THINKING LIVE シンキングライブ

シンキングライブは経済情報サイト
矢野雅雄が運営しています。

三菱商事、ノルウエー、鮭養殖大手、セルマック買収へ、11年、チリ同業を買収済み、

2014年09月22日 21時38分30秒 | thinklive

 *三菱商事は、11年にチリのサケ養殖会社を買収しており、セルマックの買収で全世界に調達網と販路を広げる。世界全体では人口が増えていることから、三菱商事は養殖事業の利益が拡大すると見込んで買収を計画した。セルマックはノルウェーのほかチリやカナダに養殖場を持ち、年間生産量は約17万トン。世界のサケ養殖市場のシェア約7%を持つ。この買収によって商事の鮭市場のシェアは世界2位にupする、

オスロ】三菱商事は22日、ノルウェーのサケ養殖・加工大手セルマックを株式公開買い付け(TOB)を通じて買収すると発表した。買収総額は88億8000万クローネ(約1523億円)の予定。これに対しノルウェー政府はセルマックの過半数株を売却する用意があるとしつつ、対抗案が来れば検討する姿勢も示した。

 三菱商事はセルマックの19日終値より14.3%高い1株96ノルウェークローネ(約1646円)でTOBを実施し、全株の取得を目指す。TOBの買い付け期間はまず4週間だが、状況次第で延長する可能性にも含みを持たせた。セルマックの取締役会は株主に対し、TOBに応じるよう全会一致で勧告すると述べた。

 セルマックの株式は59.17%をノルウェー政府が握り、国営のノルウェー政府年金基金が第2位株主として6.37%を保有する。ノルウェー政府のメーラン貿易産業相は「政府は国家の持ち分削減を目標にしている」とし、三菱商事の買収案について「政府が大株主になっているものの、必ずしも長期的に保有する必要のない企業に対する具体的な提案」だと評価した。ただ、別にもっと魅力的な提案があれば、三菱商事以外の第三者に保有株を売却することもあると述べた。

*ロイター、セルマック株式の59%を保有する最大株主のノルウェー政府は、三菱商事によるTOBに支持を示しつつも、他の企業による買収提案を選ぶ権利も留保しているとした。これにより市場では対抗買収提案への期待が高まり、22日午前の取引でセルマックの株価は98クローネを超えて上昇した。同社は三菱の提案に賛同する前に6カ月にわたり複数の投資家と予備交渉を行っていたと明らかにしている。三菱商事は22日、セルマック買収によりサケ養殖事業は世界第2位の規模に拡大すると明らかにした。

 ABNアムロのアナリストらは顧客ノートで、三菱商事がこの買収を足掛かりにチリでのサケ養殖を一段と強化するだろうと指摘した。ABNによると、チリでの事業はセルマックの売上高の5─6割を占めている。セルマックはこのほか、ノルウェーとカナダで事業を展開。同社は既存および新興市場の両方で確固たる地位を確立しているため、アナリストらは非常に魅力的な投資先との見方を示している。同社の株価は15年の利益予想の9.8倍の水準にある。アナリストらによると、同業社は8.4倍程度、マリーン・ハーベストは10倍となっている。

チリ国における鮭鱒養殖事業本格参入の件

三菱商事株式会社(以下当社)は、当社子会社である在チリ国Southern Cross Seafood S.A.社(以下SCS社)を通じ、同国鮭鱒養殖会社であるSalmones Humboldt S.A.社(以下SH社)を買収し、チリ国における鮭鱒養殖事業に本格的に参入することとなりましたのでお知らせいたします。融資金含む買収総額は、約125百万米ドル(約100億円)です。
 
 SH社は最新の淡水養殖施設(※1)、海面養殖施設(※2)、及び加工場等、フルインテグレートされた約2万トン/年の養殖が可能な鮭鱒の養殖資産を保有しています。当社は、既存の養殖業者からの買付とSCS社が保有する約1万トン/年の養殖能力とあわせて、日本や欧米市場、更には成長著しい中国、東南アジア、ブラジル等の新興国市場向けに養殖鮭鱒の安定供給体制の構築を図る予定です。
 
【背景】
鮭鱒は世界で年間約310万トン供給されており、約60%を養殖が占めております。天然鮭鱒の供給については、漁業コストの上昇や天然資源管理強化の観点から頭打ちとなっています。商業的に鮭鱒の養殖が始まってから約20年が経過しましたが、天候リスク、海水温度、地形等の関係により鮭鱒養殖が可能な海域は限定的であり、現在は主に欧州市場で販売されているノルウェー(約100万トン/年)、米州・アジア市場向けのチリ(約40万トン/年)が二大産地となっています。また、チリ国においては当分の間、当海域における海面養殖ライセンスの新規発行が行われないことが決定している事から、今後纏まった養殖場の取得が益々困難になる事が予想されています。このため天然・養殖とも供給の大きな伸びが期待できない状況です。
 
一方、世界の養殖鮭鱒の消費は、特にロシア、ブラジル、アジアなどの新興国市場での伸びが著しく、過去5年間で年平均10%以上の伸びを示しています。世界最大市場である欧州(約75万トン/年)及び、日本も約30万トン(世界の約17%)の安定的な消費を背景に、今後の鮭鱒需給は構造的に逼迫した状況が続くと予想されております。
 
チリは、波が立ちにくく比較的海面が穏やかなフィヨルド地形が海岸線に長く拡がり、稚魚生産に不可欠な低温の清流・湖も豊富で、餌の主要原材料である魚粉・魚油の産地であるといった鮭鱒養殖に適した地理的条件に加え、日本、米国、EU、中国等とのFTA(自由貿易協定)が締結されていることから、経済的優位性を有しています。
 
当社は、長年にわたり日本を中心として水産品の販売網を築き、お客様へ安定的に供給する体制構築を進めてまいりました。養殖鮭鱒については、それが天然鮭鱒の供給量を上回った1990年代に取扱を始め、11年1月にSCS社を設立しチリでの養殖事業に参入いたしました。逼迫する世界需給の中、計画的に通年買付けを行うお客様が世界的に増えており、既存の養殖業者からの買付に加えて、自社養殖による安定供給体制の強化が不可欠であることから、優良な淡水養殖資産・海面養殖資産・加工場を保有するSH社を一括取得することといたしました。本件は、当社生活産業グループの戦略の一つ「食料資源調達網の拡充」に資する養殖加工事業への投資・参画と位置付けております。
 
*マリンハーベストは、世界6カ国(ノルウェー・カナダ・チリ・スコットランド・アイルランド・フェロー諸島)に生産拠点を持ち、12カ国に加工・販売拠点を持つ世界最大のサーモン養殖会社です。世界シェアは25~30%

Marine Harvest ASA, Pan Fish prior to February 6, 2007,[3] is a Norwegian seafood company with operations in a number of countries around the world. The company's primary interest is the production, processing and sale of farmed salmon, the operations of which are focused on Norway, Scotland, Canada, the Faroe Islands, Ireland and Chile. The group has a share of between 25 and 30% of the global salmon and trout market,[5]making it the world's largest company in the sector.Marine Harvest also owns a 'value added processing' unit, which prepares and distributes a range of seafood products, and a number of smaller divisions.

The company assumed its current form as a result of massive expansion in 06, when Pan Fish ASA conducted an effective three-way merger with Marine Harvest N.V. and Fjord Seafood.[7] The group is headquartered in Bergen and is listed on the Oslo Stock Exchange where it is a constituent of the benchmark OBX Index.


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿