徳永好恵

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写真基礎講座 8日目 / 創造的調色に取り組む

2013年07月21日 | 銀塩写真講座

この日は調色に取り組みました。

「調色」について
漢字の意味通りに捉えると
色を調べる???となりますが 

辞書には
絵の具をまぜ合わせて望みの色を出すこと。また、その色。
写真で、銀をほかの金属に置換させるか化合物にするかして黒以外の色調の写真画をつくる操作。

記されています。

写真では
色調を変化させる事ですが
退色を防ぐセレニウム調色など保護の役目もあります。
セレニウムは現在、入手困難 



今回、講座では
セピア調色剤とブルー調色剤を用いて
【創造的調色】と題した調色をおこないました。

創造的とは・・・
全面をセピアやブルーに変化させるのではなく



絵の具のように調色剤を使用し
セピアとブルーを混在させたり



テープで画面をマスクして
部分的に調色するなど・・・
結果は



上の写真は空部分のみブルー調色を施しています。
絵画と写真の中間にあるような印象になりました。



その他
多重露光実習での写真を用い



更なる発展を遂げた創造的写真が仕上がりました。



コンタクトプリントにもマスキング。



皆さんそれぞれ創意工夫を施し



多種多様な成果を得る事ができました。



銀塩写真に
プラスアルファの作業を加えるこの調色
体験に留めることなく
研究する価値アリだと思います。

記:徳永好恵

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