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コカコーラ,SABミラーとアフリカで事業統合、SABミラー持株57%の合弁設立、

2015年01月14日 17時03分46秒 | thinklive

【ロンドン】英ビール大手SABミラーと米コカ・コーラは27日、アフリカ南部と東部でソフトドリンクのボトリング事業を統合すると発表した。SABミラーはこれにより、非アルコール飲料事業を一段と拡大する。

 両社はコカ・コーラ・ビバレッジズ・アフリカを設立し、アフリカ全体のコカ・コーラ消費量の40%を12カ国で供給する計画。持ち株比率はSABミラーが57%、コカ・コーラが11.3%。残りは、これまでもアフリカでのボトリング事業の大株主に名を連ねてきた投資会社グッチェ・ファミリー・インベストメンツが出資する。

 取引の一環として、コカ・コーラはSABミラーに2億6000万ドル(約310億円)を支払い、リンゴ果汁炭酸飲料「アップルタイザー」の全世界での商標使用や、他の19種類の非アルコール飲料ブランドに関するアフリカと中南米での権利を取得する。

 SABミラーにとっては、中核のビール事業への依存度を引き下げる新たな一歩となる。同社の販売量に占める非アルコール飲料の割合は2009年に17.2%だったが、現在は20.6%に上っている。

ABインベブ,SBミラー買収のウワサ?

 [ニューヨーク/ロンドン 14/315日 ロイター] - 15日のロンドン株式市場で、ビール醸造世界第2位のSABミラーの株価が急伸、過去最高値まで上昇した。同業で世界最大手のアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)(ABI.BR: 株価企業情報レポート)が近くSABミラーに買収提案を行う、との期待感を背景に買いが膨らんだ。

 きょうはまず、SABミラーがオランダのビール醸造大手ハイネケン(HEIN.AS: 株価企業情報レポート)に買収を提案したが拒否されたとの報道が浮上、SABミラー株は5%上昇した。SABミラーは、ABインベブによる買収に対する防衛策の一環として、ハイネケンに買収を打診したとみられる。

 その後、米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が、ABインベブがSABミラー買収の資金手当てをめぐって、複数の銀行と協議を行っている、と報道。SABミラー株への買いが一段と加速した。

 SABミラーは結局、9.8%高の3740ペンスで取引を終了した。昨年5月16日につけたそれまでの最高値の3683.50ペンスを上回った。ABインベブはブリュッセルで2.8%上昇、ハイネケンはアムステルダムで1.3%上昇し、いずれも過去最高値を記録した。

 しかし、米ケーブルテレビ局CNBCのあるリポーターが、ツイッター上で、ABインベブは銀行とは協議を行っていない、とコメントしたことを受けて、SABミラーの株価が一部、押し戻される場面もあった。また、事情に詳しいある関係筋は、ロイターに対して、ABインベブは現時点では、SABミラーを買収する計画はない、と述べている。



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