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徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

月イチ創作実験クラブ / 活動報告:コラージュと日常の活動報告会

2019年01月26日 | クラブ活動


この日のクラブ活動のお題は“コラージュ”

コラージュは
様々な素材を切り貼りして一つの世界を仕上げる技法です。

この日のために1960~1970年代の雑誌を準備しました。

昔の雑誌を見ていると・・・
既にコラージュとして成立しているようにも見えます。



誌面にハサミを入れ
どのように素材を合わせるのか・・・
そこから何を生み出すのか・・・
アレコレ考えながら取り組みました。





後半は報告会。



モチベーションが上がるアイテムとして作ったファイルを持ち寄り
中に綴られたモノを披露しあいました。



自分が作ったものに限らず
自分に影響を与えた品々もファイリングされていたり・・・



春の活動で取り組んだフロッタージュの続きを
たくさん綴ったファイルも拝見しました。




私が最も気になったのはコレ。
おへそのような・・・
日常に潜むブラックホールの入り口のような・・・
妄想が止まりません!



翌月に展覧会を控えた方は展示予定の写真を持参され
部員の皆さんとともに
展示プランを考える時間となりしました。



記:徳永好恵



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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。 

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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:緑の葉液から青を生み出す神秘体験

2018年12月19日 | クラブ活動




2018年の徳永写真美術研究所の活動において
唯一、大阪・鶴橋を離れた活動日です。
活動場所は大阪・八尾市の信貴山麓
ピクニックと実習と夜は親睦会というスケジュール。



この日の実習は藍の生葉染。
まずは手順の確認のため参考映像を視聴することから。



その後、屋外に出て
藍畑にて葉を積み・・・



葉を洗い・・・



葉をフードプロセッサーで砕いて染液を作ります。



青一色に染めるだけでなく
クリップ・洗濯ばさみ・紐などを用いて
図柄をデザインすることにも取り組みました。



染色工程では・・・
緑の葉液に浸けると徐々に青に変化します。



今回は着物地〈正絹)を染めたため
綿布より鮮やかに発色します。



麻紐で防染して仕上がった水面のような図柄
ステキです。



助剤を使用せず
緑の葉液に浸すだけで青が生まれる生葉染
緑から青へと移行する様は神秘的です。





こちらは藍の青ではなく、サイアノの青です。



この日の実習後に
2018年前期の講座受講者の親睦会も開催。
野外でのBBQの合間に
互いの研究成果を披露しあう場もありました。


記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。 

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月イチ創作実験クラブ / 活動報告:描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り

2018年10月21日 | クラブ活動



月イチ創作実験クラブの活動報告です。

今回の報告内容は描画シルクでモチベーションが上がるファイル作り。



描画シルクとは
手描き版で刷るシルクスクリーンプリントのこと。



このファイルは作品制作の種となるアレコレを綴るため
自分にまつわる「何か」を示す図版を原稿としました。



スクリーンに描画ペンで描きます。



インクが乾いたら
スクリーン全面に黄色い乳剤を塗布。



スクィジーを上手く扱えずムラが出ても
再度塗りなおしてリカバリーできました。



乳剤乾燥後は洗い油で描画インクを溶かします。



細部は布でなでながらインクを溶かして版を仕上げます。



版が完成したら刷り作業。
今回、黒・白・赤のインクを用意しましたが
黒はどなたも使わず赤・白での刷りとなりました。



上の写真のように手形を押す方も!
「この手で制作を進めるぞ」とモチベーションが上がること間違いなし。



画面に熱をかけると膨らむ発砲インクを使用したので
少しモコッとしています。



右上は私のファイルです。
(小学3年生の時に考案したサイン)





後半は
制作の進行具合を披露しあいました。



数年間継続して撮影している本シリーズ
そろそろ仕上げ段階のようです。



前回のクラブ活動のお題・フロッタージュを
自宅で進めた成果を拝見。



フロッタージュでコラージュ!



早速、刷り上がったファイルに
資料や制作物入れて持ち帰りました。

記:徳永好恵

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。 


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月イチ創作実験クラブ / 活動報告 : コラグラフ&フロッタージュ

2018年07月25日 | クラブ活動


2018年度の新たな取り組みとしてクラブ活動を始めました。

この活動を
講座とせずにクラブとした理由は
一方向の教授ではなく
みんなで創作実験をおこないたいと考えたからです。
ゆえに
ナビゲートする私も1部員として参加します。

月に1回の活動で
前期 5月、6月、7月
後期 10月、11月、12月
1回完結型の全6回の活動。

毎回、創作に関係する触手が伸びる内容を準備しています。

一回目の活動は

【 コラグラフ & フロッタージュ 】

どちらも写す行為です。

まずはコラグラフから。

作業工程を説明すると・・・



台紙に凹凸のあるモチーフ(被写体)を置きます。



その上に紙をかぶせ・・・



銅版画のプレス機を使って圧をかけます。



すると・・・



モチーフの凹凸が紙に写ります。



光の具合で画面の表情が変化し
物質としての魅力を伴う仕上がりとなります。



上の作者はPから始まるお名前の方にプレゼントするそうです。



凹凸を写すだけでなく
色付けすることにも取り組みました。
モチーフに黒インクを塗りプレスすると・・・



上の茶色部分は植物の水分が転写されています。



インクを塗らず、植物の葉液で色付けしたり・・・



背景部分を画材で着色したり・・・



「写す」と「描く」の中間となる行為を楽しみました。

後半は
フロッタージュを紹介。



こちらは特別な道具を必要としないため
自宅にて様々な実験をおこなっていただくことにしました。


記:徳永好恵

徳永写真美術研究所
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