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米、エネ省エネ情報局、17年の原油価格、50$を40.09$へ引き下げ、在庫増を予想

2016年03月10日 15時15分08秒 | thinklive

*原油価格の引き下げを米当局が公表した、この結果は原油価格を引き下げる圧力となるはずだが、当局としては原油価格の上昇を望んでいない?

 【ニューヨーク=共同】米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は8日、2017年の平均原油価格の見通しを従来予想の1バレル=50.00ドルから40.09ドルへ大幅に引き下げた。月報「短期エネルギー見通し」、在庫調整と減産に時間がかかると判断したためで、原油安は長期化するとの見方を強めた。

 同日公表した月報「短期エネルギー見通し」で明らかにした。ニューヨーク原油先物相場は今週、一時1バレル=38ドル台に上昇しており、予想通りであれば現状程度の価格が来年まで続くことになる。石油会社の経営を圧迫しそうだ。

 16年の予想も下方修正し、1バレル=37.59ドルから34.04ドルに引き下げた。原油在庫が積み上がり、価格の押し下げ要因になると見込んだ。

 原油価格は新型原油のシェールオイルを開発した米国と、サウジアラビアなど旧来の産油国がシェアを競って増産を続けた結果、急落。14年平均の1バレル=93.17ドルから15年は48.67ドルに落ち込んだ。

 石油産業は収益力が弱り、生き残り策を模索している。米大手シェブロンは8日、支出を抑えるため17年と18年の設備投資額を年170億~220億ドル(約1兆9千億~2兆5千億円)にすると発表した。14年の400億ドルに比べて半減する。

米株式市場では今年に入り米シェールガス・オイル大手の経営不安説が一時流れるなど、投資家の警戒も強まっている。


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