最近秋ナスをいただく事が多くて、はなまるでやっていた揚げびたしを
真似してよく作っていたんだけど、段々飽きてきた。
1回に沢山食べられるナス料理のバリエーションをなんとか増やしたいなぁと思っていて
レシピノートを前に考えていたら、思い出した!カナダ時代に大好きだった
ナスのオムレツみたいな不思議な料理、
リエノン・タロング。
カナダでホームステーをさせている家は、ほとんどのお宅が収入源として学生を預かっていて、
家計に苦しんでいる家が多い。支払われるステー代を家賃の足しにしたりして、
収入の乏しい国、カナダではそのお金がないとやっていけない家族ばかり。
そんな事情も知らず、初めてホームステーさせて貰った家は、なんとラッキーな事に
奥さんが歯医者さんで旦那さんが歯の技師(入れ歯とか作る人)だったので
結構生活にゆとりがあって裕福な家庭だった。
部屋が余っていたので3歳の子供を可愛がってくれる人が来てくれたらいいなぁ
という気持ちで部屋を貸そうと思ったらしい。
インターン以外の職は就労したら即刻国外退去というビザの持ち主の私に、
こっそりベビーシッターもさせてくれて、お小遣いかせぎまでさせて貰えた!
(カナダ政府にバレたら即刻強制送還になってしまう犯罪だけど、コレはもぅ時効です)
そこの奥さん、フィリピン産まれだったらしくて、料理上手だったんだけど
見た事もないエスニック料理をよく食べさせてくれた。
今考えると、なんであれらを教えて貰っておかなかったんだろう!!!と
すっごく後悔するぐらい思い出すのはおいしかった料理の数々。
その中でもとっても好きだったリエノン・タロング。
帰国してから、フィリピン料理のレストランがネットに出していたレシピをノートにメモメモ。
1度も作ったことはなかったけど、これはいい機会なのでいってみよ~。
timberbearのアレンジ版リエノン・タロング(2人前)
☆豚ミンチと玉ねぎの大きめみじん切りを炒めて塩とたっぷり胡椒で味付け。
☆赤と黄色のパプリカ各1/8個、ピーマン1個を玉ねぎと同じ大きさに切って炒めたものに混ぜる。
☆ナス2本は、真ん中に切り込みを入れてラップに包んだら電子レンジの"葉物野菜茹でコース"でチン
☆ミンチが冷めたら大さじ山盛り4~5杯と卵1個をぐるぐる混ぜる
☆ナスをフライパンに乗せて、切込みを入れたところにフライ返しをグリグリして、
なるべくペチャンコになるようにする。
☆ナスの上に卵の具を乗せて、蓋をして蒸し焼き。
☆卵が固まったら、ひっくり返して焼き目が付いたら出来上がり。
☆ケチャップ+デミグラスソースを混ぜたもので食べるとうま~っ。
*ヘタは絶対に残しておくべし!ひっくり返す時につまめるのでとっても便利です。
*豚ミンチと玉ねぎを炒めたフライパンは、洗わずに茄子を蒸し焼きにする時に使うべし!
豚から出た脂で十分綺麗に焼けます。
やっぱりホストマザーにはかなわないけど、ナスがとろっとろでフワフワ。
かっちゃんも美味しい!と言ってモリモリ。本当はナスを素揚げして作るものだけど、
電子レンジでチンならヘルシーだし簡単っ。おまけにふわっふわに出来上がりまっせ。
ボリューム感もあるので、豪華なメインになります。お試しあれ~。